第2話:乳首緊縛の刑

その3


佐藤エリ子の手記・続き

 私はうっかり、言ってしまったのです。

「私、Pまんなんて絶対に言ってません。心に思っただけです」

 そしたら、マキ様に「執行要領の第5条に違反ね」と言われて、いきなり頬を平手打ちされてしまいました。
 目が回るほど強烈な痛みで、涙が溢れてきました。

「上半身、裸になりなさい」

 マキ様の命令に、私は大急ぎでブラウスと下着を脱いだのです。
 この前の時の経験で、グズグズしていると、もっと辛い眼に遭わされるからです。
 でも、やっぱり恥ずかしい・・・

「両手を後ろで組んで、その椅子に座りなさい。今から、とってもイイ思い、させてあげますからね・・・」

 私は部屋の真ん中に用意されていた、椅子に腰を降ろしたのです。
 そして背もたれの後ろに手を回して組みました。

 マキ様は、そのまま私に手錠を掛けると、次に私の足首を椅子の足に縛り付けたのです。
 私は椅子を背負うようにされて、立つことも、身体を動かすこともできなくなってしまいました。

「これ、何だか知ってる?」

 マキ様が見せてくれたものは、ピンク色をしたウズラの卵くらいの大きさのものでした。

 パールロータです。
 私だって、ここにお勤めして、もう3ヶ月以上になるんですから、その位知ってます。
 でも、使ったこと、ありません。

「知ってるみたいね・・・・ゆっくり味わってね・・・・」

 最初はそっと、私の乳首に微かに触れる位に、当てられました。

「あぁぁぁっっ・・イ、イヤァッッ!!・・」

 私は思わず悲鳴を上げてしまいました。
 まるで電気を流されたみたいに、気持ちの悪い刺激が駆け回ります。
 それなのに、普段は埋っているような私の乳首が、ピクンとして飛び出してしまいました。

 マキ様はロータを、時々強く当てられたり、感じるか感じないかギリギリの処まで離されたりするのです。
 私は、身体の奥がジンジンするような、今まで知らなかった刺激に喘いでいたのです。
 そして私の乳首は、これまで見たことがない位に、大きく膨らんで、その上とっても敏感になっているのです。
 軽く触られても、飛び上がりそうな位に、感じるのです。

「フフフ・・・準備はいいみたいネ・・・これから、楽しいわよ・・・」

 そう言われて、マキ様が取り出されたのはタコ糸でした。
 私は乳首をギュッと摘まれて――思わず悲鳴を上げてしまったほど、痛かった――その上、タコ糸を巻き付けられたのです。

 それから糸をジワッと絞められて・・・トクン、トクンって、心臓が乳首にあるみたいに疼くのです。
 まるで小さなビー玉みたいに、乳首が真ん丸になって震えているのです。

「どう・・・・気に入ったかしら・・・・」

 私の、両方とも縛られてしまった乳首を、マキ様は爪で擽るのです。

「アァァアアァァッッ!!!・・・ヤ、ヤメテ・・・ヤメテクダサイッ!!!」

 軽く触られたダケなのに、痛い位に感じるのです。
 そしてどんどん膨らんで行くのです。

 私、目の前が暗くなるみたいで、早く止めてくれないと、変になってしまうかと思いました。

 やっと擽るのを止めたマキ様は、今度は両方の乳首の糸の余りを持ち上げて、首の後ろのトコロで、結んでしまったのです。
 そんなに強くは引かれていないのですが、乳首が少しだけ吊り上げられるようになって、縛られた根本が痛くてたまりません。

「いいわね。今、手錠を外してあげるけど、絶対に糸を解こうとしたらダメよ」

 マキ様はそう言われて、手錠と、足首を縛っていた縄を解いて下さったのです。
 私はヨロヨロと立ち上がりました。
 乳首がナニもされなくても、ジンジンと感じています。

 それに、縛られている根本が他のことが考えられないほど痛むのです。

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