第2話:乳首緊縛の刑

その2


佐藤エリ子の日記(抜粋)
 やっぱり、訴えられてしまいました。
 でも、今回は査問委員会に出なくて済んだので、もしかして無罪かな、と思ったんですけど・・・

 噂では、緊急委員会とかが開かれているとか。
 無事だといいなぁ。


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判   決
主文、佐藤エリ子に対する判決は有罪とする。
被告人は再犯であり、前回のお仕置き執行以来、反省の度合いが少ないことを考慮し、乳首緊縛の刑に処するものとする。

被告人に対しては直ちに全ての人権を剥奪する。当委員会は、近々お仕置き執行人を定め、任命する。
それまでの間、当委員会において被告の身柄を拘束する。


査問委員会議長 K・T


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任 命 書
諜報部拷問課 マキ 殿

当査問委員会は、被告人・佐藤エリ子がPたん様に対してとった態度ついて、慎重に審議した結果、これは重大な犯罪であることと認め、乳首緊縛の刑に相当するとの結論に至ったものである。
既に当人の人権を停止し、罪人としてその身柄を拘束中であるが、ここに貴殿をお仕置き執行人として任命し、罪人の身柄を貴殿に預けるものとする。
貴殿におかれては、速やかに刑の執行手順を検討の上、当委員会に報告頂くとともに、刑の執行について全力を尽くして頂きたい。このため、貴殿に対しては、必要とするあらゆる便宜と権限を与えるとともに、刑の完全な執行について責任を持って頂くものとする。

貴殿へ与えられる権限に基づき、次の行為が許されることをここに確認する。
(1)罪人に対し、あらゆる命令を出し、それに服従させること。
(2)執行手順に基づき必要な準備を行い、または準備をさせること。
(3)貴殿の興味本位、あるいは気紛れを満たすため、罪人を慰み弄ぶこと。
罪人が貴殿に対し、不服従または反抗的な態度をとった場合、貴殿の責任において、更に刑を追加するのは全く差し支えない。

本命令書、並びに貴殿の定められる執行手順に基づき、完全な刑を執行し、罪人に対し最高の苦痛を味あわせた上、その受刑記録を速やかに提出されることを、貴殿に対し要請し、かつ命令する。


査問委員会議長 K・T


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佐藤エリ子の日記(抜粋)
 ひどいっ!!!
 やっぱり有罪だって!!

 ・・・もう、イヤッ!!
 今度、絶対に逃げ出してやる。覚えてろ・・・・


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執 行 手 順 書
黒船館副長 K・T様

「乳首緊縛の刑」の執行手順を次の通り定めましたので、ご査収を願います。

1.罪人は抵抗し、或いは刺激を回避できないよう椅子に固定し、
  背凭れ越しに後ろ手に手錠を掛け、上半身の着衣は剥奪する。
  緊縛が効果的に行えるよう、予め罪人の乳首に充分な刺激を与
  え、勃起させておく。

2.充分に勃起した乳首の根本を、タコ糸で緊縛する。この時、血
  行を完全に阻害しないよう注意すること。

3.両乳首を縛った糸を、首の後ろで結ぶ。この時、糸を強く張ら
  ないようにし、乳房が揺れ動くのを抑えないようにすること。

4.その上からブラウスを着用させる。罪人が自分で糸を解くこと
  ができないよう、後ろ手に手錠を掛け、1日お客様の案内をさ
  せるものとする。


拷問課 マキ


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佐藤エリ子の手記

 今、私は泣きながら、これを書いています。
 私の後ろでは、マキ様が見張っているのです。
 マキ様って、すごく怖いのです。ご免なさい、消します。

 今朝、私はマキ様のお部屋に呼ばれました。
 そこで判決書を読まされたのです。
 前の時とは違って、今度は執行要領は見せてくれませんでした。

 でも刑の名前からして、私の乳首をうんと苛められるのです。
 判決書を読みながら、涙が出てしまいました。

 私が呼ばれた時、マキ様のお部屋には・・・私の部屋の何倍もある、立派なお部屋でした・・・マキ様一人だけだったので、少しだけ嬉しかったのです。
 だって酷いことされる時に、男の人がいると余計に恥ずかしいもん・・・

 マキ様は、優しく聞いて下さいました。

「何か言いたいこと、ある?」

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