第15話
小さな身体に不釣合いな大きいペニス。 そのアンバランスさに俺はよろけながらも、わずかだが先端を埋没させた。 (ううっ!ついに!ついに、静とぉ~!おおっ、俺は何と言う幸せものだ~!) 静と結合できた喜びに舞い上がりそうになりながらも、俺はさらに腰を突き出した。 ペニスの重さも忘れて抽挿を繰りかえす。 人肌よりも温かいと言われている膣道を分け入りながら俺は幸せを噛みしめた。 その時であった。 突然予期せぬ出来事が俺を襲った。 (ふんぎゃ~~~~~~!!) 静が突然寝返りをうち、俺が突きこんだ瞬間、運悪く静の膝が俺の顔面を捉えてしまったのだ。 顔面を直撃された俺は堪りかねて、もんどりうって倒れてしまった。 少し前にも静の膝で一撃を食らったがその時は大したことはなかった。 ところが今回はあごにまともにカウンターを食らってしまったのだ。 俺は脳しんとうを起こし気絶してしまった。 静は俺の叫び声で目を覚まし急いで布団をめくったのだった。 時間は23時50分・・・約束の刻限まであと10分。 「あらぁ、レオ、だいじょうぶぅ?私の膝が当たったのねぇ?ごめんねぇ、いたいのぉ?」 朦朧とした俺の脳裏に静の優しい声が飛びこんでくる。 だが俺は起き上がることができない。 静は俺の頭や背中を撫でながら語り掛けている。 「あれ・・・??キャァ~~~!レオ~、どうして~!?どうしてレオのココこんなに大きくなってるのぉ~?あら、やだぁ~静、恥ずかしくなるぅ~やだぁ~」 静は俺の股間を見て、まるで遊園地の絶叫マシーンに乗ったときのように「キャーキャー」叫んでいる。 そりゃそうだろう。飼い猫レオのペニスが猫のそれとは思えないほど巨大化しているのだから、静が慌てふためいたとしても全く不思議ではない。 さらに俺がぶっ倒れた後、ぼちぼち萎えても良さそうなのに俺のモノはどういうわけか一向に萎えなかった。 「ねぇ、レオ~、あなたのここ、どうしてこんなに大きくなっているのぉ~?静、何だかこわ~い~」 静はそういいながらも、おそらく好奇心に満ち溢れているのだろう、ときおり指で突っついたりつまんだりしながら、やいのやいのと何やらつぶやいていた。
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