第3話
「レオ、ねえ、聞いてよぉ~」 「にゃお~」 「あ、聞いてくれるんだぁ~アハ^^嬉しいぃ~^^」 「にゃ~にゃ~」 「あのね、静さぁ、ある人を好きになったのぉ。でもね、その人、静のこと何とも思っていないみたいなのぉ~」 「にゃ~?(一体誰を好きになったんじゃ~!くそっ!)」 「片想いに終わるのかなぁ・・・」 (何と!静に惚れられて見向きもしないって男ってどこの誰だ!?同じクラスのヤツか?それとも教師か?う~ん、知りたいな~。でも俺は今ネコ語しか喋れないから聞くわけにもいかないし。まあ、そのうちポロッと言うだろう。くそ!それにしても、むかつく~) 静は俺の毛並みのよい背中を何度も何度も撫でてくれた。 気持ちは良いのだが、何か変な気分だ。 俺は何気に静の脚を見た。 ミニスカートから惜しげもなく脚をにょきり露出させている。 それにしてもスリムで形の良い脚をしている。 俺は甘える振りをして、静の素足に身体を摺り寄せてみせた。 ふつうネコがよくやる仕草だからおそらく怪しまれることは無いだろう。 「にゃ~お~」 静は嫌がる様子もなく、慈しむように俺の背中を撫でてくれた。 形の良い脚をずっと見上げると、静はチェックのミニスカートを穿いていた。 まだ学校から帰ってきたばかりで私服に着替えていないのだ。 静の足元を何回も回っているうちに、椅子に腰をかけている静の脚が次第に・・・ おお~!おおお~!何と!!両脚が左右に開き始めたではないか!! 俺がネコだと思っておそらく油断をしているのだろう。
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