官能の国~Shy Land~ |
Shyrock作 |
~Shy Landを訪れる人々~ 第1章 惠の巻 第2章 ありさの巻 第3章 あやの巻 <前書き> この春、千葉の沖合いに浮かぶ小島にエロステーマパーク『Shy Land』が落成オープンすることとなり、開幕前から人々の注目を集めている。園内には、淫靡な洋館屋敷、エロエロアトラクション、SMテーマ館、昇天コースター、触手3D体験館など個性的でエロティックなエンターテイメントに溢れており、訪問者を飽きさせることがないという。また、オフィシャルラブホが3軒あって、宿泊はもちろんのこと、我慢の限界が訪れた時はいつでも“ご休憩”で利用できるというのが嬉しい。園内パスポートは5,500円で、2DAYであれば9,500円。ただし年齢制限があって18歳未満は入場できない。交通機関は船のみとなっており、東京港と横浜港から専用の連絡船が常時運行している。将来は空路も計画されており、地元の合意を得られ次第着工の予定。 なお、『Shy Land』のオーナーはシャイという人物のようであるが、年齢、素顔、経歴などすべてが謎に包まれている。噂では、彼は、黒のシルクハット、黒の夜会服、黒マントを着用し、モノクル (片眼鏡)を掛けていて、まるで伝説の怪盗ルパンか魔術師のような風貌といわれているが定かではない。 第1章 惠の巻 第1話 『Welcome!Shy Land』 惠(23歳)と恋人の俊介(28歳)は入場門で『Shy Land』と大きく描かれたネオンサインを見上げていた。入場門はいたってシンプルなもので、外観は通常の遊園地と大差がない。 「どんなところなのかしら。ワクワクするわ~」 「めちゃくちゃエロいという評判だけど、表から見る限りは他の遊園地と大して変わらないようだね」 「いえいえ、表向きはそうだけど、中はきっと強烈なのよ~。あまりエッチ過ぎると、私、耐えられないかも知れないわ」 「嘘つけ。エッチなほど萌えるくせに」 「もう!俊介ったら~!」 「お、大きな声出すなよ。受付のお姉さんがこっちを見て笑ってるじゃん」 「あはは、ほんとだ~(^^;)」 惠たちはゲートを通って園内へと入っていった。 園内はさすがに大人向きの遊園地というだけあって、一般の遊園地でよく見掛けるキャラクターや親子連れの姿はなく、いたって落ち着いた雰囲気を醸し出していた。またポップコーン等を販売しているワゴンサービスは、著名なテーマパークと同様にその存在を確認できたが、売り子がすべてコスプレで統一しているところが『Shy Land』の特徴といえた。 「どこから行く?」 惠はマップを広げて俊介に尋ねた。 「カップル用のツイン館と、男女別々のシングル館があるみたいだわ」 「惠はどちらから行きたい?」 「そうね。最初はシングル館から行ってみる?」 「そうしようか」 ふたりが初めに目指したのは『ラバーチューザー』だった。 入口には次のような説明看板が掲げられていた。 【ようこそ、ラバーチューザーへ。この館では男女は交互に、“チャレンジャー”“アシスト(アシスタント)”になることができます。男性がチャレンジャーになる場合、女性が先に特設ゲートから入場し係員に従って準備をしてください。約10分後に男性は会場に入ってください。会場に入ってしばらくするとメッセージが流れますので、男性はそのメッセージに従って行動してください。女性がチャレンジャーになる場合は、前述とまったく逆になります。男女とも見事当選すれば記念品を贈呈します。では、ご健闘をお祈りしています・・・】 「“チャレンジャー”“アシスト(アシスタント)”?よく分からないけど、惠はどっちを先にやりたい?」 「そうねえ、先ずはチャレンジャーから行こうかな?」 「よし、じゃあ決まった。オレはアシストだから先にこのゲートから入って準備するね?」 「は~い」 しばらくの間とは言っても、俊介がそばから離れていったことで、惠はかすかな不安をいだいた。 「う~ん、なんか置いてけぼりを食った感じかも・・・(--;)な~んてこと言ってても始まらないから、さあ、先へ向かおう」 通路は薄暗くなっている。 ホラーハウスなど恐い所が大の苦手の惠にとって、暗いところはどうしても足がすくむ。 (俊介がいないから心細いよ・・・) ようやく係員に促されて、しぶしぶ中に入っていった。 それでも腰が引けている。 通路は足元を照らすフットライトだけが頼りだ。 まもなく通路を抜けると少し広い空間に出た。 惠は不安そうな顔で周囲を見回した。 正面に5つ赤い豆電球が灯っているだけで、相変らず空間中は暗い。 しばらくするとアナウンスが流れた。 『ようこそ、ラバーチューザーへ。あなたは今からチャレンジャーとなって、5人の男性の中から彼を見つけ出さなければなりません』 「な~んだ。そんなの簡単じゃん~」 『ただし・・・』 「ん?」 『5人の男性は正面のホールから男根を覗かせるだけで顔は見せません。あなたが使えるのは口だけです。口だけを使って、大事な恋人をずばり当ててください。左から順にA、B、C、D、Eとなっています。なお、指を使うとその場で失格となりますのでご注意ください。また、男性全員の男根は事前にきれいに消毒しておりますので安心してご賞味ください。持ち時間は10分です。では、スタート!!』 「え~!?そ、そ、そんなあ・・・」 第2話 一通り説明が終えると会場は急に静まり返ってしまった。 唇だけを使って5人の男性の中から俊介を当てなければならない。 惠は俊介と何度も肌を重ねてきたことで、当てる自信はあった。 (うふ。あの太さ、あの硬さ、あの感触・・・忘れろと言われても忘れられるわけないわ・・・) それよりも、惠にとっては他の見知らぬ男性のシンボルを咥えなければならないことの方が気が引けた。 最初から彼氏に当たればラッキーだが、そううまくは行かないだろう。 最悪5人のシンボルを咥えなければならないことになる。 惠は覚悟を決めて5つの赤い豆電球に近づいた。 それぞれの豆電球の上に穴があって、そこから5本のシンボルがにょっきりと顔を覗かせている。 薄暗かったがそれを確認するには十分な明るさだった。 「あれ~?全部、大きくなってるぅ・・・」 惠は5本のシンボルを見て目を丸くした。 どういう訳かシンボルたちは平常時のものではなく、興奮した時に見せる隆々とした形状を呈していた。 実は裏側で、あらかじめ係員が男性陣にエロ本を見せてある程度興奮させていたのだった。 怒張していると言っても、その状態は男性によってかなり違っていた。 惠は左端のものから咥えてみることにした。 最初はAに唇を近づける。 かなり膨らんではいる。 (カプッ・・・ペチョ・・・) 惠は恐る恐る舐めてみた。 カリは大きさの割りには、意外と硬くなかった。 (これは違う・・・。俊介のはこんなに柔らかくないわ・・・) 一歩左に歩み寄って、Bを咥えてみることにした。 (カプッ・・・) (えぇ・・・?なんかしょぼくれてるぅ・・・これ、絶対に違うわ。俊介は私が咥えたら、ピクリと反応するもの・・・) 惠はCに移動した。 (きゃっ!これ何!?) 惠は咥えた瞬間、びくついてしまった。 それもそのはず、Cは今にも発射しそうなほどそそり立っていた。 おまけに先端から我慢汁が滲み出している。 (ぎょっ!これってもしかして“ドウテークン”か、それとも“”経験チョー浅いクンでは!?) 惠が2、3回舐めただけで、先端がビクンビクンと波打ち、次の瞬間熱いものが発射された。 (ドピュン!!) 液体はまともに口の中に飛び込んできた。 「おえっ!!」 惠は慌てて、足元に用意されていた濡れティッシュで口内に放出されたものを吐き出した。 「ぺっ、ぺっ!!」 (Cも違う。俊介、こんなに早くないもの) そして次に訪れたのがD。 惠はそっとカリを咥えてみた。 するとえもいわれぬ懐かしさが込み上げてきて、思わず深く咥え込んでしまった。 (ペチョペチョペチョ・・・) 滑らかに動く舌さばき。 舌の動きにつぶさに反応するシンボルD。 まるで溶けかけのアイスクリームを舐めるかのように、美味しそうに舌を這わせる惠。 「うふふ、私が迷うとでも思ってたの?Dさん」 「・・・・・・」 「決まったわ」 その時、アナウンスが聞こえて来た。 『あなたはまだEを残していますが、答はDと言うことでよろしいでしょうか?』 惠は自信たっぷりに返事をした。 「はい」 しばらく経って・・・ (ピンポ~~~ン!!) 会場に正解のチャイムが鳴り響いた。 「やった~~~!!俊介、バッチリよ~~~!!」 第3話 その瞬間、天井の照明が点され会場が一気に明るくなった。 急な明るさの変化に目が着いていかない。 向うから俊介がニコニコと笑いながらやってきた。 「惠~、やったね~!さすがだね。他の人を俊介だなんて言ったらどうしようかと思ってたよ~」 「実のところ、私も、もし失敗したら後でどう言い訳しようかと考えてたの。当たってホッとした~。あれ?」 「ん?」 「いやだ~~~!俊介のズボンまだ膨らんでる~」 「そ、そんなこと言ったって、すぐに小さくならないよ~。無茶いうんだから、惠は」 「それもそうか」 「何なら惠が大きくした責任取ってくれる?」 「私が咥えた時から大きかったじゃないの~。もっ!俊介、何を見てあんなに大きくなってたのよ~」 「そんなんどうでもいいじゃん。それより次進もう、つぎ」 「ごまかしちゃダメだよ~」 「次はオレがチャレンジャーで、惠がアシストだよ~」 「私どんなアシストをするのかしら」 「それは行ってのお楽しみってことで。さあ、行こう」 「うん」 ふたりは一旦会場から出て、ラバーチューザーの出入り口に戻った。 向かい側に別のゲートがある。 「じゃあ、がんばってね」 「ははは、プレッシャーかかるな~」 今度は惠が先にゲートをくぐっていった。 同じアナウンスが流れてる。 先程と同じ要領で、俊介が10分待ってからゲートを入らなければならない。 俊介は腕を組んで時が経過するのを待ちわびた。 10分が経った。 惠はもう準備ができたのだろうか。 今度はどんなことをするのだろうか。 俊介の中にムクムクと好奇心が満ちてきた。 だが一方では、一抹の不安もある。 (惠以外にどんな女の子がいるんだろう。ちょっと楽しみだったりして~。うっしっし~。それはいいとして、もし当てられないと、惠に何を言われるやら。むむむ、絶対に当てるぞ~) その頃、アシスト役としての準備を終えた惠は・・・ 小部屋が5つ並んでいて、惠はそのうち中央の部屋に入って俊介がやってくるのを待っていた。 辺りには係員の姿はなく、すべてアナウンスによって準備を整えることなった。 惠は指示どおりパンティを脱ぎ、壁際に開いた直径20センチぐらいの穴に尻を突き出す姿勢をとった。 ただ壁とは言っても分厚いものではなく、間仕切り用の薄いパーテーションのように思われた。 惠は俊介を待つと同時に、他の4人の女性たちを想像した。 (アルバイトで雇われてるんだろうけど、どんな子たちだろう?いくつぐらいの子かな?俊介、他の子のも触っちゃうんだなあ・・・) アミューズメントとは言っても、自分の彼氏が他の女性に触れることには変わりはない。 惠はかすかな嫉妬の芽生えを禁じることができなかった。 まもなく会場が消灯され、豆球と非常灯だけになっていた。 続いて惠の待機している小部屋の照明も消され真っ暗になってしまった。 惠に緊張感が走る。 (俊介はまだかなあ・・・) しばらくすると通路から会場へ人が入ってくる気配がした。 「きた・・・」 惠はもう一度態勢を整えた。 尻を壁の穴にぴったりとくっつける。 (コツコツコツ・・・) 足音が近づいてきた。 暗くて顔は見えないが、歩き方からすればたぶん俊介だろう。 惠はごくりと唾を呑み込んだ。 第4話 因みにルールは次のようなものであった。 『5人の女性が正面のホールからお尻だけを覗かせています。チャレンジャー(男性)が使えるのは指だけで、触れても構わないのは女性器だけです。女性器だけであなたの大事な恋人をずばり当ててください。 なお、① アヌスに触れた場合 ② 男性器や玩具を挿入した場合 ③ アシスタント(女性)が声を出した場合 はその場で失格となりますのでご注意ください。 アシスタント(女性)は向かって左からA、B、C、D、Eの順に待機しています。持ち時間は10分です。 では、がんばって彼女を見つけ出してください!スタート!』 俊介が足音がついそこまで近づいて来た。 (俊介、他へ行っちゃダメ・・・こっちに来て・・・) できることなら自分のところに真っ先に来て欲しい。そして他の女性には触れないで欲しい。 つい先程、自分が俊介以外の男根を咥えたことなどすっかり忘れてしまって、惠は心でそう念じていた。 (コツコツコツ・・・コツ・・・) 足音が止まった。 (どこに止まったんだろう?) 惠は秘所に神経を集中させて指の感触を待っていた。 強いて言うなら男性としては華奢な部類に入るかも知れない・・・でも活動を始めると、実に滑らかで、ツボを巧みに攻めてくる・・・あの器用で繊細な指・・・ しばらく待ってはみたが、秘所に触れる気配は全くない。 (隣に行ったのかも知れない・・・だってかなり近いところで止まったみたいだったもの・・・) 惠の予想は的中していた。 俊介が最初に触れたのは、「D」ブースの女性だった。 現在大学2年生で、このShy Landでアルバイトをしている。時給はまずまずなのだが、好奇心旺盛な彼女は実に刺激的なこの仕事を気に入っている。彼氏がいれば叱られるところだが、幸か不幸か現在いない。 (コネコネコネ・・・) 俊介が最初に触れたのは、Dブースの女子大生であった。 秘所は惠よりも全体的に肉厚で、大陰唇もぷっくりとしている。 女性器で最も個人差がある箇所は小陰唇である。いわゆるビラビラが大きくて広げればまるで花びらのように広がる女性もいるし、逆にビラビラがかなり小さくて正面から見るとまるで幼女の割れ目とあまり変わらない女性もいる。 女子大生の小陰唇に触れながら、俊介は惠を思い出していた。 (この子は小陰唇がすごく小さいなあ。惠よりも小さいかも。でも大陰唇は惠よりもふっくらとしている。この子は違う・・・惠じゃない・・・) 時間は10分しかない。 俊介は惠の心配をよそに、Dブースで「触りついでに少し悪戯でもしてやろうか」と思ったが、「邪念は身を滅ぼすもとだ」と思い返し、あっさりとDに見切りをつけた。 俊介はふと考えた。 (次は、Eに行くべきか?それともCか・・・?) しばらく迷っていたが、その時、ふと直観的なひらめきがあった。Cブースで惠が呼んでいるように思えたのである。 俊介はCブースの前に立った。 赤い豆電球は点いているものの、周囲を照らすほどの照度はなく、真っ暗と変わりがなかった。 それでもほのかに秘所の輪郭は感じられる。 俊介は中指をあてがった。 柔らかな肉に触れた。 大陰唇のようだ。 瞬間、ピクンと反応しているのが分かった。 俊介は秘所全体に指を這わせてみた。 Cが尻をヒクヒクさせている。 軽く触れただけですでに感じているようだ。 小陰唇を指で軽く撫でたあと、クリトリスを触れてみた。 先程よりも強い反応があった。 俊介はさらに強い刺激を与えてみることにした。 中指で円を描くようにクリトリスを撫でてみた。 相当感じているのかCは臀部をよじり始めた。 第5話 「両手を使っちゃいけないとは言ってなかったな~」 俊介はにんまり笑い、片方の手も使うことにした。 クリトリスはそのまま撫で続け、もう一方の手は陰唇に触れた。 僅かに触れただけでピクンと反応する。 かなり性感が発達しているようだ。 「むふふ」 最初は大陰唇をゆっくりと撫でて、次第に内側へと指を擦り寄せていく。愛撫の基本中の基本だ。 指が大陰唇から小陰唇へと移動する頃には、じっとりと潤いが感じられた。 小陰唇をほぐすように愛撫した後、さらに内陸部へと指を這わせてみた。 割れ目に指を滑り込ませると、先程よりも強い反応が見られた。 そろりと割れ目を擦る。あくまで軽く、羽根がかするようにやさしく。 ヌルリとした感触が指にまとわりついてきた。 蜜がどんどんと滲み出しているようだ。 俊介は中心部に指を突き立てたい衝動に駆られたが、一呼吸置くことにした。 もう少し焦らしてみる。 (Cの女性にこんなに時間を費やしてだいじょうぶなのか?) 俊介の心の中で、もう1人の自分が問いかけた。 しかし、この頃、俊介はすでに確信を持っていた。 (だいじょうぶさ・・・何故なら、Cが惠だから・・・) 満を持していたが、俊介はついに指を中心部に突き立てた。 (ヌプッ!) 『いやぁん!』 壁の向こう側からかすかに女性の声が聞こえたような気がした。 (グチョグチョグチョ!グチョグチョグチョ!) 指は滑らかに蜜壷をほじくる。 (グチョグチョグチョ!グチョグチョグチョ!) 『あぁん!』 (グチョグチョグチョ!グチョグチョグチョ!) 俊介は指を動かしながら告げた。 「答はCだ!」 まもなく高らかにファンファーレが流れた。 「よし!正解だ!!」 「やったね~~~♪」 どこからか惠の嬉しそうな声が聞こえてきた。 「うわっ!びっくりした~!」 ふと見ると惠がニコニコ顔でCの穴から覗いていた。 「一時は触るだけ触って、他の子のところへ行くかと思ってたよ~」 「ふん、オレが惠のオマ○コを憶えてないとでも思ってたのか~!?」 「しっ!声が大きいよ!もう・・・恥ずかしいんだからぁ~・・・」 「あ、そうだったか。あははは・・・まだ他の子もいたんだ~。ははは・・・」 惠と俊介は見事に2人とも正解したということで、認定書を受け取ることになった。 【~ラバーチューザー認定書~ お2人は理想的で素晴らしきカップルであることを認めます。SHYーLANDからお2人に心より祝福を申しあげます。いつまでもお幸せに^^】 「惠、面白かったねえ~。さあ、次はどこに行く?」 「俊介ったらぁ・・・私をこんなに濡らしちゃってぇ・・・責任取ってくれるんでしょうね?」 「あらら・・・(^^;)」 (第1章 惠の巻 終 ~ 第2章 ありさの巻へつづく) |
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