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第4話「検査という名のもとに」 上半身だけ見れば、どこの病院でもよく見かけるレントゲン撮影の光景ですが、下半身はいささか異なります。 惠は一糸まとわぬ姿で、しかももぎたての白桃のような尻を晒け出し、さらに開脚するという破廉恥な格好にならなければならなかったのです。 惠は相変わらず脚をもじもじとさせるだけで、なかなか広げようとしませんでしたので、私は少々強引に脚を開かせることにしました。 女性の患者ならばそのような格好になることを躊躇するのも当然のことでしょう。 だけどそれが検査の一環であると悟れば従順になるのもまた事実です。 街が寝静まった真夜中にわざわざ救急治療に来たわけですから、検査を拒む方が不思議かも知れません。 「ではゼリーを塗りますね。少しひやりとしますので」 次の行為をあえて事務的に告げました。 何をされるかと気が気ではないようで、惠は腰をもじもじさせています。 わずかしか開脚してくれませんが、背後からゼリーを塗るには十分です。 私は股間に指を滑らせ、小陰唇にゼリーを塗り、さらに割れ目を拡げ膣口にもたっぷりと塗り込めます。 惠は指の感触に驚いたようで、尻をピクッっと震わせました。 だけど医療行為と思ってじっと堪えています。 「はい、ではカメラを入れますよ。最初は少し痛いかも知れませんが……」 「……」 惠は緊張のせいか、返事ができないようです。 私は屈み込んで、惠の縦に割れた女の証を確認すると、小陰唇を少し拡げてプローブをゆっくりと押し込んでいきます。 「うっ……」 惠は顔をしかめ、わずかにくぐもった辛そうな声を漏らしました。 「もう少し奥まで入れますので」 「は……はい……」 なおも押し込みます。 「ああっ……」 プローブはかなり奥まで突き刺さりました。 私は不謹慎なことに医療行為を行なっているにもかかわらず、下半身は元気いっぱいになっています。 何かの拍子に彼女に触れられたら一大事です。 不埒な心が一度に露呈してしまう。 私は自身の異変部分が誤って惠に触れないように細心の注意を払いました。 (カシャ) 膣内のレントゲン写真を撮りました。 撮影の目的は膣や子宮に関する検査だけでなく、膀胱や尿道などの状態を確認することも可能です。 子宮の異常、膀胱下垂、尿道の短縮、膀胱頸部の機能異常、排尿後残尿等が見つかる場合があります。 と、ここまではまっとうな医療行為と言えたかも知れませんが、このあと、私が行なった行動は正直言って医療行為とはまったく無縁でした。 だけど、狼は牙を隠さなければなりません。 私はこのあとも医療行為を継続して行なっているかのように見せかけました。 「う~ん、写真はあと一枚撮れば終わりなのですが、どうも検査機の調子が良くないみたいなんです。すみませんがそのままの姿勢でもう少し待っててくださいね。すぐにもう一台の機械を出しますので」 私はそう言って惠を足止めし、別の子宮検査用プローブを取り出しました。 その機械は先程のものと違って、全体にかなり太めで、しかも先端がまるで男性の亀頭のように大きくエラを張っています。 惠は「あと一枚」と言う私の言葉を信じて、じっと待ってくれています。 その姿がとても健気で…… 「はい、じゃあ、検査機を挿し込みますので……」 「はい……」 『入れる』ではなく、あえて『挿し込む』と言う言葉を使いました。 結局は同じ意味なのですが、私にとってはその方がより刺激的なのです。 普段なら、見ず知らずの女性に「アソコに異物を挿し込みます」と告げて、「はい」等という返事など恐らく引き出せないでしょう。 やはりこれは医療関係に携わる者の役得と言えるでしょうね。 私はそんなことを思いながら、ひとりほくそ笑んでいました。 極太の子宮検査用プローブを惠の狭い割れ目に宛がいました。 惠のお尻がプルッと震えています。 かなり緊張しているようです。 「もっとリラックスしてくださいね。先程より太いので、ちょっとだけ痛いかも知れないですが我慢してくださいね」 「え?もっと太いんですか……?」 惠は気になって後を振り返ろうとしましたが、私はそれを制しました。 「レントゲン機にちゃんと顎を乗せておかないと写真がぶれるから」と、最もらしい理由を告げました。 惠は静かにうなずいてくれました。 私は再び子宮検査用プローブを構えました。 その時、挿し込みやすいようにと、私の空いている方の指で惠のふっくらとした大陰唇にそっと宛がいました。 大陰唇に指を添えて亀裂を広げます。 そんな一連の行動を惠はじっと黙って耐えてくれています。 「じゃあ、挿し込みますね」 私は極太の子宮検査用プローブを近づけました。 (こんな太いものが惠のアソコに……) 日頃憧れている女性が自分からやって来て、信じられないようなあられもない姿を私の目前で曝け出しているのです。 しかも検査という名のもとに、白衣を着ているとは言え、見ず知らずの男に蹂躙されようとしているのです。 まさに『鴨が葱を背負ってやって来た』という表現がピッタリ当てはまります。 私は込み上げて来る歓びを噛み締めながら、握っていた子宮検査用プローブをググッと押し込みました。 「あっ、いたっ……」 前頁/次頁 |