第16話 “トライアングル・キス”
「シャイさん、だいじょうぶ……?苦しくない?☆★☆」
「うん、全然だいじょうぶだけど、もう少し前かな……いや、ちょっと前に行き過ぎ、少しバックしてくれる……?そうそう、それでオーケー」
会話だけ聞いていると、運転覚えたての彼女に車庫入れを懇切丁寧に教える彼氏の姿が重なって見えてくる。
シャイは感慨深げに三十度に開いたありさの内腿から股間に至るいわゆるトライアングル地帯を眺めてる。
「絶好のロケーションだね~。こんなにいい眺望って滅多にないよ~」
「シャイさん、どこ見てるの?恥ずかしいからあんまり見ないでよ~☆★☆」
「ありさちゃんの股間をローアングルで眺めるって、トロムソで見たオーロラと同じぐらい感動するなあ」
「トロムソ?どこかよく知らないけど、感動するって言われたら何か嬉しくなっちゃう……☆★☆」
「ありさちゃんのトライアングルもいいけど、股えくぼもすごくチャーミングだね」
「股えくぼって?☆★☆」
「開脚した時に脚の付け根と内腿の間にできる三角形の窪みのことだよ」
「シャイさんって変わった所を褒めるね~☆★☆」
「うん、人間が変わってるから」
「あははははは~、それ言えてるぅ~☆★☆」
「何だよ、それ。ふつうそこは『そんなことないよ』って言うのでは?」
「ねぇねぇ、股えくぼって誰にでもできるの?☆★☆」
「ぽっちゃり系の子はできにくいかもね。……あっ、もう染みが浮き出てる!」
「えっ……!?☆★☆」
「クロッチに染みが浮き出てるよ。もうかなり濡れてるみたいだね」
「シャイさんがさっきいじったから濡れたんじゃない?☆★☆」
「さっきのはもう乾いてると思うんだけどなあ。何はともあれ、いただきま~す~♪」
「きゃっ!☆★☆」
シャイは染みが浮き出た部分に唇をつけ吸い始めた。
(チュ~チュ~チュ~…チュ~チュ~チュ~…)
「いやぁ~ん……吸っちゃダメぇ~……☆★☆」
「だって美味しいんだもの~」
「美味しくなんかないよ~☆★☆」
(チュ~チュ~チュ~…チュ~チュ~チュ~…)
乳房に手を伸ばし硬く尖った乳首を摘まみながら、クロッチ中央の少し窪んだ部分を強引に啜る。
押してみれば汁が滴り落ちそうなほどぐっしょり濡れている。
「ありさちゃんって濡れるの早いね~」
「あぁっ……あぁぁぁ……☆★☆」
膝立ちのありさは内転筋をすぼめ足を閉じようとするが、膝の間にシャイがいるから閉じれない。
その間も布越しではあるが、舌の先端と唇が敏感な個所を間断なく攻めてくる。
「あっ…ぁぁぁぁ~っ……ダメぇ……ぁっ……ぃぃ……いいきもちぃ……☆★☆」
しばらくは布越しに攻めていたシャイだったが、まもなく左手でクロッチを「く」の字にずらし陰裂に舌を這わした。
「ぃやぁ~ん!☆★☆」
すでに敏感になってしまっているありさはとっさに舌から逃れようとするが、シャイの愛撫は止まらない。
両手でありさの腰をがっちりと固め、高速回転で陰裂を刺激する。
陰裂から溢れ出た愛液で陰唇全体が濡れそぼり、シャイの口元までがびっしょり濡れている。
「あぁん、恥ずかしぃ……でも気持ちいいよぉ~……☆★☆」
シャイはただひたすら黙々と舐め続けてる。
(ベチョベチョベチョ…ベチョベチョベチョ……)
「あっ!そこ!腰が抜けそうなほどイイッ……すごく……ぃぃ……☆★☆」
愛撫をしているシャイ自身もかなり興奮してきたのか、ボクサーパンツの中心が大きく盛り上がっている。
まもなくシャイは陰裂への愛撫を一旦止めて、クリトリスに舌の先端を宛がった。
舌をべったりとつけず舌先をすぼめ、クリトリスへの横舐めを開始した。
最初はゆっくりと、そして次第に速度を速め、舌先を扇状に律動させる。
ありさの場合、クリトリスが膣よりも数倍鋭敏であることを、シャイは前回のありさとの大阪デートで学習していた。
(レロ…レロ…レロ…レロ…レロ…レロ……)
舌はその構造から、縦舐めより横舐めの方が数段速く動かすことができる。
速く動かす方がクリトリスを強く刺激することができる。
(レロレロレロ…レロレロレロ……)
「シャ、シャイさん……そのレロレロすご~い……あぁ、どうしよう~……すごくいいよぉ~……☆★☆」
(レロレロレロレロレロレロ……!レロレロレロレロレロレロ……!)
「シャイさん……もっとぉ……もっとレロレロしてぇ~……☆★☆」
シャイのクリトリスへの舌技は実に多彩であった。
旬の木の実を味わうがごとく円を描くこと三十秒、舌先をゆっくりとスライドさせながら上下すること三十秒、さきほど行ったように高速横舐めのレロレロが三十秒、最後の三十秒は同じく高速で縦横十字に舐めまくる。
ありさの反応を確かめながら二分間シャイは舌をフル稼働させた。
予想どおり、ありさの好みが高速横舐めのレロレロと判明したので、さらにそれを一分間アンコールに応える。
合計三分間のクリトリス攻めが終わった頃、ありさは朦朧となり「もう死ぬ」などとつぶやきながら、『石清水』の体位を崩しシャイにもたれかかっていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……☆★☆」
「だいじょうぶ?」
「はぁはぁはぁ……レロレロ……めちゃ効いたよ……もうちょっとでイクところだったぁ……☆★☆」
「イケばいいのに」
「ううん、後に取っておくの……☆★☆」
「なんで?何度でもイけばいいじゃない。さあ、今から割れ目ちゃんを舐めようかな?」
「ひぇ~、もうもたないよぉ……☆★☆」
「じゃあ、やめとく?」
「ダメッ!やるぅ~☆★☆」
「どっちやねん!?じゃあ割れ目ちゃん総攻撃~~~!」
(ペチョペチョペチョペチョ……)
「ぁは~ん……☆★☆」
時を忘れ艶淫の世界に身を投じるありさとシャイ。
愛ある性に溺れる至福の時が延々と過ぎて行く。
眠りに就くことも忘れ、愛を貪るように確かめ合う二人。
いつしかヒモパンの紐は解かれ、ありさは生まれたままの姿になっていた。
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