第15話 “くりの皮剥き”
「……ぃやん!☆★☆」
「すごい!もうこんなに濡らしちゃって」
「そんな恥ずかしいことを……☆★☆」
シャイはたっぷりと潤った谷間をかき混ぜると、すぐに指を小さくコリッとしたクリトリスに移動させた。
それは左右の小陰唇が合流する部位に、まるで玉座に鎮座するかのように佇んでいる。
ベールを脱がすようにうやうやしく皮を剥き、ゆっくりと実を撫でる。
ありさは身体をびくつかせ少しうわずったような声を奏でている。
シャイは羽根が肌の上を掠るように、愛おしむように撫でている。
上下に、左右に、そして円を描くように。
急いで脱がそうとはせず、ゆっくりとその形状を指で確かめるように感覚だけでクリトリスを隈なく愛撫していく。
「あぁ、そこはぁ……☆★☆」
乳首を吸いながら、人差し指と親指で包皮に覆われたクリトリスを摘み、くにくにと揉む。
繊細な細長い指は包皮の上からなのにありさの芯をとらえて離さない。
「シャイさんっ!クリ離してぇっ……ああっぁ!クリをそんなに揉んじゃいやぁっ~……☆★☆」
「わがまま言っちゃダメだよ。でも身体は正直だね~。クリがこんなにコリコリして……ほら、触ってみ~」
シャイはそっとありさの手を取り、彼女自身のクリトリスに誘導した。
「ね?コリコリだろう?」
羞恥に頬を染めながら、ありさはこっくりとうなづく。
ありさに代わり再びシャイがクリトリスを独占する。
「あれれ?ありさちゃんのいやらしいお豆さんが、さっきより熱く固く勃起してきたね。皮も剥いちゃおうか?」
「あぁんっ……はぁ~……シャイさんにクリ剥かれてる~……☆★☆」
ありさは自身の“女”の部位をシャイの指でいじられていることに興奮し、そして自ら言葉を発することで羞恥した。
「いいねえ。快楽にどっぽりと溺れて……目がとろんとしてきたよ。もっともっとエロいことしたくなるね……」
「……して……☆★☆」
「いいの?じゃあこんなのはどうかな?」
シャイは剥いたクリトリスと皮との間に人差し指を置き、震わせ始めた。
「可愛いクリが膨らんでぷるぷる揺れてるよ~」
「あぁぁ!それっ!すごいのぉっ!☆★☆」
ありさの反応を見てシャイは空かさず速度を上げる。
「ありさちゃんもいっしょに!」
指と指とのコラボレーションが始まった。
シャイは自身の人差し指と中指の真ん中に、ありさの中指を挟んで、クリトリスに刺激を加えた。
「ひゃぁ~~~~っっ!☆★☆」
ありさがビクンと身体を震わせる。
(スリスリスリスリ~!)
二人で三本の指はクリトリスを摩擦する。
「あぅッ!☆★☆」
はたしてこれはありさの自慰行為なのか。それともシャイの愛撫なのか。
共同作業による不思議な快感がありさを高台へと押し上げていく。
先にオナニーをしていた効果もあって、ありさのクリトリスはビンビンに勃起し、指を軽く触れただけで一気に絶頂へと昇りつめていった。
(クリュクリュクリュ……コリコリ……!)
「あッ!あッ!!あああ……っ!☆★☆」
三本の指が素早く小刻みに震えるように動き、クリトリスを包むように撫でた。
「ああっ!ダ……メ……っっ!あっっ!ああんっっ!んん……っ!☆★☆」
クリトリスへの愛撫と並行して、うなじにくちづけをするシャイ。
早くもありさは小さな絶頂を迎えた。
「ぁ……っっ!もう……!☆★☆」
びくびくとありさの身体は大きく波を打つ。
「あ……はぁ~っ……!はぁ……☆★☆」
深いエクスタシーではなかったが、共同作業で迎えた絶頂はありさを更に敏感にさせた。
背後から抱きしめ唇を求めるシャイに、ありさは振り向いて応える。
「んっ……んんっ……☆★☆」
長い長いキスが続いた。
「シャイさん……?☆★☆」
「ん?」
「ありさね、シャイさんとこんな素敵な夜を過ごせるって夢見てるみたい……☆★☆」
「夢のようだけど夢じゃないよ。その証拠に……」
シャイは再びショーツに指をこじ入れ陰裂を擦った。
(グチョグチョ……)
「あぁん、夢かどうか確かめるんだったら、ふつうほっぺを抓るのでは……?☆★☆」
「ほっぺの方がいい?」
「こっちの方がいい~☆★☆」
「ははははは~、じゃあ夢じゃない証拠として、ありさちゃんの目が冴えるようなことしようか?」
「どんなこと?☆★☆」
「うん、僕が仰向けに寝転んで、ありさちゃんは僕の口の上に座るだけだよ」
「ええええええ~っ!そんな恥ずかしいこと……?アソコがシャイさんの唇に触れちゃうじゃないの!☆★☆」
「嫌ならやめておくけど?」
「やめちゃダメぇ……☆★☆あっ、それって『顔面騎乗』とかって名前じゃなかったかな?どこかで聞いたことあるような☆★☆」
「よく似てるけど違うんだ。今からしようと思ってるのは昔から伝わる体位で『石清水(いわしみず)』と言うんだ」
「いわし……みず??☆★☆」
「魚のイワシじゃなくて石と清水で『いわしみず』」
「ふ~ん☆★☆」
「確かに『顔面騎乗』と『石清水』って格好は似てるけどエッチの求めているものが違うんだよ」
「エッチの求めているもの?☆★☆」
「うん、『顔面騎乗』ってSMのテクニックの一つして生み出されたもので歴史はまだ浅いんだ」
「SMのテクニックなの?☆★☆」
「うん、サドの女性がマゾの男性の顔面にまたがってわざと呼吸を苦しくさせていじめテクニックなんだ。それに対して『石清水』は真逆で女性の羞恥心を煽る目的で男性の顔の上に座らせる愛撫体位の一種なんだ」
「へぇ~、そうなんだ。知らなかったよ~☆★☆じゃあ、ありさがやったら、少しだけマゾっ気があるから『石清水』ってことになるのかな?でもシャイさんの顔に乗るなんてできないよ~☆★☆」
「できるできる!これもエッチのお勉強の一つだよ!さあ乗った乗った~」
「エッチの勉強大好きだし思い切って乗っちゃおうかな?じゃあ、ありさ、今からシャイ先生の授業受けま~す♪☆★☆」
「いい返事だね。じゃあ騎乗位の要領で僕にまたがって」
「パンツは穿いたままでいい?☆★☆」
「脱ぎたけりゃ脱いでもいいけど、今は穿いたままでいいよ~。どの道スッポンポンになっちゃうけど」
「プッ!スッポンポンって……☆★☆」
ありさは談笑を交わしているうちに少し緊張がほぐれたのか、恐る恐るではあるがシャイの顔面に腰を下ろした。
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