第7話

「あああ~!出ちゃう!やんやんやん~~~~~!」

 ありさの叫び声とともに狭間からおびただしい液体が迸っている。

「おおお~!潮が吹いたぞ!まるでクジラみたい!」

 潮吹きは7、8秒続きまもなく勢いが衰えた。
 生まれて初めて潮吹きを経験したありさは、自身が失禁したと思い込みばつの悪そうな顔をしている。

「へえ~、ありさちゃんは潮吹きするんだ。すごいなあ」
「潮吹き?おしっこじゃないの?」
「潮吹きとおしっこは全然違うよ。女の子の3人に1人は潮吹きするって聞いたことがあるよ。ねえねえ、噴く瞬間って気持ちいいものなの?」
「別に気持ちよくなんかなかったわ……」
「そうなんだ」
 
 車野山は濡れた亀裂をティッシュで吹いてやった。
 
「は、恥かしい…」

 ありさは真っ赤に顔を染めて俯いてしまった。

「もう十分濡れたようだし。ふふふ、ぼちぼちと」
「え……?」

 車野山はありさの太ももを強引に割り開いて怒張した肉棒を割れ目にあてがった。

「いやぁ~~~っ!変なことしたら店員さんや他の警備員さんがやってくるわ!だからやめて!」
「万引き犯の取り調べは一切僕が任されているから他の者は来ないんだよ。それにこの部屋は一番奥にある万引き犯取調室になってて声も漏れないんだよ。何かと気遣ってくれてありがとう。ははははは~」
「そんなぁ……相手の弱みに付け込んでこんないやらしいことをするのね……絶対に許せない」
「万引き犯にそんなことを言われたくないな。どうしても反抗するなら今から電話をするから。大学が先かな?警察が先かな?」

 車野山はぶつぶつとつぶやきながら携帯を握りしめた。

「だめぇ~!電話しないでぇ~!」
「じゃあ絶対に抵抗するなよ。今度抵抗したら絶対に電話するからな」

 その一言でありさが怯むと、車野山はその隙に一気に襲い掛かった。

「きゃぁ~~~~~っ!いやぁ~~~~~!」

 怒張したいちぶつを奥まで押し込み、満足そうな笑みを浮かべる車野山は、休む暇もなくせわしく腰を前後させた。
 亀裂は潮吹きのせいで濡れそぼりほどよい潤滑油となっていた。

「うううっ、こりゃすごい!締めつけがきついなあ~!」
「やめて~~~~~!」

 車野山の口から肉にまつわる下品な感想が語られるが、当然ありさの耳には届いていない。
 両脚が大きく割り開かれ、車野山は欲望が激しく炸裂する。

「あぁん、いやぁ~~~~~!」

 拒んではみても肉体は勝手に反応するもの。
 いつしか膣道に滲み出す愛液。

「ふふふ……嫌だって言っている癖に濡れてきたじゃないか。何といやらしい音だろう?ほら、耳を澄まして聞いてみて」
「いやぁ……そんな恥ずかしいこと言わないで……」
「この音はありさちゃんオ○○コから出ているんだよ。ほらしっかりと聞いて」
「聞きたくない……」
「ははははは~」

 車井山は正常位での交尾を一旦停止して、肉棒を挿し込んだままありさの上体を起こした。

「お願い……もう許してぇ……」

 引き続きありさを膝に乗せ対面座位に移行する。
 逃がさないよう臀部を引きつけ強く上下に揺する。

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~!」

 ありさの尻を持ち上げ、落ちる瞬間に自分の腰を突き上げ、激しく攻め立てる車野山。
 その度に「グチョグチョ」と言う卑猥な水音が部屋内に響き渡る。
 落下するありさの尻と突き上げる車野山の腹部、ふたつがぶつかり合い擦れ合い、美肉深くに食い込んでいく。

「いやぁ~いやぁ~、もう許してください~~~!」

 ありさは涙を流しながら哀願する。

「それそれそれ!」
「あぁぁぁぁぁ~~~~~!いやぁ~~~~~~~~~!!」

 口惜しさと悲しさの中に、かすかな快感が入り混じっていく。
 それは不思議な心地。抵抗しているのに何故感じてしまうのだろう。
 ありさは自分でもよく分からなかった。
 抵抗をしないと見た車野山は大胆にも自らが寝転び、騎乗位でありさを攻め続けた。
 しかも上下動や前後グラインドだけではなく、ありさの尻を両手で抱えぐるぐると回転技で攻め立てた。
 これにはありさも堪えきれなくなって思わず喘ぎ声をあげてしまった。

「やんやんやん~~~、掻き回さないでぇ~~~、変になっちゃうよぅ~~~~~!!」

 さらに、車野山の回転技が余程よいのか、あろうことかありさは甘く切ない声を漏らし始めていた。

「はふ~ん……はあ~ん、あんあん……」

 ふとその時、ありさは車野山の回転技が単純な円周運動とは異なると感じた。

「ん……?もしかして何か字を書いているの……?」
「ふふふ……分かった?ありさちゃんはすごく勘が鋭いね。いや、お○○こが鋭いと言うか」
「……」
「何と言う字を書いているか当ててみて」

 車野山は再び腰を動かし器用に膣内で文字を描き始めた。

「え?…何かしら……分からない……」
「分からないか?平仮名で3文字なんだけど」

 そういうとまたもや腰を動かした。

「あぁ…あぁ…あぁ……」

 ありさは快感に溺れるのを堪えながら、必死に文字を想像した。

「あっ、分かった!『あ・り・さ』って書いたのね!?」


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野々宮ありさ







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