第15話 肉棒を手コキして、花弁を弄られて


「美桜ったら、ハシタナイわよ。そんな恰好までして、そのエッチなオマ〇コを弄って欲しいってことかしら?」

「は、はい……美桜のアソコ……いえ、オマ〇コは、さっきから疼いて仕方ないんです」

「うふふっ。いいわ、気持ちよくしてあげる。ただし、美桜も……」

「美桜も……?」

「そう、美桜だけエッチに感じたら不公平でしょ。だから、翔吾の身体も気持ちよくさせてあげなさい。美桜の指を使ってね」

全ては現世への復帰のため。
美桜がサキコの女を誘惑し、サキコが美桜の乙女心をいたぶるように淫らな試練を課した。

(指を使って、翔くんを気持ちよく?)

美桜は右の手のひらを意識させた。

あんなに太くて、逞しくて、猛々しいくらいにそそり立っていたのに。
それが嘘のように縮んだソレを。
美桜が差し出した細々とした指の下で、怖気づくように赤黒いボディを隠す翔吾の肉棒を。

(翔吾のオチ〇チンをわたしが扱いてあげたら? 白い体液を発射させてあげたら?)

そういうことである。手コキである。
女の子の美桜も、そのくらいの性知識は持ち合わせている。

「そうね、二人とも帰してあげてもいいわよ」

そうしたら、すかさずサキコが返事を送った。
美桜のむき出しにされた花弁に目を合わせ、腰をしゃがませた姿勢のまま、彼女の胸の内にまでズケズケと乗り込んでくる。
ここにきて躊躇するのはナンセンスとばかりに、露骨すぎる言い様で、大切な交換条件を示して。

「やります。します」

「そう、だったらあたしも……」

美桜が漏らした単純すぎる決意に、サキコも応じた。
女陰の肉ヒダを強制露出させる美桜の左手が、サキコのそれに置き換えられる。

ちゅにゅ、じゅにゅ……

「あぁ、いきなり……」

爪先までツルリと磨かれたサキコの利き腕が、美桜の股間で踊りを始めた。
人差し指と中指と、手慣れた感のある指先が、乙女の恥肉を弄んでいく。

「疼いてるのよね、美桜のオマ〇コ。ほら、あなたも翔吾オチ〇チンと遊ぶのよ」

「んふぅ、はぁ……はい……」

宙に浮いていたはずの翔吾は、いつのまにかベッドに寝かされていた。
美桜が恥じらいのオナニーをしてみせた粗末な作りのパイプベッドが出現し、仰向けのままの裸体と美桜は向き合わされていた。

(ごめんね、翔くん。目を覚ましたら、美桜のことをたくさん怒ってくれていいからね)

美桜はガードしていた手のひらを外した。
黒い繁みの中から生え出して、だらりとしたままの翔吾のモノに目を落としていた。
サキコの指使いに差し出した腰をくねらせながら、それでも淫らな振動はグッと堪えさせて。
優しい指使いの元、寝そべった肉のボディを引き起こしていく。

じゅりゅ、ぬちゅぅっ……

「どんどん濡れてくるわよ。あたしの指が、もうびしょびしょ」

「やぁ、はあぁっ……そんなに、こすらないでぇ」

サキコの指が、スリットの合わせ目を弄んだ。
揃えた指をまるで刷毛のように扱い、しっとりと湿りを帯びた肉壁を撫であげていく。

(翔くんを気持ちよく。わたしのアソコより、翔くんのオチ〇チンを快感に導くの)

美桜の下半身をむず痒い刺激が纏わりついている。
意識を強くしないと崩れ落ちそうで、美桜は唇を噛んだ。
右手に加えて左手も運ぶと、10本の指に翔吾のペニスを握らせた。

手コキなど未経験である。
それどころか男のペニスに手を触れさせたのも、これが初めての経験である。
穢れを知らない処女な身のまま、それでも美桜はぎこちなく腕を上下させる。

「うふふっ、気持ちいいのよね、美桜? あたしの指で、オマ〇コが蕩けそうになってるよね?」

「くはぁっ、ふうっ……わたしは……はぅ、んはぁぁっっ!」

爪先がそろりと引っ掻いては、指の腹にゴシゴシとこすられて、美桜は背中のラインを弓状にさせる。
無垢な子宮がウズウズと身悶え、連なる膣穴からは透明な密液を沸き出させていく。

シュル、シュル、シュル……

そんな中でも、美桜は翔吾のペニスを愛していた。
命を持たない人形のような身体で、唯一『生』の反応を示してくれるソレを懸命に愛撫していた。

「おぉ、大きくなっていく……翔くんの、どんどん成長してぇ、あぁ……とっても硬くなって……」

絡み合わせた指の肌が、ドクドクと脈打つ感触を拾った。
それに比例するように翔吾のペニスは活気づき、天を睨み付ける逞しさを晒していく。

「美桜、もっとオチ〇チンの皮を引き剥くのよ。大丈夫だから、男の人はね、それがとっても気持ちいいの」

覗けていないはずなのに、サキコがアドバイスを送る。
美桜は仰け反りながらもうなずくと、亀頭に当てた指を真っすぐに落とした。
赤々とした肉棒の芯が大胆に露出され、刻み込まれた切っ先からはトロリと先走りの液が流れた。

(痛くないの? こんなに皮が剥けて、それでも翔くんは平気なの?)

「美桜、扱くのよ。両手の指を使って、翔吾のオチ〇チンを強くマッサージなさい」

「ひぁ、はぁっ……はい……」

間を置くことなく、サキコのアドバイスは続いた。
打ち震える美桜の花弁を指先だけでトロトロにさせ、点火間近な絶頂の火種を念入りに刺激する。

じゅにゅ、にちゅぅっ……シュル、シュル……

「はふ、ふあぁっ……熱い、とっても熱いのぉ……あぁ、このままだと……もう……」

柔肉が抉られ、剛肉が扱かれる。
濡れそぼった花弁の肉は、しなやかに指が舞うたびに淫らな水音を鳴らした。
無意識のまま怒張し、膨張しきった肉棒は、未熟な少女の手淫を前に欲情した肉の摩擦を響かせた。

(許してね、翔くん……こんなエッチでふしだらな美桜だけど……ごめんなさい)

美桜はペニスを握りしめたまま腕を上下させた。
サキコの指に膣口までなぞられて、そのたびに下半身の肌を身震いさせながら、息衝く男の精を指の腹で感じ取っていた。
ヌルヌルとした赤銅色の男性器に、沸騰した血流を注ぎ込ませる。
絶頂させられ、射精に導いていく。

「イキなさい、美桜!」

サキコの声が、美桜の股間から聞こえた。
同時に、刺々しい快感の電気がスパークする。
包皮を剥かれたクリトリスを二本の指が摘まんだのだ。
力任せにギュゥッと捻り潰したのだ。

「はぐぁっ! ひあぁ、んくぅっ! 美桜ぉ、イク……イッちゃうのぉ、はあぁぁっっ!!」

同性の指に絶頂させられて、美桜は全身の筋肉をガクガクと痙攣させた。
頭の中が眩い光に包まれる。

(翔くんも! 翔くんも、美桜と一緒に……お願い……)

けれどもペニスに宛がわれた指は、動きを止めるわけにはいかない。
愛しさと、切なさと、懺悔の想いも混ぜて、美桜はピストンを続けた。
柔らかく繊細に、そして……








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