第10話 少女絶頂! おっぱい恥辱責め 「おぉっと!」 太一の両腕が咄嗟に動いていた。 崩れ落ちる寸前の美紗を抱きかかえると、自分の身体へと寄り掛からせている。 「ひふぅっ、くうぅっっ! おぉ、おじさん……おっぱいを触って……美紗をもっとぉ、んん、感じさせて」 「あ、ああ……弄ってやるよ。美紗ちゃんのおっぱいを、もっと気持ち良くしてやる」 好奇な視線も、見下げた目線も、気になどしていられない。 美紗の望むままに太一は返事をしていた。 いやらしい電流を流し込まれてビリビリと振動するバストに手のひらを乗せると、やわやわと揉みしだいていく。 「はあぁ、はぁっ! おじさんの指ぃ、いいぃっ! おもちゃなんかより、全然……くふぅっ」 険しかった美紗の表情が、うっとりとしたものに変わった。 それでも眉間の縦皺だけはそのままに、小鼻を上向かせて、唾液に濡れた唇を薄く開いている。 (こんなことをしたって、おっぱいが大きくなるわけないだろう。美紗だって、本当は気づいているんじゃないのか?) 薄いワンピースの生地を通して、太一は熱く火照らされた乳肉を意識した。 未成熟な果実を輪切りにしてひっつけた、そんな大人に成りきれていない乳房を10本の指を駆使して愛撫し、可能ならば美紗の胸の奥に隠れる本音を探ろうと…… 「うぅ、うっ……ふぁ、はぁぁ……イッちゃう、美紗ぁ……おっぱい弄られてぇ……はあぁ、あはぁ……」 その美紗が遠慮のない声で喘いでいた。 絶頂寸前を知らせる歓びの声を車内の空気に伝わせる。 「すげぇな……この女、気をやるみたいだぜ」 「やだぁ、恥ずかしくないのかしら。可愛い顔をして、よくやるわね、全く……」 露骨な話し声が聞こえた。 蔑んだ話し声も届いた。 「はあぁ、ふはぁっ……見てるのね、みんな……美紗がエッチなことをしてるところを、くはぁ、覗いてぇっ……ふぅっ、んんくぅ」 しかし美紗は気にしない。 まるで赤い絵の具を溶かし込んだように顔肌を紅色に染めて、それでも少女は太一の指使いと、モーターが焼けつくほど唸るピンクローターの刺激にその身を委ね続けている。 そしてついに…… 「やぁ、ひぁっ! 熱い、おっぱいもぉ、身体じゅうがぁ、あつくてぇ、美紗ぁ、あぁ、はぁぁ……クル、きちゃうぅぅっっ!!」 電車が減速を始めた。 窓の外の景色が、スローモーションの流れに変わる。 (見るな! 聞くな! 誰も近付くな! お願いだ、席にそのまま……) 美紗の細い両腕が、太一の腰にしがみついていた。 絶頂して、エクスタシーに達して。 切羽詰った黄色い悲鳴を上げながら、17才を目前にした女の子の身体をプルブルと痙攣させて、ビクビクと背中も肩も波打たせて。 男と女、二人だけの専用ステージに変えたドア横のスペースで、太一は本能で念じていた。 車輌内に居合わせた数十人の奇異な目線を一身に浴びて、それでも誇らしげに胸を反らせながら、黒眼をこっそり床に這わせていた。 「はあ、ふぅ……おじさんって、優しいんだね」 電車が停まった。 扉が開き、何事も無かったかのように乗客の出入りが開始され、顔を埋めていた美紗が囁いてきた。 汗びっしょりの顔を離すと、玉の汗が滴る太一の顔を見上げて…… 太一の胸が、ドクンと強い鼓動を鳴らした。 太一と美紗はそのまま電車に揺られ、二つ次の停車駅でその車輌を後にした。 朝夕の通勤で駅名くらいは知っているが、太一は降りたこともない。 美紗もおそらくは初めてだろう。 マンションと、一戸建ての住宅と、アスファルトの道路と、お情け程度の緑と、そんなほぼ人工的な構造物に覆われた景色を、二人は高架のホームから見渡していた。 まるで金太郎飴のような個性など感じさせない私鉄沿線の駅の一つから、少しだけ時間を忘れて佇んでいた。 「わたしのバスト、ちょっと大きくなったかな?」 乗り入れたばかりの普通電車が去ったホームで、美紗が呟いた。 10人ちょっと乗客が一斉に下り階段へと向かい、なんだか取り残された感のあるなか、舌足らずな物言いだけが静かに聞こえた。 「あれだけ頑張ったんだし、1センチくらい大きくなったかもしれないよ」 『そんなわけないだろう』の当り前な返事を消して、太一が期待持たせな相槌を打つ。 そしてそろそろ帰りの電車をと、土日祝日用の時刻表に目を合わせた。 「うふふ、そうだよね。ちょっぴり恥ずかしかったけど、おじさんが一緒で良かったぁ」 だが相方の少女は、今しばらくここに滞在する気のようである。 延々と連なるホームの端に向けて、美紗は歩いていく。 お供のように太一を引き連れて、スキップするように軽やかな足取りで。 そして何を思ったのか突然、美紗がその歩みを止めた。 どんなに長い連結車輌も停まることのないホームの外れで、身体の向きを反回転させる。 つんのめるように立ち止った太一と向き合い、そして…… 「はむぅ……ちゅぷっ、ちゅる……」 唇と唇が触れ合っていた。 ツマ先立ちになり、背伸びもして、それでも足りずに首の関節をいっぱいに伸ばして、美紗が顔を突き出していた。 三角になるほど口を尖らせて、頭一つ分高い太一の口と接触させる。 「ちゅる、ちゅば……美紗のファーストキスって……むちゅぅ、おトイレの中だったの。ふむぅ、それも男の人用の個室だったの。ちゅにゅぅ、だからぁ、ファーストキスの再トライをしようと思って」 「ふむぅ……それは悲惨だったね。ちゅむぅ、でも……大切なファーストキスが、頼りないおじさんでも構わないの?」 「ちゅにゅ、ちゅる……いいのよ、気にしないで……んふむぅ、美紗の心はぁ、あの風船みたいに……」 美紗の言葉につられて、太一の片眼が空を見上げた。 味気のない風を感じ、吹き寄せるその風に流されていく赤い風船に目を留める。 青い空の海の中でひとりぼっちで、西へ東へ、北にも南にも、当てもなく漂っている。 (絶対に飛ばさせたりしない。美紗ちゃんの心の風船は、俺が抱きかかえてやる。割れないようにそっと……) 太一の脳裏にキザなセリフが浮かんだ。 声にするのは気恥ずかしくて、美紗と唇を合わせたまま表情筋だけを引き締める。 「じゅる、じゅばっ……美紗ちゃんの唾って、甘いんだね」 「ふむぅ、そう……かなぁ……さっき、ガムを噛んでたから」 太一は美紗の視界を遮るように、顔を俯かせた。 呼吸の合っていないぎこちない男女のキスで、鼻の頭どうしをぶつからせながらも、舌と舌を更に絡みつかせていく。 か細さを実感させられる美紗の背中を固く抱きながら、口の中に溜まった男の唾液を、少女の口内に浸透させる。 「はんむぅ、にちゅ……やだぁ、そんなにギュッとされると……アソコが……」 「むじゅ、ちゅばぁ……アソコって、どこのこと?」 「知らない……ちゅにゅ、ちゅる……美紗ぁ、わかんない」 唇が離れた瞬間を狙って、美紗が首を振った。 彼女の方から口走っておきながら、恥じらいを全面に漂わせて素知らぬフリをしてみせる。 「アソコって、もしかしてここのこと?」 「キャァッ! そこはぁ、違うの……あはぁ、さわらないで……」 背中に宛がっていた太一の腕がスルリと移動し、美紗の胸を揉んだ。 乳房の先端にローターが貼り付いたままのふくらみを、骨ばった指が優しく愛撫する。 「ダメぇ、おっぱい……感じちゃうぅ、でもぉ……そこじゃないのぉ」 吹き晒しの駅のホームで、美紗は悶えていた。 屋根もなく、駅舎を囲うブリキの看板も、鉄柱のガードもないホームの端っこで、愛らしく鳴いた。 「それじゃ、アソコって?」 「はふぅ、こっち……美紗のお股の処……」 宙を彷徨っていた美紗の右手が、彼女の胸を啄んでいる太一の右腕を掴んだ。 ほんの一瞬だけ躊躇うような間合いを置いて、乙女のスリットが潜む腿の付け根へと誘って…… 「あ、電車が来たみたいだよ。美紗ちゃん、そろそろ帰ろうか?」 「わたし乗りたくない……まだ……」 風に乗りアナウンスが流れてきた。 風を切り接近する銀色をした車輌の姿も…… 「いいから、さあ早く……」 太一は泣きべそを掻いていそうな美紗を、そっと突き放した。 乳房と戯れていた腕を離すと、持ち換えるように彼女の手首を掴んだ。 ツカツカと大股で歩いて行く。 ホームに流れ込む車輌と競争するように速足にもさせて。 前頁/次頁 |
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