官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第50話

※  約束の木曜日がきた。
 久しぶりの一人暮らしも今日だけだ。当初は土曜日に妻たちは新幹線で帰ってくる予定だったが、昨夜、妻から電話があり妻の弟が事故にあい入院したので、お見舞いに来てほしいとのことになり、明日、妻の実家までいかねばならないことになってしまった。
 幸い命にかかわるような事故でなく、脚を骨折したに止まったということだ。
 義理の弟は盆と正月しかあわないという希薄な関係だが、独身の義弟は息子によくしてくれるので、顔を出さないわけにはいかない。
 金曜日まで、夢のような肉欲の世界を楽しもうと思っていたので残念だが、仕方がない。
 こんな時に不謹慎だが、とりあえず、今日行くことにならなくてよかったと思った。もし、今日だったら、夢の3P決行はかなり難しいことになっただろう。家族が戻ってきたから、自由時間も限られてしまうからだ。

 時計を見ると、約束の十時まであと三十分を切っている。
 これから、起こることを想像すると落ち着かない。いや、昨夜も気持ちが高揚してなかなか寝付けなかった。
 昨日、みどりとみどりの夫婦のベッドで一夜を過ごした朝、肉棒に違和感を感じ目を覚ますと、みどりが肉棒を銜えていた。
 そのままセックスになだれ込み、みどりの膣内に精を放ち、朝食をご馳走になって、十時頃家に戻った。
 みどりは昼食、夕食も共にしたいと誘ってきたが、仕事がたまっているからということで勘弁してもらった。
 仕事がたまっていたというのは事実だが、本音は、これ以上精力を抜かれたら、とても二人の女を相手にするまでに回復できないと思ったからだ。
なんて贅沢なわがままだろうと自分でもわかっている。月曜日に久美と交わる前まではオナニー三昧の日々がつづいていたのに。
 時間が刻々と近づいている。男ならば誰もが望む女二人との憧れの3P。しかも、二人とも美しい。そんな熟妻と若妻を並べて代わる代わるに肉棒をぶちこみ、それぞれの味を吟味する。なんて豪奢なんだろう。
 しかし、やはり自身でいくら精力が強いと自負しているとはいえ、彼女たちを満足させてあげることができるのだろうか? が気がかりだ。
 とりあえず、精力剤を飲んだが、若者のような回復力はのぞめない。
 久美が例の薬を持ってきてくれたらいいのだが――。
 そんな不安をよそに、肉棒は迫りくる至福の時を今か今かと待ち望んでいるかのように、硬く膨らみピクピクと脈動している。

   ピンポーンと、ついに来客を知らせるチャイムが鳴った。
 早速、書斎から出て久美を招き入れた。
 廊下にあがった久美の全身に舐めるような視線をはわす。真昼間にふさわしくない身体のラインがはっきりとわかる、膝上十センチほどのダークブルーの綿のワンピースに、その下から伸びる長い脚を覆っている黒いストッキングがいやらしい。

「早かったね」
「うふっ。少しでも早く、会いたくて、部屋の掃除もしないできたのよ」
「会いたい? セックスしたくて仕方がなかったんだろ」
「そうよ。わたしをこんなにして、悪い人……」
 久美が俺の手を掴んでスカートの中に導いた。一昨日もそうだったが、今日もノーパンだった。直接、指にあたった女の割れ目は先日同様イヤラシイ汁で潤っていた。 「すごい、ビショビショだ」
 中指で割れ目を叩くとピチャピチャと淫らな音が聞こえるほどの濡らしようだ。
「ああん。だって、2日も我慢したのよ。ねぇ、我慢できない、早くしましょう」
 久美は悩ましい声をあげて跪き、ジーンズとブリーフ乱暴に脱がし、ビンビンに反り立っている肉棒を握り、艶めかしい瞳で俺を見上げながら、舌を突き出し亀頭の割れ目から滲み出る透明な汁をペロリとひと舐めした後、パックリと口唇に含んできた。
 早速、味わう絶妙な舌捌きに腰が砕けそうなほどの快感が走る。唾液音を奏でながらする久美のフェラチオはプロ顔負けだ。
 昨日の朝、若妻の中に精液を出してから、既に二十四時間以上経っている。一般的に副睾丸の中に溜まった精液が空になっても、三日間で満タンになると言われている。だが、、たぶん、俺の精液増産工場はいつもフル稼働しており、平均よりも、早く、副睾丸というタンクの中を満たしているような気がしている。
 毎日でも抜かずにすまない性欲の強さうえ、そう感じる。
 あっ、うぅっ、それにしても、上手くていやらしい。いやらしい瞳でじっと俺を見上ながら、淫嚢を手で優しく擦り、別の生き物のように肉棒の感じるところを的確に刺激する舌の動きに呻き声がでてしまうほどだ。




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