官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第48話

 だが、そのスリルがいい。
「大丈夫だよ、例え誰かに見られたとしても、僕たちは全裸じゃないから、何をしているかまではわかりっこないさ」
「でも、あぅっ」
 亀頭でみどりの割れ目を探りあて、そのまま、押し込んだ。締まりよい膣肉の抵抗を少し亀頭に感じながらも、肉棒を奥までぶち込んだ。
「あっ、いやぁっ」
 振り向いて非難の目をおれに向けるみどりに構わず、細い腰を掴み抽送しはじめる。
「あぁぁっ、いゃぁ……こんなところでは、はふっ、あっ、あぁぁ」
 熱い肉で擦れる膣の快感にみどりが声を押し殺しながらも喘いでいる。快感に耐えられないのか、みどりの手がベランダの縁にかかった。ワンピースをまくり、ショーツをつけたままのセックス。しかも、誰かに見られるかもしれないというシチュエーションが異常な興奮をもたらしてくる。
 野外でのセックス、様々な生活音が聞こえる中、結合部からピチャピチャという粘っこい音が耳にはいる。
 結合部に目を落とすと、肉棒に白濁した汁が付着しているのが見てとれた。みどりもこの状況に異常な快楽を感じているようだ。
 そのことに喜々とし、激しく肉棒を打ちつけると、みどりが耐えられずに大きく喘いだ。
 いくら興奮の極致にいるとはいえ、さすがに大きな声をあげられたらまずいと思い、腰をひいた。
 脱力したようにその場にしゃがみこむみどりの手をとって部屋へ戻り、窓を閉めてカーテンを引いた。
「ひどい……あんなところで」
「でも、刺激的だったでしょ」
「でもぉ、もうベランダでは……」
「わかったよ。もうしないから、つづきをしよう」
 窓際でみどりを押し倒し、正常位で肉棒をぶちんこだ。最初からピッチをあげて、膣奥を突きまくる。
 部屋の中にはいったみどりは遠慮なく美貌を歪ませ大きく喘いでいる。
 キュッと締まる膣肉はアルコールで感覚の鈍った肉棒にもしっかりと快感を与えてくれる。
 パンパンッと音がするほど激しく抽送を繰り返すにつれ、快感も大きなものに変わってきた。
 そろそろ、射精が近づいてきたのがわかる。
「あぁっ、いきそうだっ、いっても、いいか」
「いいっ、いいよっ、いって、わたしもいくっ、いちゃうからっ」
「顔に、顔にだしたい」
「え、や、そんなっ、そんなの、あっ、いい、だめっ」
「久美さんはやらせてくれたよっ」
「いいわっ、好きにしてっ! あぁっ、いいっ、いいわぁぁっ、もっと、もっとぉっ、いいっ、いいっっ」
「うぅっ、いくっ、だすよっ」
「ひゃぁぁぁぁっ、だめぇぇっ、いくっ、いくっ、いっちゃううぅぅ」
 みどりが背を反り返らせ快楽の頂点に達した歓喜の声をあげたと同時に肉棒が脈打ち出し、慌てて腰を引いて女体に跨った。
 しかし、顔に到達する前に、ドピュッ、ズビュッと音が聞こえるほどに白い精液が勢いよく放たれ、みどりのワンピースにかかった。その勢いはとどまらず、みどりの顔をはるかに通りこえ、フローリングの床を汚していく。
 ああぁっ、顔だ、顔にかけたい! 肉棒を掴みみどりの顔に狙いを定めた。ドピュッ! かかった、みどりの美貌に! あぁ、たまんない! もっと、かけてやるっ! と意気込んだが、無情にも脈動はとまり、残った精液が力なくワンピースの上に垂れ落ちた。
 せっかく顔射を受け入れてもらったのにみどりの顎にしか精液をかけることができなかった……。美貌を精液まみれにできなかったことにがっかりしながらも、快感の余韻に浸っているみどりの口唇に亀頭をあてた。
「綺麗にして」
 そう言うとみどりは軽く頭をあげ、気だるそうに口唇で肉棒を包み込んでくれた。




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