第43話
みどりが淫裂に触れている肉棒を掴み、自ら腰を突き上げてきた。
そろそろお遊びも終わりだ。あまり焦らしすぎると、高まったみどりの情欲を静めかねない。
みどりの手をどかし、腰を進めた。
ヌルッ。
亀頭が割れ目に沈みこむ。
「あんっ! ねえ、早くぅ……」
みどりに促されるまでもない。亀頭へダイレクトに伝わる生膣のあまりもの気持ちよさに、我慢できるはずがない。しかし、ここは中年男である、若者のより女体を楽しむ術を心得ている。
膣肉の感触を確かめるため、ゆっくりと腰を進めていく。さっき、久美と交わったばかりなので、肉の違いがよくわかる。久美のものも凸凹があり、名器といえるだろうが、みどりの中は久美の膣よりも、もっと凹凸が細かいように思えた。例えるならば、だいぶ前に通販で購入したオナホールのようだ。亀頭から竿までを凹凸でしっかりと締め付けてくるオナホール、その快感は、手で擦る時よりもずっと気持ちいい。 こんな極上のものを使わないなんて馬鹿な夫だ。
しかし、この強烈な締め付けに、いつまで耐えきることができるだろうか? そんな不安を感じながら、腰を沈めていった。
「ああん、すごい、すごいわ、吉川さんの大きい」
「どういうふうにすごいんだい?」
腰をゆっくりと動かしながら言った。
「あんっ、あたる……あそこにあたるの」
「どうして欲しい?」
「そんなこと恥ずかしくていえないわ……」
大きく腰を引き、子宮に向けて力強く打ちつけた。
「うぐぅっ」
「玩具よりも、本物の方がずっといいだろう」
「いい、ぜんぜん違う……あぁぁっ、すごく、すごく、気持ちいいの、もっと、もっと、して」
「もっと淫らにしてあげるよっ!」
ズンズンと腰を振り、抽送を繰り返す。みどりの膣壁がギュッギュッと肉棒全体に絡み付いてくる。
あまりもの快感に、たちまち射精してしまいそうだが、気をそらしたり腰の動きを前後から回転に変えたりして耐えつづけた。
こうして耐えられるのも、さっき、久美の中に濃厚な精液をたっぷりと吐き出したからだろう。そうでなければ、いくら腰の動きを変えても、果てたに違いない。
「奥さんのおま○こ最高だ」
「吉川さんのも、すごい……擦れて、ああぁん、すごい、すごいの! あたる、こんなに気持ちいいの、はじめて」
こっちが腰の動きを止めると、みどり自ら腰を振り快感を貪ってくる。そこにさっきまで恥じらっていた若妻の姿はなかった。快楽の追及だけに没頭する淫乱な人妻になっていた。
そんなみどりに報いてあげたいが、激しく突きつづけると、みどりが果てる前に自分が果てそうだ。
最初のセックスでみどりを失望させてはいけない。なんとしても、みどりをセックスでイカせる必要がある。
ここは、みどりに主導権を握らせた方がいいかもしれない。騎乗位ならば女自身が最も感じるところをこちらから探らなくてもいい。
みどりの背に腕をまわし、繋がったままの状態で、彼女の上半身を起こした。あぐらの上にのった若妻は、早速、尻を振ってくる。
両足を伸ばし、背を床につけた。
「あんっ」
肉棒が奥まではいり、一瞬、みどりの顔が苦痛に歪んだが、すぐにその表情は変わり、俺が差し出した手を掴み、前後に尻をふりはじめた。
ゆっさ、ゆっさと揺れる美乳、喘ぎ続ける声、唇の隅から零れおちる涎、なやましく振りつづける腰つき、極上の膣肉に擦りつけられる肉棒に射精感が立ち上ってくる。
騎乗位ならば、なんとかなると思ったが、その考えは甘かった。
だが、淫乱な若妻をみあげながらも、現在の政治のことなど考え、必死にその快楽と闘い続けた。
そして、ついにみどりの口から聞きたかった言葉が吐き出された。
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