官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第44話

「はぁぁん。もう、だめっ! いいっ、いいっ、ううっ、だめぇっ、きそう、きそう、きちゃう、いくぅっっっ、いっちゃうっっ」
「くううっ、ぼっ、ぼくも、出そうだぁっ!」
「出してっ、出して、よし、あぁぁっ、いっしょに、いっしょに……いっしょにイってぇ!」
 いいのか!? このままだと、中出しだ! しかも、肉棒がズッポリと奥まではいる騎乗だ。ザーメンは間違いなく子宮にぶちあたってしまう。妊娠してもよいのか? それとも、安全日なのだろうか?
「出すよ! みどりの中に出しちゃうよっ!」
 わずかに残っている理性で、みどりに確認した。
「いいっ、いいっ、いいのっ、出してっ! 出してっ! イってぇぇっ! ああっ、いくっ、いくっ、いちゃぅぅぅぅっ!」
 みどりの膣肉がいっそうしまった。その瞬間、強烈な快感に襲われ、肉棒が激しく脈打った。

   全ての精液を放ち終えると、みどりは俺の胸板に倒れ込んできた。みどりの荒い息遣いを感じながら、その華奢な背にそっと腕をまわした。その肉体はピクピクと痙攣していた。オナペットだった若妻と結ばれ、イカセルことができたことに、この上ない喜びを感じながら、震える背中を優しく撫でつづけた。

 重なったままみどりがクチビルを重ねてきた。
「どうだった、久しぶりのセックスは?」
「気持ちよかった……こんなに感じるなんて、はじめて……」
「はじめて?」
「うん、だって、みんな早くて、セックスでイったことなんてなかった……」
「それは仕方がいないさ。だって、みどりちゃんのおま○こが名器だからさ」
「えぇぇっ! そうなんですか? みんな、あっ、みんなって言ってもそんなにたくさんの男性と経験してきたわけではないですけど……誰もそんなことを言わなかった……」
 これだけの極上のおま○こを褒めてあげないなんて、いったい、みどりの肉体を貫いてきた男どもは何を考えていたのだろう。
「あっ、小さくなってきた」
 欲望を満たした肉棒が萎えてきた。みどりが身体を起こし、腰をあげ、結合を解くと、猥らな割れ目から愛液と混じり合った精子が流れおちてきた。
「あぁぁん、すごい量……妊娠しちゃったらどうしよう?」
「え!? 安全日じゃ、なかったの?」
 みどりの言葉に仰天し、言葉を走らせた。
「はい、どっちかっていえば、危険日かも……」
「えぇぇっ!」
 危険日に生でセックスするのは、オトコの俺でも遠慮するのに、みどりは平然とそんなことを言う。しかも、彼女は人妻だし、出張がちの旦那とはほとんどしていないという。もし、旦那と俺の血液型が一緒だとしても、妊娠したら、他の男とセックスしたのがバレバレだ。そうなったら、みどりはどうするんだろう?
「うふふっ、でも、赤ちゃん欲しいかも……」
「いっ、いいのかい」
 思わず声が裏返ってしまった。
「うふっ、そんなに心配しなくて大丈夫ですよ。意地悪な吉川さんをちょっといじめてみたくなっただけ……安心てください。わたし、妊娠しにくい体質みたいだから……」
「あっ、そう、そうだったの……だけど、みどりちゃんだったら、僕は……」
「いいんですよ、無理しなくても。優しいんですね、吉川さんって……あ、いやだぁ、また流れてきた……ほんと、すごい凄い量……わたし、シャワーを浴びてきますね」
「僕が洗ってあげる……」
「うふっ」

  ※

 その後、浴室で一発、みどりが作ってくれたパスタを裸のまま食べたあと、キッチンで一発と、合計三回のセックスを楽しみ、午後二時半を過ぎたころ家に戻った。  

 シャワーで性臭を洗い流し、着替えを済まし、書斎のリクライニングソファに体を沈めた。
 括れた腰に、形のよい張りのある乳房、極上のおま○こに、いやらしい喘ぎ声、みどりは最高だった。
 できることならば、生まれたままの姿のまま、ずっとみどりといたかった。しかし、今週中に仕上げなければならない仕事が残っている。久美とのセックス、みどりとのセックスで、仕事はほとんど進んでいない。個人事業主は、信用が第一だ。期限までに仕事をこなすことはもっとも重要である。だから、後ろ髪をひかれる思いで、みどりにさよならを言った。
 だが、別れ際にみどりは、今夜のディナーを誘ってくれた。たまっている仕事を進めなければとの焦りもあったが、その誘いを断わるわけなどできなかった。なにしろ、食後の甘いデザートとして、またあの若妻の肉体を味わうことができるのだ。そう思うと肉棒がまた疼いていてきた。
 あぁ、ダメだ! ダメだっ! 今は仕事に集中しなければ! 久美、みどりと四回のセックスでだるくなっている身体を起こし、パソコンチェアに席を移した。

   普段の仕事ぶりが嘘のように作業がはかどった。まだ、完成とはいえないが、七割ほど作業は進んだ。
 パソコンの時計をみると、約束した時間、六時半まであと一時間になっていた。彼女との別れ際、飲み物を持っていくと伝えると、みどりは酎ハイを飲みたいとリクエストしてきた。
 家にあるアルコールは発泡酒と飲みかけのバーボンしかないので、買い出しにでかけなければならない。ついでに、マムシドリンクも買っておいた方がいいかもしれない。夜は長いし、酔うと淫乱になるみどりが、一度のセックスだけで到底満足できるとは思えないからだ。
 一線を越えて、心の負担がとれたであろうみどりがアルコールに刺激されて、いったいどれだけ乱れるのか? そんなことを思い浮かべ、にんまりとしながら、財布を手にし、家をでた。




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