官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第31話

 何も考えることはない、ただ、この快感だけに集中しよう。
 そう思い、背をのけぞらしての騎乗位から、ノーマルなものに戻して、服の下に隠さ れた豊満な乳房をゆっさゆっさと揺らしている久美の腰をがっしりと掴み、下から力強 くズンッと突き上げた。
「あんっ」
 久美の頭がのけぞった。
「あぁっ、いいっ、すごい、すごいわっ、あなたの、あぁぁっ、あたるっ、あたっちゃ ぅぅぅ」
 連続してつきあげる肉棒に久美が狂喜の声をあげる。
 玄関の傍での激しいセックス、遠慮ないオンナの叫びがドアの向こう側に漏れている かもしれない。
 だが、もぉ、そんなことはどうでもいい。
 淫らな声を出しつづける美人妻の生肉から得られる強い快楽で、極上の瞬間が沸々と 迫ってきている。
 久美の開いた朱唇から涎が垂れ、白のヘンリーネックのシャツに滴り落ちた。しかし 、汚いとは全く思わない。逆によだれを垂らすまで久美が感じてくれているということ が、嬉しく、突きあげを加速させた。
「あっ、あっ、いいっ、いいっ、あっ、いっ、いぃ、いきそう、いきそうよ」
 亀頭を擦る生の膣肉の締め付けがいっそう強まった。
 このままでは、もぅ、もたない。
「お、おれもっ、おれも、いきそうだっ」
「いっしょに、いっしょに、いっしょにいってっ! ああぁぁぁぁぁっ、いっ、いくっ 、いっちゃぅっっっ!」
 久美が叫んだ、とほぼ同時に膣肉が小刻みに痙攣するのを感じ、肉棒がどくんっ、ど くんっ、と力強く脈打ち、熱いザーメンが噴き出した。

 精液を体内で受け止めた久美は満足そうな笑みを浮かべ、俺の唇に触れるようなキス をして、傍にあったブランド物のバッグの中からポーチをとり、そこからポケットティ ッシュを数枚抜き、腰をあげてワレメにあてがった。
「あぁ、すごい量……」
 久美は、流れ出た精液を受け止めたティッシュをくしゃっと丸めて床に置き、新たな ティッシュを取り出した。
 あまり見ることのできない女性が精液を処理する光景に戸惑い、言葉を失っていると 、久美はバッグからレースの側部に薔薇の模様のはいったブラックのパンティを取り出 し、足を通し、膝まであげたところで穿くのをとめた。
 これから何をするのか、おおよそ、察しはつくが、久美の動きを食い入るように見つ めた。

 、 「もぉ、そんなに見ないでよぅ」
 久美は恥ずかしそうな表情を浮かべてパンティの中心部に新たなティッシュをあてパ ンティを腰まで引きあげた。
「もう、吉川さんったら、凄いのね。昨日、三度も出しているのに……本当にお強いの ね」
「それも、久美さんのせいだよ」
「え」
「僕にとって最高の女性だからさ」
 久美は頬を赤らめ嬉しそうに笑った。

「ところで、どうしたんだい?」
「えっ?」
「いや、なんだか、いつもの久美さんとは違う感じで……」
「どういう意味かしら、わたしはいつもと……あっ、あぁっ、この服装ね。あ、そうな の、ごめんなさい。これからお仕事で人と会わなければならないのよ。本当は吉川さん との時間を楽しみたくて、来週にしてくれないかって、先方にお願いしたんだけど、ど うしても今日じゃなきゃ都合がつかないって言うから……」
「僕も久美さんと楽しみたいと思っていた」
「ごめんさい」
「……仕方がない。仕事が第一だし、それに、僕たちは互いに家庭のある身、割り切ら なければならないしね」
「あっ、寂しいなぁ。そんな、言い方……でも……そうよね。深くのめりこむと、たぶ ん、引き戻せないところまでいってしまうかも……そうね、いいわ。お互いに持て余し ている肉体を満足させる関係ということで……だけど、自信ないかも」
「自信?」




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