第12話
「ふぅっ、ほんとに、やばかったよ」
「そ、そんなによかった?」
「うん、気を悪くさせるかもしれいけど、まるで、その道のプロにしてもらっているように、巧みなフェラチオだよ」
「ふふっ、実は、わたし過去に風俗やってたことあるの」
「えぇっ! まじにっ! だったら、納得できるような」
「あは、本気にした? うそよ、うそよ」
「なぁーんだ、そうなんだ」
互いの淫らなところを見せ合ったせいだろうか、いつの間にか俺と奥さんは冗談を言えるまでに打ち溶けあっている。
「ねぇ、もぉ、わたし我慢できない……きて……」
笑っていた奥さんの表情が一変して淫猥なメスのものとなる。そのギャップが俺の淫心をいっそうかきたてる。
たまらずに久美を押し倒し、膝を立たせて左右に大きく開いた。
指と舌で弄った割れ目が、肉棒を誘うようにパクパクと蠢いている。
肉棒を指で摘み、粘液でびしょ濡れの狭間にあてた。
「あぁぁん……早く、来てえっ……突いて……掻き回してぇっっ……」
言われるまでもなく、早く、この膣肉を味わいたい。粘液で滑り穴から外れないよう慎重に腰を進めた。
膣の中に先端部がヌルッと入った。
圧迫感は子を産んだだけにさほどでもないが、亀頭を擦るだけの狭さは充分にある。
それに、何といっても生で挿入している。ヌルヌルした淫らな粘液が亀頭に直接絡みつき、気持ちいい。
ズンッと奥まで一気に腰を進めた。
「ああぁっ……んっ! お、大きいぃっ!」
「そんなに大きい? 旦那のより?」
「そ、そんなこと……いわせないで……」
「それじゃあ、おあずけだ」
意地悪く言い腰をひいた。
激しく突きまくって早く精液を出したいのは山々だが、青臭い若造とは違いセっクスに熟知している大人である。
駆け引きも互いの快楽を引き出すことを知っている。
「やぁぁんっ……いじわる……」
「僕のチンポが欲しいんだろう? だったら答えて……」
「あ、あなたのおちんちんのほうが大きい……主人のより、今までで一番大きいから、お願い、早く入れてえっ! 早く、あなたのちんちん、おま○こへいれてぇっっ」
「ふふっ、いいよ。いれてあげるよ。僕のチンポで奥さんのおま○こぐちゃぐちゃにしてやるよっ」
ズブッ、ズブッ、ズブッ!
「ああっ! いいっ! おちんちんいいっ! もっと、もっと、動かしてぇっ……メチャクチャに掻き回してぇっ!」
人妻の淫らな叫びに応じて腰を激しく振りつづけると、堪っていた濃厚な精子が飛び出しそうになってきた。何しろ、一週間も精子を放っていない亀頭は敏感だ。これ以上激しく腰をふったら、まずい。
挿入してから二分ほど、あっけなく果てて久美をがっかりさせたくない。
腰の動きを前後から回転へ変えた。
「ああぁぁっん、そこっ、気持ちいいっ! おま○こいいっ! ああっ、もっとぉっ、もっと、激しく、突いてっ!」
淫らに叫ぶ久美は、ゆるい動きに満足いかないのか、自ら腰を突き動かしだした。
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