官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第10話

 指で膣穴を責めながら、クリトリスに舌を使い続けると、 
「あっ、あぁぁん……いいっ! もう、だめっ! くっ……くぅぅぅっ、いっちゃうっっ! いっちゃうっっっっっ!」
 久美が絶叫し、両手をマっトに投げだし上半身を弓なりにさせた。
 陰唇から唇を離し、起き上がって久美を見つめると、久美は陸揚げされたばかりの生きの良い魚のようにピクピクと女体を震えさせている。

(それにしても、すげぇ感じようだなぁ。旦那の愛撫が下手なのか? それとも、男自体がご無沙汰だったのか?)
 そんなことを思いながら、あふれ出す粘液で汚れた口の周りを右手の甲でぬぐい、人妻の証しである銀色に輝く指輪をはめている奥さんの左手首を掴んで、ずっとはち切れんばかりに勃起していた肉棒へ導いた。

「久美さん、敏感なんですね。乱れる姿も色っぽくて若い娘に負けてませんよ。今度は久美さんのテクニっクを僕が味わう番ですよ」
「あんっ、すごぉーい……コチコチになっている……それに、熱い」
 久美は甘い声をあげ、白い指を肉棒に絡め、半身を起こした。
「すごい、すごいのね。こんなに大きいなんて……」
 久美は勃起した肉棒をうっとりと見つめ、それを品定めするかのように根元から先端まで強く握ったり優しく握ったりを繰り返す。
 ただ、握られただけで、摩擦を加えられているわけでもないのに、ピクピクと肉棒は震え、亀頭の口から涎が流れでる。
「ああっ、素敵っ……」
 久美は悩ましく言い、いきなり、男の汗でベトベトになった俺の首筋に舌を這わした。
 微妙なタッチのオンナの舌と鼻先にある久美の栗色の髪の毛から発する甘い香りに、背筋がゾクゾクと震える。
 赤い舌が首筋から鎖骨を通って乳首にきた。
 男の小さな乳首にオンナの舌が這い回る。
「うっ、ううっ」
 久しぶりに味わうくすぐったさと快楽が入り混じった不思議な感覚にたまらずうめき声をあげた。
「逞しい胸板……硬くて、イヤラシイ……どう、気持ちいい?」
「気持ちいいよ……久美さん」
「うふっ、もっと気持ちよくしてあげる」
 久美の頭が下がっっていく。鳩尾から一直線に聳え立つ肉棒に向かって久美の舌が這って来る。




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