官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第5話

「いやっ、そんなもの閉まってください」
 奥さんは両手で目を覆いその場にしゃがみこんだ。
「いいえ、奥さん。これが僕の正直の姿ですよ。恥ずかしがらずに見てくださいよ。僕の硬くなったおち○ちんを」
 奥さんの手首を掴みぐいっと左右に開いた。
「いやっ」
 奥さんは、口で否定したが、大きな瞳でしっかりとお腹に張り付きそうなほど鋭角に勃起したものを見つめている。
「あぁ……」
 奥さんの甘いため息が亀頭を擽り、ビクビクッと竿全体が上下に揺れた。
「ずっと憧れていた奥さんに見られて喜んでいますよ」
 奥さんは言葉なく息を荒げている。
「見てるだけじゃあ、つまらないでしょう。触ってみましょう」
 奥さんの手をとり肉竿に触れさせた。
「やっ」
 その瞬間、奥さんは処女のようにビクッと全身を震えさせ手を引っ込めようとした。だが、俺はそれを許さずに、その白い手を再び肉竿に導き、強引に握らせた。
「大好きな奥さんに触られてこいつも喜んでますよ、ほらっ、こんなに濡れているし」
 透明な汁で濡れ光る亀頭に奥さんの荒い息が吹きかかり、奥さんの冷たい手のひらの中で肉竿がピクピクと脈動する。
「奥さん、僕がずっと思い、願い続けてきた夢を叶えさせてください。奥さんを抱きたい……、もし願いが適うのならば、どんなことでもします。一度だけで、今回だけでいいんです」
「本当に一度だけ……」
「ええ、一度限りのアバンチュール。僕たちが黙っていれば、誰にも知られることはありません。それに、僕は奥さんの家から一歩でたら、このことは忘れるつもりです。これ以上、セックスを強要したりなど絶対しませんから」
「本当にヒミツにしてくれますか?」
「もちろんです」
 奥さんの目を見つめきっぱりといった。
「あのぉ、玩具のことも……」
「ええ、忘れましょう。僕が大好きな奥さんに嫌な思いをさせたくはないですから」
 異性から好きと言われたら男女問わずに気分がいいものだろう。続けて「好きです」と囁いた。
 奥さんは頬を赤く染め、視線を落とした。
「好きです、奥さん」
 ダメ押しの言葉を吐いた。すると、
「わかりました……一度だけなら」
 遠慮がちに奥さんは応えた。
「約束します!」
 憧れの奥さんの口から出た言葉に心を躍らせながら、しゃがみこんでいる奥さんを引っ張りあげ、いきなり唇を奪った。
 が、突然の口付けに、直に奥さんは逃れた。
 奥さんの息は荒い。
「キスは嫌ですか?」
「……いえ、突然だったから、少しびっくりして」
「じゃあ、もう一度……」
 奥さんが瞼を閉じたと同時に細い背に両手を回し、ぐいっと抱き寄せ、再び唇を重ねた。
 だが、まだ戸惑いがあるのだろうか? 奥さんの唇は閉じられたままだ。その唇を開こうと舌の先で唇を舐めると、
「うっ、むぅんん」
 奥さんが呻き、唇の間に隙間ができた。その僅かな隙間に狙い、舌を尖らせ奥さんの口の中へ挿入した。舌を舌に絡めると、意を決したのか? 女の本能なのか? 積極的に舌を動かしてくる。
 静まり返った部屋に二人の荒い鼻息だけが響いている。
 背に回した手を何度も視姦した奥さんのお尻へ滑らせ、ぐいっと引き寄せた。むき出しになっている肉竿が柔らかい下腹部に密着する。
 お尻に指を食い込ませると、奥さんは唇を離した。たっぷりと送りあった唾液が糸を引き、どっと漏れた二人の息でプツンと切れ、顎を汚す。
 耳たぶを唇で挟み軽く噛んだ。
「ああッ……」
 奥さんが呻き声を漏らした。
 耳たぶに舌を這わすと、奥さんが腰をくねらせた。柔らかい腹が肉竿を刺激する。
 右手を尻から離し、セーター越しに膨らむ大きな乳房にあてがった。
 奥さんの肉体がピクッと反応する。
 指先に力をこめた。
「ここじゃ、いやッ……」




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