時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第32話「姉弟合体」

 志乃と菊之助の結合の瞬間を、目をギラギラと輝かせて食い入るように見つめる進十朗。
 その姿はさながら情欲の権化であった。

 反り上がった菊之助の肉根を志乃の花芯にあてがうと、子分たちが力をゆるめた。
 志乃をぐぐっと貫く。

「ぎゃあああああ……~~~~~!!」
「うううっ……!!」

 志乃と叫び声と同時に、菊之助も身体を震わせてうめく。
 志乃は一瞬気を失った。
 潤されていたとはいえ、志乃は正真正銘の未通女(おぼこ)であり、やむを得ぬことであろう。
 さらに童貞の菊之助も姉とまぐわうことに心は痛めたが、その一方で秘めたる興奮を覚えていたことも事実であった。
 
 想いを寄せる志乃を菊之助に提供することで巨大な快楽を得ようとする進十朗。
 それは愛妻や愛人を他人に寝取らせることで自身の性的願望を満たそうとする心理と酷似していた。

「もっと深く合体させるのじゃ。菊之助が放出するまでやめてはならぬぞ!」
「へい!」
「いやっ! やめ……やめてください!」
「ううっ……!」

 子分たちは志乃の抵抗など物ともせず、強引に腰をつかまえ何度も何度も打ち付けた。

「あ、あぐうぅっ……!!」

 進十朗の特異な肉欲が菊之助を介して、志乃のおぼこをかき分け花芯を貫く。
 処女花は菊之助の肉根に突き破られて、破瓜の血に彩られる。

「うううっ……ああ、ああ……うう……う、うごかないでぇ……」
「ふん、我慢せずとも痛いなら痛いと言えばよいものを」

 痛いはずなのに必死に堪え、苦しみの言葉を一言も漏らさない志乃。
 涙を滲ませながらも懸命に耐える顔は実に美しかった。
 進十朗は冷酷にもその可憐な美しさを堪能しながら、子分たちが処女の骨盤を持ち上げ上下動させる光景を愉しんだ。

 ぬっちゅぬっちゅぬっちゅ……

 窮屈な肉道に菊之助の巨根に押し込まれていく。

「うぐぐぐぐっ……! ううっ……!」

 皮肉にも、志乃にとっては初めての肉根受け入れの苦痛であり、菊之助にとっても初めての挿入の快感であった。

「どうじゃ? 奥まで届いたか?」
「十分届いてると思いますよ、進十朗様。それにしても女は損ですねえ、初めての時男は思いきり気持ちいいのに、女は痛いだけですからねえ」
「まったくそのとおりじゃな」

 強制交尾の痛みに耐え切れなくなってきた志乃が白目を剥く。

「あああっ……!! もうこれ以上、もうこれ以上……私たちを辱めないで……ください!」

 志乃の哀願など誰も耳を貸そうとしない。
 そればかりか辰蔵にいたっては結合個所を覗きこみ二人を囃し立てる。

「小僧、姉上の女陰の具合はどうだ? 未通女なので締まり具合は最高だろう? おっと、小僧も初めてだったか? ほかの女と比べようがねえか。これは悪かったなあ。がはははははは~」

 何度も抜き差ししてる間に、肉根が真っ赤なになっていた。破瓜の血にまみれたようだ。

「ほほう。志乃が未通女に間違いなかったということだな。がははははは~」

 ほどなく菊之助が快感に耐えきれず、腰を浮かしビクンビクンと痙攣させた。

「姉上ぇ……許してください……! もうこれ以上は我慢ができませぬ……!」

 菊之助が腰を激しく動かしている。

「うううう……うっぐぅぅぅぅぅ~~~~~!!」

 ドピュ~~~ン……

「なんと、小僧が姉さんの中に出しやがったぜ! だらしがねえな~」

 辰蔵が囃し立てると、お松とお米もつづく。

「おねえさまの締めつけが余程強かったんだね」
「志乃さん、弟さんの初汁を一滴もこぼさないで受け止めてあげるんだよ。おほほ」
 
 子分が両脇から志乃を担ぎ上げ、スポンと花芯から肉根が引き抜かれる。
 血糊の混じった白濁色の精液がしたたり落ち、菊之助の下腹部を濡らす。

「けっ、初めてとはいえ大量に汁を出しやがったぜ」
「よほどおねえさまのナニが気持ちよかったのね」
「さあ、懐紙で拭いてあげようかね」

 その時、鼻息がはっきりと聞こえるくらいに荒くなっている進十朗の姿を見た辰蔵が驚いた。

「進十朗様、二人のまぐわいを見て、相当興奮なさったようで?」
「実はな、私は好いたおなごが他の者に抱かれるのをまのあたりにすると、やたら昂る癖があるのじゃ」
「では早速寝屋の支度をしましょうか?」
「ふっ、すでに隣の部屋に用意しておるわ。それよりも志乃にこれを塗ってやれ」

 進十朗がお松に差し出したのは小さな容器に入った軟膏であった。

「これは何の薬ですか?」
「主成分は傷薬の『ガマの油』じゃ。そのほかに南蛮渡来の媚薬を混ぜ込んでおる」
「な、なんと!」



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