時代SM連載小説 『牢獄の美姉弟』 ~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~ 作者:縄吉及びShyrock(リレー小説) |
第31話「むりやり花菱責め」
「いいえ、どんな目に遭わされようと絶対に言いません」
「ふん、まったくもってしぶとい女じゃ。ええい、はよう、まぐわいをさせるのじゃ!」
「ちょっとお待ちを!」
いらだつ進十朗に、お米が待ったをかける。
「どうした?」
「結構いじってやったのですがね、今一つ濡れ具合がよくならないんですよ。このままだとまぐわいに少し手間取るかと」
進十朗は意味ありげな薄笑いを浮かべた。
「ううむ、濡れぬのか? では弟に舐めさせたらよいではないか」
奇抜な提案にお米が驚きのあまり目を白黒させた。
「なんとっ! 姉の女陰を弟に舐めさせるのですか?」
「そうじゃ、滅多に見られる光景じゃぞ」
「これはすごい!」
進十朗たちのたくらみを耳にした志乃と菊之助は狼狽し「縄を解け」「放せ」などと騒ぎ出す始末。
「ええい、うるさいぞ! あまり騒ぎ立てると、また猿轡を噛ませるぞ!」
口をふさがれるのは苦しいもの。縛られているうえに猿轡など噛まされては堪ったものではない。
進十朗の威嚇で志乃たちは声を潜めざるを得なかったが、それでも涙声ですがるように訴えかける志乃。
「進十朗様、どうかお慈悲を……弟にそんな破廉恥なことをさせるのだけは、どうかお許しください」
「志乃、おまえが素直に白状せぬからこのような責めを受けるのじゃ。諦めるのじゃな」
「進十朗様、あなたは鬼です……人間の面をかぶった鬼です……」
「ふん、何とでもほざけ。おい! 志乃を菊之助の顔の上に下ろせ!」
「はい!」
わっしょいわっしょい!
両脇から担いでいた子分たちが志乃を股間を菊之助の顔面に近づけた。
「やめろ~~~! やめてくれ~~~!」
菊之助は顔を横に背けようとするが、お松が顔を押さえつけそれを許さない。
「ほら、ちゃんと、お姉さんのおまんこを見てあげるんだよ」
「や、やめて……くれ……嫌だ……はぁ、はぁ……」
「嫌だって? お坊ちゃんに拒むことなんてできないんだよ、ほれ、しっかりと上を向いて」
「やめ……やめろ……」
うわごとのように「やめろ」と繰り返す菊之助。
しかしいくら哀願をしてみてもすべてが徒労であった。
志乃の腰はじわじわと落とされ、菊之助の顔にどっしりと臀部を沈めてきた。
「んぐっ……!」
「ちゃんと割れ目を小僧の口に当てろ」
「へい」
辰蔵の命令で子分は、女陰が菊之助の口に当たるように調節する。
陰裂が口に触れる。
粘膜が唇にからみつき菊之助が苦しがる。
「むぐっ……んぐぐぐっ……!」
「姉上のホト(女性器の意)をちゃんと舐めるんだぞ。分かったか?」
「むぐむぐっ……!」
辰蔵が菊之助を脅す。
「お坊ちゃん、しっかりと舐めねえと息をさせてやらねえぞ。しっかりと舐めたら褒美に時々姉上のケツを上げて息をさせてやる」
「ふんぐっ……! んぐ……!」
子分たちがときおり志乃の臀部を持ち上げ、菊之助にわずかな呼吸のいとまを与えた。
真剣に舐めないと呼吸をさせてもらえない。死の恐怖が脳裏をよぎる。
選択肢はなく志乃の陰裂を舐めざるを得なかった。
弟の舌で秘所を舐め回され、否応なしに蜜液が滲みだす。
「あっ……ああっ……そんなっ……いやぁ……あっ……!」
喘ぐ志乃の表情を腕組みをしながら満足そうに眺めている進十朗。
その横で辰蔵も顎に手をあてがいニヤニヤと鼻を伸ばしている。
お米は志乃の背後から乳房をもみほぐし役目を担っている。
苦悶の表情を浮かべる菊之助。ときおり与えられたわずかな隙間で呼吸をする。
「んぐっ……! むぐむぐっ……! ぶはぁ~……」
「あんっ! ……あぁんっ! いやっ……もう許して……!」
「ふんぐ……んんぐっ……」
「あぁん……はぁん……!」
「辰蔵、このまぐわいは何という名だ?」
「花街では『石清水(いわしみず)』と申しやす。ただしこの場合は一種の拷問と言えるかも知れやせんがね」
呑気に語り合う二人だが、その間にも菊之助は志乃の愛液にまみれ必死に空気を求めている。
「ごっほごっほごっほっ……! ぷぁっ! く、苦しい……!」
柔肉と愛液に溺れながらの花菱責め(クンニリングスの意)ではあるが、時間が経つにつれ、菊之助の舌の動きはどんどん弱くなっていく。
辰蔵がお米に尋ねた。
「お松、お嬢さんの濡れ具合はどうだ?」
お松が陰裂に指をあてがう。
「これだけ濡れたら、もうだいじょうぶですよ」
お松の言葉を受けて、ふたたちお米が菊之助の肉根を擦りだす。
萎えてはいないが、さらに硬くしようという算段らしい。
「よし、いいだろう。合体させろ」
辰蔵が子分二人に非情な命令を下した。
菊之助の肉根はお米に擦られて、まるで岩のように痛々しく怒張している。
志乃の腰がぐんぐんと下げられ肉根に接近した。