時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第18話「女責め」

 志乃は男達に背を向けゆっくりと脱ぎ始めた。
 男達のギラギラした視線が志乃の全身に浴びせられている。武家娘としてこんなヤクザ者に肌を晒す屈辱は死ぬほど辛いものであろう。
 志乃の肩から着物が滑り落ち白い肌が男達の視線に晒された。男達の唾を飲み込む音が聞こえる。

「ほら、もう一枚残ってるぜ、ヒッヒッヒ、早くしろ」と辰蔵はニヤニヤして叫んだ。

 しかし、辰蔵の不安は大きくなった。まだ直訴状が出てきていないのだ。残るは志乃の腰を覆っている赤い布の内側にでも縫い付けられているしかないのだ。

「おい、おんな、早く脱げ」

 志乃は腰紐の結び目に手をかけた。結び目が解け赤い布は腰の線に沿って滑り落ちた。
 志乃の全裸像が男達の目に晒されたのだ。
 辰蔵はその美しさに見惚れたもののハッと我に帰り、志乃の足元に散らばっている着物の中をあわてて探し出した。しかし、直訴状らしきものは見つからなかった。

「おい、おんな、直訴状はどこだ」と辰蔵は志乃に詰め寄った。
「そんなもの知りません」
「そんなはずはねぇ、どこかに隠したか誰かに預けたか、それしか考えられない、おんな、白状しろ、明日には沢辺藩の追っ手が到着することになっている、それまでに直訴状を見つけないと親分に恥をかかせることになる、おい、直訴状はどこだ」
「そんなものはございません、本当です」と志乃はあくまでも白を切った。
「辰蔵兄貴、この女こんな忍者の装束を持って旅していたとは考えられませんよ、この町の誰かの家に匿われてそこでこの装束を借りたのでは・・・」
「そうだな、おい、みんな、町中家捜しだ、なんとしても明日の昼までは見つけなきゃならん、わかったな、俺はこの女を責めて白状させようと思うが、沢辺藩からこの女の肌に傷をつけるようなことはするなと言われているから白状させることは難しいかもしれん、みんな頼むぜ」と辰蔵は言った。
「兄貴、わかりました、早速町中の家捜しを始めます、おい、みんな行くぞ」と男達は志乃の裸をチラチラ眺めながら出かけていった。

 土蔵には辰蔵と二人の子分だけが残った。

「おい、おんな、誰に預けた、言え」

 志乃は立ち膝で体を隠すようにして体を丸くしている。

「痛めつけて白状させるわけにはいかねぇとなりゃ、女責めで吐かせるしかねぇな、よし、おんなを後ろ手に縛れ」と辰蔵が命令した。

 辰蔵は壁にかけてあった筆を手に取った。
 後ろ手に縛られた志乃は男達に左右から押さえつけられている。
 辰蔵は志乃に近寄った。志乃はなにをされるのかと恐怖の眼差しを辰蔵に向けた。
 辰蔵は筆先を志乃の乳頭にあてた。

「ああっ、いやぁ」と志乃は仰け反った。
「おい、おんな、白状するまで続けるぜ、我慢できるかな。ヒッヒッヒ」と筆先は乳頭を這い回った。
「ああっ、あっ、うっ、ああ、いやぁ、やめて・・・・」と志乃は悩ましく悶え苦しんでいる。
 
 乳頭の異様な刺激は志乃にとってはじめての感触であった。その感触はなにか体全体を熱くしていくような気がした。
 筆先は乳頭から乳房全体そして腹部へと下がって行った。

「おい、おんなの足を広げろ」と辰蔵が言った。

 すぐに男達の手で閉じ合わせていた足が大きく左右に広げられた。男達の目が広げられた太ももの中心に釘付けになった。
 女の全てを晒してしまったのだ。柔肉はくすみもなくふっくらと閉じ合わさっている。多分、男を知らない体なのであろう。



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