時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第19話「山芋責め」

「ああっ、み、見ないで、いやぁ、ああっ・・・」志乃は気が狂ったように悶えた。

 誰にも見せたこともない女の花園を見知らぬいやらしい男達に観察するように眺められているのだ。武家娘としてこれ以上の屈辱があるであろうか。

「おい、おんな、恥ずかしいか、ヒッヒッヒ、早く白状しねぇともっと恥ずかしい思いをすることになるぜ、いいのか、フッフッフ」と辰蔵は陰毛を左右に分けるようにし柔肉の亀裂を左右に広げだしたのだ。
「あっ、いやぁ、や、やめてぇ、許しませぬよ、や、やめて、ああっ、あー」

 志乃がいくら暴れようとしても男達の馬鹿力で押さえつけられていてはビクとも動かすこともできず辰蔵のされるがままであった。
 ピタリと閉じ合わさっていた肉の谷間が左右に広げられていく。鮭肉色の内部が顔を出してくる。男達は唾を飲み込み顔を近づけてくるのだ。全てが間近から見られている。色も形も大きさも観察されるように凝視されているのだ。
 辰蔵の持った筆先が女の敏感な陰核に触れてきた。

「あっ、キャー、や、やめてぇ!」志乃の悲鳴が土蔵の中に轟いた。
「ヒッヒッヒッヒ、おんな、気持ちいいだろう、天国にいった気持ちにしてやるぜ、ヒッヒッヒ」と筆先は陰核を撫で回すように這い回った。
「ああっ、ああ、あっ、ううっ・・・あっ」志乃の息づかいは次第に荒くなってくる。
「おい、見ろよ、かなり濡れてきたぜ、フッフッフ、辰蔵兄貴、でもおんなを悦ばせていても白状しなきゃなんにもなりませんぜ」と子分の一人が言った。
「そりゃあ、そうだな、早く白状させねぇとな、なにかいい考えはないか」と辰蔵が聞いた。
「いくら責めてもこれでは吐かないとおもいますぜ、弟を使ってはどうでしょうなぁ」
「そうか、自分に対する責めは我慢できても弟の苦しむ姿は見ぬふりはできねぇだろうな、よし、小僧をその台の上に縛り付けるんだ」と辰蔵が命令した。

 すぐに菊乃助は土蔵の隅に置いてある不気味な台の上に仰向けに乗せられ、手足は左右に広げられ四隅に取り付けられている鎖で拘束された。

「よし、おんながよく見えるようにそこの柱に縛り付けろ」と辰蔵が台のすぐ脇の柱を指差した。

 志乃は菊乃助のすぐ脇に立ち縛りに縛られた。

「ところで、どんな責め方をしますか、辰蔵兄貴」
「痛めつけても小僧も武士だ、そう簡単には根を上げねぇだろう、べつなやり方でなにかないか」と辰蔵が聞いた。
「兄貴、山芋責めはどうですか」
「そうだな、面白いかもしれねぇな、痛みより痒みの方が我慢できねぇというからな、よし、やってみよう、準備しろ」と辰蔵はニヤニヤして言った。

 すぐにドロドロした山芋が入った桶のようなものが運ばれてきた。
 菊乃助はなにをされるのかと恐怖に顔が青ざめていた。

「おい、おんな、おめぇの弟が目の前で泣き叫ぶぜ、ヒッヒッヒ、早く白状しねぇか、どうだ」と辰蔵はニヤニヤして言った。
 
 志乃は顔を背けたまま目を閉じ合わせている。

「いいのか、弟はかなり辛い思いをするぜ、いいんだな」
「姉上、心配しないで下さい、私は大丈夫です、絶対白状しないで下さい」と菊乃助が急に叫んだ。
「菊乃助!」
「ヒッヒッヒッヒ、なかなかの兄弟愛だな、でも我慢できるかな、気が狂ってしまうかもしれねぇぜ、フッフッフ、よし、始めろ」と辰蔵が言った。



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