時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第6話「屈辱の剃毛」

 町に買出しに行ったお里は明日の朝菊乃助が晒し者になることを耳にした。家に戻ったお里は急いで志乃にその事を伝えた。

「そうですか、お里さんありがとうございます」と落ち着いて答えたものの志乃の頭の中は混乱した。

 弟菊乃助が晒し者になる、それも素っ裸にされて晒されるというのだ。弟にそんな屈辱を味あわせるわけにはいかない。なんとか助け出さなければ、しかし、志乃の足の捻挫はまだ治っていない。もし治ったとしても女一人でどうして助け出すことができるであろう。志乃は唇をきつく嚙み締めた。

「お志乃様、助けにいくなどと考えてはいけませんよ、その足では到底無理です。菊乃助様を晒し者にするというのはお志乃様をおびき出す策略です。行ってはなりませぬ」とお里は言った。
「しかし、このままなにもせずいるわけにはいかない、明日の朝までは足も少しはよくなるでしょう、武家の娘として弟だけをそんな目にあわすことはできませぬ、私は死んでもかまいません明日の朝早くお暇させていただきます」
「お志乃様、それはいけません、まんまと罠にかかりに行くようなものです、そのうち必ず相手が手薄になる時があります、それまで待ちましょう。菊乃助様は大事な人質です、決して殺すことはないでしょう、お志乃様、辛いでしょうが堪えて下さい」
「お里さん、そんなにまで私のことを心配してくださって本当にありがとう、お里さんの言うとおりかもしれませんね、わかりました、菊乃助には辛い思いをさせるけど私達には江戸へ密書を届けるという使命があるのです、それまではどんな屈辱を受けようが死ぬわけにはいきません、わかりましたもう少し様子を見ることにします、なにか耳に入った時はすぐ教えて下さい」
「はい、お志乃様、笹川一家には私の弟の吉助を張り込ませてありますからご心配しないで下さい、なにかあれば連絡がきます」
「なにからなにまでご面倒おかけします、お里さん、弟さんに危険なことはさせないで下さいね」
「はい、わかりました、まずはお志乃様、少しゆっくりお休み下さい」とお里は心配そうに言った。
「ありがとう」と志乃は布団に体を横たえた。

☯☯☯

 その頃、菊乃助はお美知の手の中で男根を硬く勃起させていた。

「フッフッフ、お坊ちゃんこんなに大きくしちゃって、お美知、もういいよ手を放しな」とお松が言った。すぐにお米がお湯で温めた蒸し手ぬぐいを菊乃助の下腹部に押し当てた。

「お美知、今度はお坊ちゃんの毛をきれいに剃り上げるんだよ、いいね」とお松はお美知に剃刀を手渡した。
「そろそろいいかな」とお米が下腹部から蒸し手ぬぐいを剥ぎ取った。
「はい、皆さん、これからこのお坊ちゃんのあそこの毛をきれいさっぱりと剃り上げてみせますね、どんなに可愛くなるかお楽しみ」とお松はお美知に始めるように指示した。

 お美知は目の前にそそり立っている菊乃助の肉隗に目を向けやさしく亀首あたりを指でつまむと亀頭を下に向けさせた。

「あっ、ああっ」と菊乃助が体を硬直させた。

 お美知は下に折り曲げた肉隗の上部の淡い毛に剃刀を当てた。

「ああっ、うっ」菊乃助の太ももがブルブルと震えている。勃起して敏感になっている肉隗の先端近くを若い女の指でつままれている感触がさらに菊乃助の下腹部を熱く燃えさせてくるのだ。

 剃刀が動き始めた。チョリチョリと軽い音を立てながら黒い毛がそり落とされている。そんなに多くない陰毛だけにすぐに肌が露出してくる。あっという間に肉隗の上部の毛は姿を消していた。

「あら、可愛くなってきたわねぇ」とお松が笑いながら言った。

 菊乃助は恥ずかしさに頬を真赤に染めていた。

「お美知、玉の毛も全部きれいに剃り上げるんだよ、一本残らずにね」とお松はニヤニヤして言った。

 お美知は肉棒を右に向けたり左に向けたりしながら丁寧に剃り上げている。もはや菊乃助下腹部から黒いものは姿を消していた。

「お美知、もういいよ、ご苦労さん」とお松が言った。

 お美知が肉隗から手を放すと硬化した肉棒はブルンと上向きに反り返った。お美知に先端をつままれていた感触にさらに肉隗は太く長くそして硬く勃起していた。

「はい、みんな、見ておくれ、お武家さんのお坊ちゃまのおちんちんだよ」とお松は菊乃助の肉隗の亀首あたりをつまみみんなに見せ付けるようにして言った。
「ハッハッハッハ、可愛いもんだ、しかしだいぶ気持ちよかったとみえるな、あんなに大きくしやがって、お坊ちゃんも武士だろう、こんな人前でそそり立てやがって恥を知れ、ハッハッハッハ」とまわりを取り囲んで酒を飲んでいる男達が囃し立てた。

 菊乃助はこんな多くの人前に素っ裸を晒しその上男根を勃起させている自分に恥じ、気が狂いそうな屈辱に襲われていた。

「おい、お松、今度はなにを見せてくれるんだ」と男達から声がかかった。
「はいはい、あわてなすんな、今度は男しかできない分銅吊りをみせてあげるよ」とお松はお米に合図した。お米は床柱から菊乃助を解き放すと縄尻をもって菊乃助を座敷の真ん中のほうに押して行った。

 この宴会場は十二畳の部屋を二つ開け放して作ってあるので真ん中に部屋と部屋との仕切りの鴨居がある。菊乃助の縄尻はその鴨居に結ばれた、菊乃助は宴会場の真ん中に素っ裸で立ち縛りにされたのだ。それだけではなかった。お米が四尺程の青竹と縄束を持ち出してきた。

「誰か手伝っておくれよ」とお米は男達の方を振り向いて言った。
「なんだい、なにを手伝えっていうんだ」と男達が数人立ち上がり寄ってきた。
「このお坊ちゃんの足を広げておくれよ」とお米が言った。
「なんだい、そんなことか、わかったよ」と男達は菊乃助の足に左右からつかみかかり無理やりと大きく広げた。
「あっ、ううっ」と菊乃助は激しく顔を歪めた。

 お米は素早く青竹の両端近くに菊乃助の両足首をそれぞれ縛り付けていった。



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