時代SM連載小説 『牢獄の美姉弟』 ~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~ 作者:縄吉及びShyrock(リレー小説) |
第7話「満座の余興」
菊乃助は宴会場の真ん中に素っ裸で人の字に晒されたのだ。若い菊乃助の体は色白で体の線もどこか女っぽく男達の目を魅了した。
「ヒッヒッヒッヒ、ガキの体がこんなに色っぽいとは思わなかったぜ、変な女よりずっと興奮するぜ」などと男達は菊乃助の体を上から下まで舐めるように見回し着物の前を膨らませている者までいるのだ。
「はいはい、それじゃあ余興を始めましょうかね、フッフッフ」とお松とお米は菊乃助の前にしゃがみ込んだ。
菊乃助はなにをされるのかと恐怖に顔が引きつった。
「お坊ちゃん、怖がらなくてもいいのよ、ただ興奮してこれをおっ立ててくれればいいだけなの、立派な大人になるための準備よ、ホッホッホ」とお松はニヤニヤして麻紐を手にすると菊乃助の肉棒を指でつまんだ。
「あっ、ううっ」と菊乃助は体を仰け反らした。
「フッフッフ、可愛いね、毛も剃られちゃって、人前で勃起させるなんて武士として恥を知りなさいよ、ホッホッホ」お松のそんな言葉が菊乃助の屈辱心をさらに強めるのであった。
お松は麻紐を菊乃助の肉棒の亀首辺りに結び始めた。
「ああっ、あっ、うっ・・・」と菊乃助は腰を悩ましくくねらせ勃起した先端に触れる女の指の感触に耐えているのだ。
結ばれた麻紐は垂れ下がり床につく少し手前のところになにかを引っ掛けるためのカギ型のフックのようなものが取り付けられた。
「フッフッフ、お坊ちゃん、頑張るんだよ」とお松とお米は菊乃助の足元に大きさの違う銅製の分銅のようなものを数個並べて置いた。
菊乃助はなにをされるのかと恐怖に顔が青ざめた。
そんな顔を見上げたお松は「お坊ちゃん、そんなに怖がらなくてもいいよ、気持ちよくしてやるんだから、硬くするのよ、フッフッフ」とお松は一番小さな分銅を手に取ると麻紐の先に取り付けたカギにその分銅を吊るした。
瞬間、その重さに菊乃助の肉棒が下向きに折れ曲がり分銅が畳についた。
それを見てまわりの男達が一斉に笑い出した。
「フッフッフ、お坊ちゃん、口惜しいでしょう、武士として情けないと思わない、だったらこれを硬くして持ち上げて見せなさいよ、ホッホッホ、といってもそう簡単に硬くはできないわよねぇ、だからお美知に手伝ってもらいましょう、お美知、こっちへ来なさい」とお松はお美知を呼んだ。
男物の褌をつけたお美知が菊乃助の前に両手で胸をかくして歩み寄った。
「お美知、このお坊ちゃんを気持ちよくしてあげな、本気でやってあげないとこのお坊ちゃんいつまでもこんな姿を晒し続けるんだよ、可愛そうだと思うなら少しでも早く勃起できるようにこの筆で可愛がってやるんだよ、いいね」
お美知は軽くうなずき筆を受け取った。
「よし、お美知、始めるんだよ」とお松はお美知の背中を押した。
お美知は倒れ掛かるように菊乃助の前に膝を突いた。
お美知は菊乃助の顔を見上げ「許してね」と小声で囁き筆の先を肉隗に触れさせた。
「あっ、ああっ・・・・」と菊乃助が体を仰け反らした。
筆の刺激が肉隗を這い回った。玉袋から亀頭まで筆は容赦なく這い回っている。若い菊乃助の肉隗はすぐに反応を示した。
「ほら、小僧、がんばれ」
「硬くならないのか、お美知、手も使ってやれ」などとまわりの男達は面白がって囃し立てている。
下向きに垂れ下がっていた肉棒が頭を上げ始めた。
「おっ、小僧、いいぞ、その調子だ、頑張れ」などと男達は囃し立てる。
亀頭はムクムクと頭を上げ始め分銅が畳を放れた。
「あら、お坊ちゃん、やったじゃない、偉いわ」とお松は菊乃助の顔を覗き込むようにして言った。
菊の助は顔を背けた。恥ずかしいのであろう菊乃助の頬は真赤に染まっていた。
こんな人前で素っ裸を晒し男根を勃起させて分銅を吊り上げる、こんな屈辱を演じている自分に恥じ菊乃助は目尻から涙をタラリと流すのであった。
確かに武士の菊乃助にとって人前に性器を晒すだけでも相当な屈辱であろう、それどころかその性器で分銅を吊り上げる醜態を人前で演じさせられたのだ武士にとってこれ以上の屈辱はないであろう。本当であれば舌を噛み切って死を選ぶ所なのであろうが志乃と菊乃助には密書を江戸まで届ける使命があるのだ。それまではどんな屈辱にも耐え続けなければならないのだ。
「お美知、もういいよ」とお松が声をかけた。
お美知は筆の動きを止めた。
「お坊ちゃん、やればできるじゃないか、ホッホッホ」とお松は小さな分銅を麻紐から取り外した。
錘をはずされた肉棒はブルンと上に反り返った。
「あらあら、元気がいいわね、ホッホッホ、今度はこれよ」とお松は少し大きめの分銅を手に取り菊乃助に見せ付けるようにしてから麻紐にそれを取り付けた。
さすがにその重さに肉棒はダラリと頭を下げたのだ。
「お坊ちゃん、今度は大丈夫かな、フッフッフ、お美知、また助けてやりな」とお松はニヤリと笑った。
お美知はまた菊乃助の顔を見上げ「がんばってね」と小声で囁くと筆先を肉隗に触れさせていった。