第二話 羞恥拷問

 半裸のお美和の顔は羞恥に歪んだ。
 その時、源之助が「かまわない、腰のものも取って素っ裸にするんだ」とニヤニヤして言った。
 お美和はその言葉に目の前が真っ暗になっていくのだった。
 男の手が腰布の結び目にかかった。
 お美和は体をくねらせ抵抗するのだったが、縛られているので無駄な抵抗でしかなかった。

 結び目は簡単に解かれ腰布はお美和の足元にすべり落ちた。
 汚れのない白い華奢な裸身が男達のいやらしい視線にありありと晒されたのだ。
 膨らみかけた可愛い乳房、滑らかな曲線を描く白い裸体そして生えかけの淡い茂みに覆われた恥丘の膨らみ、淡い茂みを通して縦筋の割れ目がうっすらと見えている。
 男達は口を開けたままあまりの美しさに目を丸くして見惚れているのだった。
 お美和は自分の恥部に集まる男達の視線を感じ耐え難い恥ずかしさがこみ上げてくるのだった。
「こんな綺麗な体に傷をつけるわけにはいかん、この娘は色責めで吐かせるんだ片足を吊り上げろ」と源之助が命令した。岡引の一人が別な縄束を持ってくると必死に閉じあわせているお美和の膝の上の所に縄を巻きつけだした。
 お美和の白い裸身が恐怖と羞恥に小刻みに震えているのだ。
 岡引は縛りながら淡い茂みに覆われた小高い恥丘をチラチラ眺めているのだ。
 結び終わるとその縄尻は天井の滑車に通され無理やり引かれた。
 お美和の片足が上に引き上げられて行く。
 男達の視線がお美和の股間に集中した。誰にも見せたことのない生々しい女の秘部がありありと晒されてくるではないか。
 お美和の膝は胸の横付近まで吊り上げられ、股間に切れ込んだ女の亀裂が露に男達の目に映し出された。
 あまりの恥ずかしさにお美和は気が遠くなっていくのだった。「
 おい、気絶されちゃあ困るんだよ」と同心がお美和の頬を手でたたいた。
 お美和には気絶することさへ許されないのだ。
 この気が狂いそうな恥ずかしさに必死に耐えるしか道はないのだ。
「娘、丸見えだぜ、ヘッヘッヘ、早く白状したほうがいいんじゃないか」と同心がお美和の前にしゃがみ込み、体を曲げて割り裂かれたお美和の股間を覗き込むのだ。
 同心は陰部に顔を近づけ嘗め回すように凝視している。
 お美和は股間に針でも刺されたような強烈な恥ずかしさに襲われていた。
 取り囲んでいる役人達も体を曲げ後ろからも股間を覗きこんでくるのだ。
「おい、見ろよ、ケツの穴まで見えるぞ、ヒッヒッヒ、可愛いじゃないか、ムラムラしてくるぜ」などと囁き合っている。
 そんな言葉がお美和の恥ずかしさをさらに強めていくのだった。
 お美和の吊られた太ももがブルブルと震えている。
「おい、お美和、お前が白状するまでここを責められるんだぜ、耐えられるかな、フッフッフ。誰か、この女に舌を噛み切られたら困る竹筒の猿轡を噛ませるんだ」と源之助が言った。
 源之助はお美和が白状するものがないのは始めからわかっているのだ。
 ただ、自分のあこがれていたお美和の体を自由に弄びたかっただけなのだ。
 それも、憎い恋敵の鉄之進の目の前で。
 岡引がなにやら運んできて、お美和の足元に置いた。
 それは桐の木で作った男根をかたちどった張りがたそしてそれより少し細めのねじり棒のようなものだった。
 お美和はそれを目にし、これから何をされるのかと恐怖に顔が青ざめた。「
 ヒッヒッヒ、お美和、これが何かわかるか、お前の大事な所を可愛がる道具さ、死ぬほど気持ちよくなるぜ、ヒッヒッヒッヒ」と源之助はお美和の前に膝をつくと、太い方の張りがたを手に取った。
「お美和、まだ毛が生え揃っていないではないか割れ目が丸見えだよ、ヒッヒッヒ」と手を伸ばし淡い茂みを撫であげるのだった。
「あっ、ヒィー、ウウッ」とお美和の裸身が硬直した。
誰にも触られたことのない一番敏感な場所を毛むくじゃらな男の手で触られたのだ。
「お美和、大部感じやすいようだな、こんなもの入れられたら気が狂ってしまうんじゃなか、ヒッヒッヒ」と源之助は無念さに顔を歪めている鉄之進の方に顔を向け「おい、鉄之進、お前まだこの女のここを触っていないのか、俺が最初か、こりゃいいぜ、お前に代わって俺が十分女の悦びを与えてやるぜ、ハッハッハッハ」と人差し指をなめるとその指先をお美和の剥き出しにされた亀裂に押し当てた。
「キャー!」とお美和が絶叫した。
「ヒッヒッヒ、処女はいいね、ピッチリと閉じているじゃないか、綺麗なもんだぜ」と唾で濡らした指先をねじ回すように差し込みはじめたのだ。
「ウウッ」とお美和の裸身が弓なりに仰け反った。
 お美和は自分の体の中に進入してくる異様な異物感に体をくねらせた。
「ほほう、中は温かいですな、ヒッヒッヒ、ヌルヌルして気持ちいいぜ」と人差し指をグッと根本まで沈めたのだ。
 お美和の体がガクガクと震えた。
 源之助の指が中をかき回すように動き回っている。
 その異様な感触にお美和は狂ったように悶えるのだ。
「お美和、濡れてきたじゃないか、そんなに気持ちいいのか」と源之助はお美和の顔を見上げるのだ。
 役人達もすぐ回りにしゃがみ込み、指を咥えている女の割れ目に目を釘付けにしているのだった。
「だいぶ濡れてきたようだ、そろそろこれを咥えさせようかな」と源之助は指をヌルッと抜き取った。
 源之助は張りがたの先を舌で嘗め回すと、その先端を無防備に晒している生々しい割れ目に押し付けた。
 ビクッとお美和の体が震えた。
 太い張りがたが複雑な肉層を押し分けるように沈みこんでいく。
「ああっ」お美和の汗ばんだ肉体が激しく痙攣した。
「ヒッヒッヒ、どんどん飲み込んでいくぜ」と源之助はおもしろがってお美和の秘穴に深々と張りがたを差し込んだ。「どうだ、お美和、気持ちいいか」と源之助はゆっくりと張りがたを動かしはじめた。
 猿轡の間から悩ましいうめき声が漏れてくる。
 そんな陰部に対する責めは長々と続いた。
 休む間もなくお美和はあぐら縛りにされ、足首を縛った縄は首に回され引き絞られた。
 お美和の体が二つ折りにされ、そのままあお向けに転がされた。
 足をあぐらに組まされているため、女の割れ目も肛門も剥き出しになっているではないか。
「ヒッヒッヒ、丸見えだぞ、お美和、可愛いケッの穴してるじゃないか、周りのしわの数は何本あるのかな、数えてみるかフッフツフ」と源之助は指先を肛門に押し当てやさしく揉み上げるのだ。
「キャー、いやぁ」と悲鳴をあげているのだが、猿轡で言葉にならないのだ。
 源之助がねじり棒のような少し細めの張りがたを手にした。
「お美和、今度はもう一つの穴の方を可愛がってやるぜ、ケツの力抜け」とお美和の尻肉をピシャと平手で打った。
「それにしても、綺麗なケツの穴してるじゃないか」と源之助は言いながら無造作に肛門にねじり棒を突き刺した。
「ギャー」とお美和が絶叫した。
 ねじり棒はグイッグイッと沈められていく。
 お美和は初めて経験する強烈な感触に全身をガクガクと震わせている。
 そんなお美和の姿を役人達はニヤニヤして見下ろしているのだ。
 長い肛門責めが終わると、一人の役人が小さな桶を運んできて、あぐら縛りのまま床に転がされているお美和の脇に置いた。
 なんとその桶の中には数十匹のドジョウがうごめいているではないか。
「ヒッヒッヒ、今度はこれだ、我慢できるかな」とドジョウを一匹つまんでお美和に見せ付けた。
お美和の顔から赤味が消えた。
「おい、誰か入れやすいように両側から広げてくれ」「へい、俺がやるよ」「俺にもさせろよ」などと男達は我も我もと身を乗り出してくるのだ。
「喧嘩しないで、お前とお前の二人でやれ」と源之助があきれたように言った。
 指名された二人がニヤニヤしてお美和の両側に膝をついた。
 お美和が目をきつく閉じ顔を横に背けた。
 二人の男の手が縦筋の綺麗な割れ目に差し込まれてきた。
「ああっ」とお美和の不自由な体が激しく痙攣した。
 男達は容赦無く割れ目を左右にグイッと広げたのだ。
 薄赤色の複雑な内部が男達の目にありありと晒された。
「ひゃぁ、綺麗な色しているぜ」と男達は身を乗り出し覗き込むのだ。
 耐え難い恥ずかしさがお美和を襲った。
 他人に見せてはいけない女の陰部の色、形、大きさまで男達の目に晒しているのだ。
 女にとってこんな恥ずかしい行為はないであろう。
「よし、そのまま広げていろヒッヒッヒ」と源之助はお美和を征服したような満足感に浸り、ドジョウを一匹つかむと目の前に大きく広げられている女の秘穴に押し込みだした。
「キャー」とお美和の体が波打った。
 ドジョウはヌルッと穴の奥に消えた。
 源之助は容赦無く次々とドジョウを押し込んでいくのだ。
 十数匹のドジョウがお美和の体内に消えた。
 お美和は自分の下腹部の奥でうごめくドジョウの異様な感触に狂ったように悶えるのだった。
 こんな屈辱的な拷問が三日間も続いた。
 大股開きの逆さ吊り、座禅転がしの肛門責め、その他屈辱的拷問の数々にお美和は何度も失神した。


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