第8話“屈辱の晒し者”

「おお、みんな痺れを切らして待ってるじゃないか、もうすぐだ早く歩け」と健二が美香の尻を棒で小突いた。
「アアッ」と美香は前によろけた。
「ほら、来たぞ」「ひゃぁ、素っ裸じゃないか、早く来いよ」などと待っている客達の声が聞こえてくるのだ。
森から野原に出た女達の素肌に太陽が照りつけ汗ばんだ肌が悩ましく光っている。
地面の草を素足で踏みしめ足を進める真美の胸は恥ずかしさに張り裂けんばかりであった。
これからどんな辱めを受けるのか真美の目の前は真っ暗になっていくのだった。
「ひゃあ、見慣れない女が一人いるじゃないか、いい女だぜ」などと客の声が近くになってきた。
もうこんな姿の体を客達は眺めているのだ、真美は恥ずかしさに顔を上げられなかった。
「皆さん、早いですね、お待たせして申し訳ありません」とマスターが客達に言っている声が聞こえた。
もう客達の前まで来たのだ。
すべてを見られている、真美は恥ずかしさに頬を赤く染めた。
「よし、女達を台の上に上げろ」とマスターの声がした。
真美はゆっくり顔を上げ前を見た。
なんと目の前に1メートル程の高さで2坪程の木造の台が置かれていた。
「ほら、上に上がれ」と突然背中を押され女達は台の横の階段から上に上がらせられていく。
台の前には30人程の客達がギラギラした視線を向けているのだ。
「しゃんと正面を向いて立て」と健二がきつい言葉で言った。
真美と二人の女は並んで台の上に立った。
客達は乗り出すようにして3人の女を見比べるように眺め、指差して隣同士となにやら話している。
3人の女の体に太陽が照り付けている。
真美と明美は顔をうつむけ体を震わせて立っている。
美香は目をきつく閉じ顔を空の方に向けていた。
「おい、マスター、後ろも見せてくれ」と客から声がかかった。
「わかりましたよ、横山社長」とマスターは返事をし「おい、客の要望だ、後ろを向け」と真美達にささやくように言った。
「早くしろ」とマスターは急かせた。
女達はゆっくりと体を回し客の方にお尻を向けた。
「みんないいケツしてるじゃないか」などと客の声が聞こえてくる。
「どうです、みなさん、この女は新人ですよ、この尻の形といい弾力性といい最高ですよ」とマスターが真美の尻肉をつまみ客達にアピールしている。
真美の体は恥ずかしさと屈辱にガクガクと震えた。
真美が閉じ合わせていた目を少し開くと台の後ろに立っている五郎が目に入った。
五郎は真美達から目をそらすようにして顔を横に向けていた。
あの人だけはいい人だ。
私を庇ってくれている。
下っ端だからなにも出来ないけれどそういう人がいると思うだけで真美には力強かった。
「ところでマスター今日のショーはなにから始めるのかね」と客から声がかかった。
「はいはい、わかりました、それでは最初はオシッコ我慢競争から始めますか、この女達は昨日からトイレに行かせていませんからかなりもよおしていると思いますよ。皆さん、どの女が最後まで我慢できるか賭けてみませんか。ヘッヘッヘ、一口十万で当った人達で山分けするって趣向ですがよろしいですか」
「いいぞ、面白い、僕は右の女に二十万賭けるよ」
「俺は真ん中の女に十万だ」と客達は女達を眺め回し賭けあい始めた。
マスターはそれを見て「おい、五郎、お客の掛け金を集めてこい」と五郎に命令した。
「は、はい」と五郎は用意していた箱を持って客達を回り始めた。
なんと屈辱的なことを強いるのであろう、真美は足の力が抜けその場にしゃがみ込んでしまった。
「おい、女を立たせろ」とマスターが叫んだ。
真美は男達に腕を持たれ無理やり立たされていく。
「よし、女達の股縄をはずせ」とマスターが言った。
男達が真美達の後ろに回り手首の縄に縛りつけた股縄の縄尻を解き始めた。
股縄が太ももの間から抜き取られ股間が丸出しにされた。
真美と美香の股間は陰毛で覆われているが明美の股間はツルツルに剃り上げられているため生々しい縦筋のワレメが露出していた。
「ヒッヒッヒ、明美ちゃんは相変わらずパイパンだね、丸見えだよ」などと客から声がかかる。
明美はハッとして片足をまげ股間を太ももで隠した。
「マスター、こっちの二人も毛を剃ってしまえよ」と客達は興奮し始め言いたいことを言ってくる。
「まぁまぁ、慌てないで、このあと磔にしていて剃毛しますから楽しみに待っていて下さい」とマスターは笑いながら答えた。
ああやっぱり私も毛を剃られるのだ、真美は死んでしまいたい思いに駆られるのだった。
「おい、お前達台の前まで行ってしゃがめ」と健二が女達に後ろから声をかけた。
美香は経験があるのかすぐに台の端まで進みゆっくりとしゃがみ込んだ。
「おい、お前も早くしろ」と健二が真美の背中を小突いてくる。
真美もしかたなく台の端まで進んで太ももを閉じ合わせしゃがんだ。
明美も続いた。客達が台のすぐ前まで寄ってくる。
「おい、股を広げるんだ」とマスターが横から叫んだ。
「早くしろ」と健二も後ろから女達を小突いて急かせてくる。
美香が始めに足を広げた。
「ひゃぁ、バッチリ見えるぜ、美香ちゃん」などと客が囃し立てる。
「新人、もったいぶらないで早く開けよ」と声がかかる。
右側にしゃがんでいる真美は明美の方に目を向けた。
明美は恥ずかしそうに顔を横にそむけ股を開いていた。
その股の間に客達の顔が群がっている。
目の前に男達がまだかまだかと目をギラギラさせて待っているではないか。
「おい、お前だけだ、早く広げろ」と健二が怒鳴ってくる。
真美は恥ずかしさを必死にこらえ太ももをゆっくりと広げていった。
男達の顔が股の間に群がってきた。耐えがたい恥ずかしさが真美を襲ってくる。
こんな近くから自分の恥ずかしい部分を眺められている。
形も色も大きさもすべて丸見えなのだ。
「ヒッヒッヒ、きれいなスジマンじゃないか」
「あまり男の経験がないようだなぁ」などと男達が囁く声が耳に入ってくる。
真美の恥ずかしさは絶頂に達していた。
それと同時に昨夜から我慢していた尿意がこみ上げてくるのだ。
こんな人前でオシッコするなどできるわけがない。
そう思いながらも尿意は高まってくるのだ。
「田中専務、そんなに近くにいるとオシッコ顔からかけられますよ」とマスターが横から言った。
「かけられてもいいよ、マスター」と田中という男は真美の股間に顔を埋めるにして真美の一点に目を釘付けにしているのだ。
その時「ひゃあ、かけられた」と男の声がした。
隣の美香が勢い良く放尿を始めたのだ。
かなり我慢していたのであろう、ジャーと音を立てすごい勢いで前にしゃがみ込んでいる男達の顔や洋服に吹き付けていた。
ああ、自分もあのような醜態を晒さなければならないのか、そう思うと目の前が真っ暗になっていくのだった。
その時が近づいてくる。
「おい、ねぇちゃん、我慢してないで早く出しなよ」などと声をかけてくる。
「おい、見ろよ、あそこがピクピクしてるぜ、そろそろだな」などと男達が体を乗り出してくる。
男達の視線が真美の一点に集まっている。
真美の額に脂汗がにじんでくる。
尿意の限界も近づいているのが真美にはわかるのだ。
必死の我慢が続く。
しかし、昨夜から尿意は感じていたのだ、我慢にも限界がある。
下腹部に痛みを感じてくる。
もう駄目と思った瞬間、下腹部から力が抜けシャーと音をたて陰毛の間から液体が噴出したのだ。
気が狂いそうな屈辱感に真美の顔は激しく歪んだ。
目をわずか見開くと一人の男が真美の股間に顔を埋め顔中に放尿を受けながら飲み込んでいるではないか。
あまりの光景に真美は気を失った。



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