第6話“野外ショーへの移送”

翌朝、真美は一睡もできず朝を迎えた。
昨日の調教の終りにあのマスターが言った言葉が頭からぬけないのだ。
今日は月に一度の会員を集めての野外SMショーの日だという、真美にとってはじめての出番がこの野外SMショーなのだ。
考えただけでも気が遠くなりそうな屈辱感に襲われる真美だった。
その時、ドアがあいて「おい、朝飯だ」と男が入ってきた。
檻のふたが開けられ食事が投げ込まれた。
それはご飯にみそ汁をかけただけの犬並みの食事なのだ。
しかし、女達は空腹だったのであろう、あっという間に平らげてしまった。
しばらくして、男が戻ってきた。
今度は3人でそれぞれ縄束を手に持っていた。
「おい、おまえたち、今日は野外ショーだ、外に出な」と檻が開けられた。
真美は不自由な後ろ手錠の体を這わせるようにして檻から出ると体を押さえつけられ手錠と足首の手錠がはずされた。
しかし、すぐに両手を後ろに回され手首に縄が巻きつけられていく。
その縄は胸に回され乳房の上下に食い込むほどきつく何重にも巻きつけられ縄止めされると別な縄が腰に結ばれその縄尻が前から股間を通された。
後ろで待っていた男がその縄尻を受け取りお尻の割れ目に食い込むように上に引き絞った。
「ウウツ」真美は股間の痛みにうめいた。二本の太い麻縄が股間の柔肉の谷間に深く食い込まされたのだ。
敏感な部分を縄が刺激し真美はその異様な感触に腰を曲げた。
「はい、一丁あがり」と男が真美の尻を平手でピシャリとたたいた。
明美と美香も同じように縛られ股縄もかけられた。
「それじゃあ、行こうぜ」と男達はそれぞれ縄尻を持ち追いたてるように女達を部屋から廊下へと押し出していった。
男達はお尻の割れ目に縄を食い込ませた悩ましい三つの尻を眺めながら廊下を追い立てていく。
三人は裏口から駐車場へと引き出された。
外は晴天だった。
駐車場に白いハイエースのバンが停まっていた。
後ろのドアが開けられると荷台に1メートル角くらいの鉄格子の檻がひとつ積まれていた。
男が檻の扉を開いた。
「おい、この中に入るんだ」と真美達を無理やり押し込み出した。
こんな小さな檻に三人も入れられるのだ。
女達は体を縮めるようにして無理やり押し込まれ扉が閉められた。
身動きひとつできないのだ。
女同志の肌が密着し鉄格子が柔肌に食い込んでいる。「ヒッヒッヒ、しばらくの我慢だ、今朝は散歩もなしでオシッコしたいだろうが我慢しな、野外ショーでみんなの前でさせてやる楽しみにしていな」と三人の男は檻の回りに座り込んだ。
車は走り出した。
その後をマスターと矢沢と五郎を乗せたベンツが追うように走っていった。
檻の中に詰め込まれた女達は手足どころか首も回せない状態なのだ。
すぐ檻のそばに男達が座ってそんな真美達をおもしろそうにニヤニヤしながら眺めていた。
「美香、窮屈そうだな、ヘッヘッヘ、オッパイがつぶれているじゃないか」などと男達は手を伸ばし檻の中の女達の体を指先でいたずらしてくるのだ。
しかし、女達はその手から逃げようにも体がビクとも動けない。
「おい、こっち来てみろよ、新顔のあそこが丸見えだぜ」「ヒャー、本当だ。縄が食い込んでいるぜ」などと男達が檻に顔を近づけ真美の股間を覗き込んでくる。
真美は耐え切れない恥ずかしさに顔を赤く染めた。
「おい、少し縄が濡れてるじゃないか、女ってやつはこんな状態でも感じるのかねぇ」と男が手を伸ばし真美の縄が食い込んだ股間を指先で触ってくるのだ。
男の指先が触れた時、体を電気が走ったかのような強烈な感触に真美の体がビクッと震えた。
「この女、股の間には毛が一本もなくきれいなもんだぜ、それにくらべ美香の股を見ろよケツの穴のまわりまで毛が生えているじゃないか、ヒッヒッヒ、どうせ今日はこの二人も明美と同じようにツルツルに剃り上げられるんだろう」
その言葉に真美は愕然とした。自分もヘアを剃り上げられ女の恥ずかしい割れ目を人前に晒される運命なのだ。
気が遠くなりそうな恥ずかしさが真美を襲った。
「健二、昨日は大変だったな、兄貴の命令でこの女達のはりつけ柱を二人でトラックで運ばされたんだぜ、重いのなんのって手がクタクタだったよ、マスターも凝り性だから俺たちも大変だぜ」
そんな男達の会話に真美はこれからどんな恥ずかしいことを強いられるのかと思うと死んでしまいたいという思いに駆られるのだった。
車は何時間位走ったのであろう、突然、ガタガタと揺れだした。
舗装道路をはずれ砂利道に入ったのだ。
揺れるたびに鉄格子が柔肌に食い込み強烈な痛みが女達を襲っていた。



前頁/次頁

































表紙

投稿官能小説(3)

トップページ


inserted by FC2 system