第3話“調教見学”

「それじゃあ、確かにこの女預かりますよ、矢沢さん、女の稼いだ金は毎週口座に振り込みますからご安心下さい。ニ、三日調教して今週の日曜日の奥多摩で開催する野外ショーが初舞台にしますよ、その時は矢沢さんもいらして下さいよ。五郎、お前も見に来い」とマスターは真美の片足を吊り上げている縄を緩めながら言った。
「是非見にいきますよ、、それじゃあ我々はこの辺で」と矢沢は五郎を連れて出ていった。

「おい、真美、お前の調教は明日からだ、今日は夜のショーを見物させてやるからな、それまでお前の部屋で休ませてやる」と手を吊り上げていた縄を解き、真美に後ろ手錠をかけると奥にあるドアを開け背中を押して中にいれた。
そこは裸電球が1個ぶら下がった薄暗い倉庫のような部屋だった。
よく見ると部屋の隅に鉄格子で組まれた1メートル角くらいの小さな檻のようなものが3個置かれている。
一つは空であったが残りの二つの中を見て真美は唖然とした。
素っ裸の若い女が後ろ手錠をかけられその上足にも手錠をかけられ体を折り曲げるようにして入れられているのだ。
口にはボール状の猿轡まで噛まされている。
「ヒッヒッヒ、この女達もあんたと同じで借金のかたにここで働いているんだよ、お仲間だ、仲良くやってくれ」とマスターは空の檻のふたを開けると真美を無理やり押し込んだ。
マスターは体を折り曲げるように押し込まれた真美の両足を掴みもう一つの手錠を足首にかけたのだ。
「よし、午後のこの女達のショーの練習までゆっくり休みな」とマスターはふたを閉め鍵をかけた。
マスターは隣の檻の方に行くと「お前達、新顔だよろしく頼むぜ、ヘッヘッヘ」と笑い部屋を出ていった。
真美の不安は広がった。
シヨーに出ることは覚悟していたがふだんは普通の生活が出きるものと思っていた。
それがこんな獣のように全裸で檻の中で暮らすのかと思うと気が遠くなっていくのだった。

それから何時間位経ったのであろうか、部屋の扉が開いてあのマスターと二人の男が入ってきた。
「おい、ユカ、稽古の時間だ」とマスターが檻の鍵を開けている。
隣の檻から女が引き出される。
足の手錠がはずされ後ろ手の手錠もはずされている。
二人の男が女の体を押さえつけてマスターが持ってきた縄で手首を縛っている。
その縄尻は胸にまわされ形のよい乳房の上下に食い込むように巻きつけられていく。
女は抵抗しなかった。
されるがままに後ろ手に厳重に縛られ、体を真美の方に向けさせられた時真美はその女の股間を目にし唖然とした。
股間には黒い毛は一本もなく小高いふくらみの中腹から縦に割れた亀裂がありありと見えているではないか。
陰毛は剃り取られたのであろう。
女の歳は二十歳前であろうか、まだ幼さが残る顔立ちであった。
「よし、次は新顔だ」とマスターに言われ男が真美の檻の鍵を開け始めた。
真美は恐怖に体が硬直した。
男が真美の足首から手錠をはずしている。
男ははずしながら真美の体をめずらしそうに眺め回すのだ。
「よし、女、出ろ」と男が二人で真美を無理やり檻から引き出した。
マスターの前に立たされると後ろ手の手錠がはずされ同じように縄で縛られていった。
容赦ない男の力で縄は真美の柔肌に深く食い込んでくる。
縛り終わると「よし、連れていけ」とマスターの言葉に男達は真美ともう一人の女の縄尻を持ち追いたてるように部屋から連れ出していくのだ。
狭い廊下を二人の全裸の女が追いたてられていく。
縄尻を持った男達は前をよろけるように歩く女の足を進めるたびに形を変える双臀の動きを楽しむように眺めながら追いたてていくのだ。
客席の真中に丸い舞台がある劇場のような部屋に連れてこられると真美は舞台の端に立っている鉄パイプの柱に立ち縛りにされた。
「おい、真美さん、よーく見ておくんだよ、どのようなことをするのか」とマスターは真美に言い男達に目で合図した。
もう一人の女が舞台の中央に引き出された。
天井から電動で滑車のついた鎖が下がってくる。
女の片足首に皮製のベルトが装着されている。
そのベルトには鉄の輪が取りつけてある。
男達は女を舞台に横倒しにすると下がってきた滑車のフックに女の足首に取りつけられた輪を引っ掛けた。
ガラガラと音を立て鎖が引き上げられていく。
女の片足が一緒に引き上げられていくのだ。幼い顔立ちの女の顔が歪んだ。
足が垂直に吊りあがると女のお尻が床を離れた。
女の体が逆さ吊りに引き上げられていく。
女は必死に足を閉じ合わせようとしている。
とうとう女の体が床を離れゆっくりと揺れながら回っている。
真美はあまりの光景に目を背けた。
女の下にいろいろな電動バイブや蝋燭、浣腸器、ムチなどが並べられている。
「ユカ、始めるぞ、覚悟はいいな」と男が言った。
逆さ吊りになっているユカが軽く頭をうなずいた。
男が皮ムチを手に取りユカのお尻に一振り打ちつけた。
「ウウッ」とユカはうめき吊られた体が揺れた。
ビシッとまた音がする。
「うーっ」と猿轡に消されたうめき声が真美の耳を刺した。
ビシッ、ビシッとムチの音が響きわたる。
必死に閉じあわせていた足が開き剥き出しの生々しい割れ目が晒されている。
そこにめがけてムチが打ち下ろされた。
「ギャー」という女の絶叫が真美の耳に入る。
あまりの恐怖感に真美の体の震えは止まらなかった。
「おい、真美、顔を背けるんじゃねぇ、よく見ておけ」というマスターの声にハッとして真美は女の方に目を戻した。
ゆっくり回っている女のお尻や背中に赤くムチの痕がついている。
自分もこのような目に会うのかと思うと体の力が抜けていく真美だった。
男が開ききった女の股間に電動バイブを差し込んでいる。
もう一人の男は後ろにまわり女の肛門にローションを塗りつけ始めた。
「おい、真美、よく見ておけよ」とマスターが真美の頭を掴み顔を女の方に向けさせる。
ローションの塗られた肛門が電灯の灯りに照らされピカピカ光っている。
男は卵状のバイブを女の肛門に押し付け沈めようとしている。
「ああ、ううっ」と女のうめき声が聞こえる。
男は無理やり指先で押し込んだ。
卵状のバイブはヌルッと肛門の中に姿を消した。
前の割れ目には太い男根を形取った電動バイブが深々と突き刺さっていた。
吊られた女の体が波打って悶えている。
「おい、ユカ、気持ちいいか」などと男がユカの髪の毛を掴み聞いている。
ユカは軽く首を振った。
長々とバイブ責めは続き開ききった股間から愛液があふれだし腹部やお尻の割れ目を伝わって流れているのが見えるのだ。
吊られたユカの目はうつろになっている。
ユカの荒い息づかいが真美の耳を刺した。
長いバイブ責めが終わると死んだように動かないユカの肛門に浣腸器が突き刺された。
多量の浣腸液がユカの体内に送りこまれている。
浣腸器が引きぬかれると男は肛門に栓のようなものをさしこんでいる。
なんと屈辱的行為を強いるのであろう、真美はいずれ自分にもふりかかる行為かと思うと死んでしまいたい衝動に駆られるのだった。
男達がユカの下にビニールのシートを敷いている。
あの姿のまま排泄させるのであろうか。
ユカの額に脂汗がにじみ出してきた。
かなり苦しいのであろう。
「ヒッヒッヒ、ユカ、もう少し我慢だ」と男がユカの顔を覗き込んで言った。
もうだめとでも言いたいのかユカは首を左右に激しく振った。
ユカの腹の中でゴロゴロと音がしだした。
ユカの顔が激しく歪み吊られた裸身がガクガクと痙攣し始めるのだ。
「ヒッヒッヒ、そろそろ栓を抜いてやるか」と男は肛門に刺し込んでいる栓を抜き取った。
その瞬間、ビビッと異音を発しピューと液体が噴き出した。
液体に混じり粘物も噴き出してくる。
部屋に異臭が立ち込めた。
こんな屈辱的なことを自分も人前で演じるのかと思うと真美は気が遠くなっていくのだった。



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