SM小説『秘境の生贄美少女』

縄吉作





第9話

みんなの目が股間に向けられている。
美樹は恥ずかしさに全身を赤く染めるのだった。
それと同時に激しい尿意が襲ってくるのだ。
必死に堪える美樹の額には油汗がにじんでくるのだ。
肇も同じだった。
太ももが小刻みに震えているのだ。
「真奈美、あの小僧のチンチン支えて出すのを手伝ってやれよ」
と奉行が近くにいた真奈美という女に言った。
「はぃはい、手伝えばいいんでしょう」
と真奈美は面倒くさそうに立ちあがり肇の方にあるいていくのだ。
男が二人台を運んできてはじめの前に置いた。
真奈美は「よいしょ」とその台の上に乗った。
「あら、可愛いこと、子供のオチンチンみたいね、私が手伝ってあげるから早くみんなに出すところを見せてやって、フッフッフ」
とだらしなく首をうなだれている肇の一物を指でつまんだ。
その感触に肇の体がビクッと震えた。
「こんなにフニャフニャじゃだめよ、もっと硬くしなくちゃね、お姉さんが気持ちよくしてあげるから」
と恥ずかしがる肇の顔をチラッと見上げ、ニヤリと笑うと手のひらで包み込むように肉隗を握り締めた。
「アアッ、うっ」と肇は女の柔かな手に包まれた快美な感触に体を硬直させた。
真奈美の手は小刻みに動き出した。
こんな人前で性器を弄ばれる屈辱を消すように異様な快感がこみ上げてくる。
意思に反し若い肇の男根はすばやく反応を示し出してくるのだ。
真奈美の手の中で肉隗は徐々に膨張してくる。
それを察してか真奈美は追い上げるように手の動きを早めてくるのだ。
その手馴れた真奈美の責めには到底若い肇は絶えられるはずがない。
肉隗は太く長くそして硬く異様な位に勃起して真奈美の手の中からはみ出し赤く充血した亀頭を覗かせていた。
尿意と快感がまじりあい肇の下腹部は激しく燃え上がり限界に追い上げられていた。
「坊や、我慢しなくていいのよ、ほら、出してしまいなさいよ」
と真奈美は肇の玉袋を手の平でやさしく包み込むようにして揉むようにさすり出した。
肉棒をしごかれ玉袋をさすられる甘美な感触で肇の限界は完全に超してしまった。
「ああっ、うっ」と肇は体を硬直させた。
その瞬間、そそり立った肉棒の先端から尿混じりの白い粘液がピュッと噴き出したのだ。
射精はピュッピュッと断続的に続いた。
真奈美は肉棒の先端を支えるようにして先端から噴き出す様に見惚れているのだった。
「おい、真奈美、女の方にも早く小便させるんだよ」
と奉行が立ちあがって叫んだ。
「はい、はい、わかりましたよ」
と真奈美は射精を終え屈辱に顔をうつむけみんなの前で演じてしまった醜態に恥らっている肇の顔をニヤニヤして覗き込み
「そんなに気持ちよかったのかい、ほら、見なさいよ、こんなにいっぱい出しちゃって、フッフッフ」
と肉棒の先端をつまんでいた指を放した。
真奈美は台を降り、男達達に台を美樹の前に移動させ再び台に上がった。
「あら、可愛いこと、ツルツルじゃないの、割れ目丸見えよ、ホッホッホ」
と美樹の股間を指差し笑うのだった。
美樹は同性の目の前にありありと性器を晒している屈辱に閉じた目尻から涙を流すのだった。
「こんなもの見せてちゃみんな興奮するの当り前ね、私でさえ興奮しちゃうわ、フッフッフ」
と手で恥丘を撫であげた。
「ううっ」と美樹の裸身が反り返った。
その刺激で尿意の限界にきていた股間からポタポタとわずかに失禁してしまったのだ。
美樹は必死に止めた。
「あら、どうしてやめたの」
と真奈美は出させようと美樹の下腹部を押した。
美樹は必死に耐えている。
しかし、いつまでも耐えられるはずがない。
美樹の顔が激しく歪んだ。
「あーっ」と低いうめき声が漏れたと同時にシャーと音をたて放尿が始まったのだ。
「ひゃー、やったわ」と真奈美はあわてて横に逃げた。
それを見ていた男達は一斉に立ちあがり目を丸くして美樹の股間に目を釘付けにするのだった。
だいぶ我慢していたのであろう、一旦始まった放尿は止めることも出来ず長々と続いた。
そんな美樹を見て男達は一斉に笑い出すのだった。
死ぬよりつらい屈辱感に美樹の顔は激しく歪んだ。
それから10分はたったであろうか、美樹は磔柱から解き放され、肇の前に置かれた台の上に肇の方を向いて立たされていた。
美樹は顔を横に向け肇から目をそむけている。
男達は台の上に立つ美樹の後姿の悩ましい曲線に見惚れていた。
深く切れ込んだお尻の割れ目、細くくびれた腰の線どれをとっても男達を興奮させるに十分な美樹の肉体だった。
これから二人が演じなければならない仕置きは二人が愛し合っていることを知った上での逆の心理をついたものなのだ。
それは美樹が口と手で肇の男根を愛撫し一時間のうちに三回いかせたら美樹を三角木馬責めにする、もしいかなかったら肇を百叩きの刑にするという二人がお互いをかばい合う心理をついたものだった。
美樹は三回いかせられなかったら肇が百叩きのむごい刑にあうどうしてもいかせなきゃならない、私はどうなっても肇さんを救わなきゃと心に決めるのだった。
肇もその逆のことを考えていた。
もし自分が三回も射精してしまえば美樹が三角木馬で股を裂かれてしまう。
絶対耐えなきゃならない。
しかし、美樹にフェラチオなどしてもらったことなどないのだ。
はたして耐えられるであろうかと肇は不安になってくるのだった。
「おい、真奈美、始めさせろ」と奉行が叫んだ。
男達は立ちあがり美樹の立っている台のまわりに集まった。
「それじゃあ、わかっているわね,始めなさい」
と真奈美は美樹に言った。
美樹は軽くうなずくと背けていた顔を肇の方にゆっくり向けた。
美樹の目にすぐ前に晒されている肇の肉隗が入った。
美樹はハッとまた目を背けるのだった。
「なにしてるの、早くしゃぶってあげなさい、時間がないわよ」
と真奈美は急かせるのだった。
美樹はあきらめて肇の男根に目を向けた。
美樹は観念したのか手を伸ばし、肇の股間に垂れ下がっている無毛の肉隗をやさしく手で握った。
美樹の暖かく柔かな手で握られた感触に肇は体を硬直させた。
「肇さん、許して!」
と美樹はつぶやき肉棒を握った手をゆっくのと動かし出すのだった。
肇の顔が屈辱と異様な快感に歪んだ。



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