第10話 美樹はもう一方の手を垂れ袋にやさしく添えると手のひらで包み込むようにしてやさしくさすり出すのだ。美樹のそんな行為に肇の下腹部は意思に反し早くも熱く燃え上がってくるのだった。 美樹の手に握られた肉隗はムクムクと傍聴し石のように硬く太く勃起してしまうのだ。 美樹の手の動きが速くなる。 「ああっ、うっ」と肇の口からうめき声が漏れ始めた。 「おい、坊主、気持ちいいか、早く出しちゃえ」などと観衆のヤジが飛ぶ。 肇にはそんな声など耳に入らなかった。 燃え上がる股間の快美な快感に必死に耐えようと脂汗を肌ににじませ戦っているのだ。 「10分過ぎたわよ、早くしなさいよ」 と真奈美が足で美樹のお尻を小突いた。 美樹は「は、はい」と手の動きをさらに早めていった。 こんな多くの人前で肇に赤恥をかかせなきゃならない、 しかし肇に百叩きの刑などの目にあわせるわけにはいかない、美樹の頭の中は混乱していた。 その時、「うっ」と肇の体が硬直し太ももがガクガクと痙攣した。 その瞬間、男根の先端から熱い粘液がピュッと噴出し美樹の胸に降りかかった。 「ヒャー、いったわよ」 と真奈美は肇の股間を指差し笑い出した。 それにつられ観衆もドッと笑い出すのだった。 「坊や、そんなに気持ちよかったのかい」 と真奈美は屈辱に顔を紅く染めた肇の顔を無理にみんなの方に向けさせるのだ。「へい、色男、まだ2回残ってるぜ、ヒッヒッヒ」 などと観衆からヤジが飛ぶ。 「休んでる暇などないよ、ほら、続けなさい」 と真奈美が意地悪く言うのだ。 「そんなの無理です」 と美樹は真奈美を睨みつけた。 「いいんだよ、あんたの好きな男が百叩きの刑にあって血だらけになる姿を見たいならね。ほっほっほ」 と真奈美は笑った。 美樹は唇をきつく噛み締めゆっくりと肇の顔を見上げるのだった。 「ほら、やるのかやらないのかはっきりしなさいよ」 と真奈美は急かせてくる。 真奈美は目に涙を浮かべゆっくりと肇の肉隗に手を伸ばしていった。 勢いを失った肇の男根は惨めな姿で垂れ下がっていた。 美樹の指先が触れるとビクッと肇の体が震えた。 美樹は両手で肉隗を支えるように持つと目を閉じあわせゆっくりと顔を近づけていった。 美樹の唇が肉隗の先端に触れると肇は全身を硬直さぜ顔を激しく左右に振った。 舌先が肉隗の先端を舐め回しはじめた。 その感触は肇には耐えきれるものではなかった。 若いからであろうか早くも肉隗は変化しだしてくるのだ。 美樹は早くいかせなきゃと口を開きゆっくりと先端から飲み込み出したのだ。 暖かくヌルヌルした柔肉に包み込まれていく局部の快感は肇を再び熱く燃え上がらせていった。 息を吹き返した肉隗は再び硬化しムクムクと膨張していくのだ。 肉隗を深く飲み込んだ美樹の頭が前後に動き出す。 肇は顔を激しく歪め全身をくねらせるように悶えている。 それを目を丸くして見物している男達も股間を熱く燃え上がらせていた。 全裸で大の字に縛り付けられた男そしてその前に全裸でひざまずき男根を口で愛撫する女、そんな光景は観衆を興奮の渦に巻き込んでいた。 だいぶ時間が経過したが美樹は肇の熱いしぶきを口で受け止めていた。 「美樹、吐き出したら許さないよ、飲み込むのよ」 と真奈美が命令する。 美樹は真奈美を睨みつけるように見つめゴクッとネバネバした白い粘液を一気に飲み込んだ。 「フッフッフ、それでいいのよ、彼氏のザーメンおいしかったかい」 と真奈美は意地悪げに言うのだった。 3度目が始まったのはそれから10分後だった。 美樹は必死に肉隗を口に咥えこみ愛撫し続けている。 しかし、肇の男根の反応は遅いのだ。 「あら、なかなか反応しないようね、3回は無理かなホッホッホ」 と真奈美が笑うのだ。 美樹もあせってくる。 「美樹、お尻の穴も愛撫してやりなよ、男ってお尻の穴も気持ちいいらしいよ」 と真奈美が教えるように言うのだ。 そんなことできないと思いながらも時間がない、美樹は肇の股の間に手を伸ばしていくのだった。 「うっ、ううっ」と肇は腰をくねらせ美樹の手から逃げようとしている。 しかし、指先がそれに触れると肇の体は硬直した。 柔かな女の指先がそれを揉みあげてくる。 その感触に肇の肉隗が反応しはじめたのだ。 細い美樹の指がゆっくりと肛門に挿し込まれていく。 「ああっ、うっ」と肇は全身をガクガクと痙攣させた。 「あと5分しかないよ、ほら急いで」 と真奈美が急かせてくる。 肇は必死に耐えている。 しかし、肉隗は鉄のように硬くそして長く、太く美樹の口の中で膨張していた。 「あと3分よ」と真奈美の声に美樹の愛撫はさらに早まった。 その瞬間美樹の動きが止まった。 肇のしたたりを口で受け止めたのだ。 「あら、いったようね、危なかったわ2分前よ、ホッホッホ」 と真奈美が笑った。 それから一時間程後美樹は拷問部屋の天井の梁に開股で逆さ吊りにされていた。 すぐその脇に肇は猿轡を噛まされあぐら縛りにされて座らされている。 男達が美樹を取り囲み大きく広げられた無毛の生々しい股間を覗き込んでいるのだ。 「ヒッヒッヒ、きれいなもんだな、ピッチリと閉じているじゃないか、これがスジマンというやつか」 などと男達は美樹の股間に顔を寄せ検査でもするように見入っているのだ。 耐えられない恥ずかしさに美樹の顔ははげしく歪んでいる。 これは現実なのであろうか、夢であればいいと願う美樹であった。 その後、美樹に対する過酷で屈辱的股間責めが長々と続いた。 あまりの責めに何度も失神する美樹であったが男達の責めは休まず続いた。 片足吊り、座禅転がし、駿河問い、逆さ水責めそして木馬責め、また肇も女達による男根辛子責め、アナル責めなど過酷な拷問が繰り返された。 とうとう二人は気絶し気がついた時はどこか見知らぬ学校の校庭の木に全裸のまま並んで吊り下げられていた。まだ早朝で校庭には人影がなかったが、あたりが白んでくるとこんな姿を誰かに見られるのかと思うと二人の胸は張り裂けんばかりの恥ずかしさに襲われるのだった。 完 前頁 |