第7話 「今日は男の囚人もいるのか、今まではなかったな」 「はい、今日は特別で、この二人は不義密通の罪で晒し者にした上で女は下の毛を剃りあげ皆さんの前にツルツルのお○○こをご披露し、そのうえで二人並んでオシッコをさせそして女に男のあれをしゃぶらせて一時間以内に男を三回いかせるという趣向ですよ、もし三回以上いかせられなかった時は男は百叩きの刑、女は三角木馬責めにする、面白い趣向でしょう。今日はゆっくり楽しんで下さい」 と奉行は会員の先生方に説明している。 そんな屈辱的行為が待っていることなどまったく知らない美樹と肇は観衆の中を追いたてられるように磔柱の所まで歩かされていった。 磔柱は会員達が並んで座っている前方十メートル位のところに置かれている。 地面に横たわっている二本の白木の磔柱のそれぞれの前に二人は立たされた。 美樹は柱に目を向け愕然とした。 十字の柱の下方にもう一本の横木が打ち付けられているのだ。 美樹はその横木がなんのためにあるかがわかると気が遠くなるような恥ずかしさに襲われるのだった。 「よし、二人を素っ裸にしろ」 と同心が言った。 えっ、裸で磔にされる。 美樹は目の前が真っ暗になった。 二人は縄は解かれずに囚衣がビリビリと裂かれていった。 裂かれた布が縄の間から抜き取られていく。 美樹の乳房が露出してくる。 くびれた悩ましい腰の付近も露になってきた。 太ももも露出してくる。 もはや美樹の肉体を覆う布はほとんど姿を消し妖艶な亀甲縛りにされた柔肌が男達の目に晒されたのだ。 恥ずかしさに美樹は腰をかがめ股間を隠そうとするのだった。 肇も素っ裸にされみじめな毛を失った男根を晒していた。 「ヒッヒッヒ、仲良く並んで磔だ、みんなの前でお○○ことオチンチンの品評会だぜじっくり見てもらうんだな、よし、二人を柱に縛りつけろ」 と同心が命令した。 二人は男達に体を無理やり押さえつけられ柱の上に仰向けに寝かされていった。 屈辱に猿轡を噛まされている顔を激しく歪める美樹だった。 後ろ手の縄ははずされ手首を掴まれて両手は左右に引き伸ばされていく。 手首が男達にきつく押さえられ柱に押し付けられると荒縄が手首を柱に縛り付けていく。 荒縄のチクチクする感触が手首に感じる。 縄が手首に食い込んでくる。 もう手はビクとも動かない。 美樹の乳房の上下にも荒縄が巻きつけられ引き絞るようにきつく柱に縛りつけている。 あまりのきつさに息苦しく感じる。 美樹は片足をくの字に曲げ股間を隠そうとしている。男達が足のほうに場所を変えていく。 ああ、足が広げられる。 あの恥ずかしい部分がみんなに見られる、美樹は「ああ、いゃあ、やめてぇ」と顔を歪め左右に激しく振った。 男達の手が太ももや足首を押さえつけている。 「ヒッヒッヒ、ご開帳といきますよ」 と男達は美樹の両足を左右に広げだした。 美樹は太ももに力を入れ必死に抵抗したが男達の馬鹿力には到底かなうはずがない。 きつく閉じ合わせていた太ももが少しずつ広げられていく。 股間の局部に冷たい空気が触れる感触に美樹はああ、男達に見られると目を閉じ顔を横に背けた。 足の付け根が痛い。 もう耐えられない、そう感じた瞬間足はグイッと大きく広げられていった。 気が狂いそうな恥ずかしさに美樹は猿轡をきつく噛み締めた。 足首が横木にきつく押し付けられている。 縄が巻きつけられてくる。 ああもうだめだ、男達があそこを見ているのだろう。 そう考えるとあまりの恥ずかしさに目尻から涙が流れ出るのだった。 「お嬢さん、きれいなお○○こしているじゃないか、フッフッフ見ろよお口を開けて中が見えてるぜ」 などと男の言葉に追い討ちをかけられるような耐え難い恥ずかしさがこみ上げてくる。 男達の刺すような視線を股間に感じる。 そんな美樹の横では肇も大の字にきつく縛り付けられている。 肇の下腹部にダラリと無様な姿で横たわっている肉隗を指差し 「おい、こんなもの晒して恥ずかしくないか、もっと立派にオッ立ててみろ、へっへっへ」 と指でピンとはじかれた。 「ウッ、痛っ」と肇は体を硬直させうめいた。 同性とはいえ多くの人前に股間を晒す屈辱は耐え難いものだった。 その上まわりの毛を剃りとられたみじめな姿だけに恥ずかしさはさらに耐え難いものであろう。 「よし、柱を立てろ」と同心の声が耳に入った。 ああ、晒される、美樹はこみ上げてくる強烈な恥ずかしさに頬を真っ赤に染めた。 柱が起こされていく。 重さで体がずり下がる、それを止めようと荒縄か手首そして柔肌に食い込んでくる。 手首足首そして胸が締め付けられる。 しかし、そんな痛さはみんなに晒される恥ずかしさに消されてしまうのだった。 体が垂直に高々と立てられた。 かなりの高さだ。 美樹の足から地面までは六尺位はあるであろう。 男達は柱を地面に掘った穴に差し込みまわりを固めている。 美樹は視線を下に向けた。 男が自分の股間をニヤニヤして見上げている。 ハッと美樹は顔を背けた。 体が震えるような強烈な恥ずかしさが襲ってくる。 前に目を向けると男達がズラリと並びニヤニヤして見つめている。 ああ、あそこを隠したい、足を閉じたい、乳房も隠したい、そんなことが頭を駆け巡った。 しかし、手足はビクとも動かずそれらを全て阻止しているのだ。 大の字に高々と晒された二人の体に太陽が照り付けている。 前頁/次頁 |