第4話 美樹が気がつくと手足が引き伸ばされているような異様な感覚に目を開けた。 天井が目に入った。なんと自分は両手両足を一つにまとめられ天井から素っ裸で吊られているではないか。 体は窮屈な二つ折りになっている。 「ヒッヒッヒ」という笑い声にハッとあたりを見まわし唖然とした。 ニヤニヤ笑いながらそんな姿の美樹を取り囲むように十人ほどの男達が美樹を眺めているのだ。 美樹の体は地面から五尺程の高さに吊られているのだ。 丁度美樹の突き出したような格好のお尻の位置が男達の目の高さなのだ。 こんな格好ではお尻の穴も丸見えになっている。 美樹は耐え難い強烈な恥ずかしさに急に襲われるのだった。 「おい、気がついたか、お前が気絶している間に体の隅々まで見させてもらったぜ、フッフッフ、いい体だ、会員の先生方喜ぶぜ、ほら見ろよ、このケツ、いい形してるじゃないか」 と男の手が美樹のお尻を撫でまわしてきた。 「キャー」と美樹は吊られた体を左右に激しく揺らし悶えた。 捕獲された獣のように手足をまとめられて吊られているため太ももの間から女の恥ずかしい部分がはみ出して見えているのだ。 「綺麗な割れ目じゃないか、ビラビラも飛び出していない見事なものだな、ピッタリと閉じられて一本筋だ、これが処女の割れ目というものかなヘッヘッヘ」 と男の手が敏感な柔肉に触れてくるのだ。 「アアッ、いやぁ」と美樹は吊られたお尻を左右に揺らしその手から逃げようと必死にもがいた。 その時まわりの男達が棒を手にしているのが美樹の目に入った。 なにをする気なのであろう。 その時お尻に強烈な痛さを感じた。 一人の男が棒で美樹のお尻を勢い良くたたいたのだ。 「ウウッ」と美樹はその痛みに悩ましく体をくねらせた。 男達の棒が体中を突き上げてくる。 乳房も横から棒で押される。 強烈な痛みが体中に感じるのだ。 目に涙がにじみ出てくる。 「もうそれくらいでいい、やめろ」と声がかかった。 「痛かったかい、あまり綺麗な肌しているから女囚らしく少しあざをつけさせてもらったぜ、なにせ会員の先生方はマニアックな方々だからね、本当の女囚のようにしないと俺達が怒られるのでね、悪く思わないでくれ」 と吊られている美樹に話し掛けたが美樹の体は死んだように力が抜けて吊り下がっていた。 「なんだ、この女また気絶しやがったな」 と体をクルクルと回し、傷やあざのつき具合を確かめているのだ。 「いいだろう、それじゃあ、あの男を連れてこい」 と男は美樹の体から手を放し言った。 前頁/次頁 |