第9話

なんだかあまり気分がよくない。目をそらし自分のベッドに座りボーっとしていた。
でも気になる。やっぱり僕はお姉さんが好きなのかもしれない。
そう思った時にはすでにごついカーテンに顔を近づけ、再びお姉さんの部屋を覗いていた。
あれ?向き合って座っていたその男女はいつしか隣同士に座っていた。

するとゆっくりとお互いが顔を近づけ、おでことおでこを軽くゴツンと重ねた。
なんだかくすぐったい位の愛を、子供の僕でも感じた。
そのままお互いの唇を探しあうように、ゆっくりと唇を重ね合わせ、男の腕はお姉さんの
体をやさしく包み込んでいた。なんだかお姉さんがとても小さくかわいらしく見える。
僕見たお姉さんの姿は、昨日までの色っぽいものとは違い、なんとも愛しい姿だった。
だんだんと舌を絡めあっているのだろう。二人の顔が徐々に小刻みに動き始めた。
僕はつばを飲み込んだ。お姉さんの舌はきっと小さくてチュチュッと吸い込むと
おいしいんだろうなぁ。唇も柔らかくてはじけそうなんだろうなぁ。
僕の心は、お姉さんの彼氏に乗り移ったかのようにお姉さんを頭の中で感じていた。

かなり長めのディープキスだ。しかしお姉さんは本当に感度がイイらしく
彼氏に包まれているものの、体がビクビクと感じているのがわかる。
口の中のどこだろう?敏感な部分に彼氏の舌が当たった瞬間、
とても素直に体が反応しているのだろう。全身で彼氏を感じているのがわかる。
だんだんと彼氏の唇は、お姉さんの首筋を伝っていた。壊れ物にふれるように
優しく優しく。お姉さんも首をひねりながら体は快感にクネっとねじれている。
小さな唇がかすかに震え、開いているのが見えた。お姉さんのかすかな吐息。
あの彼氏が今は独り占めだ。なんて贅沢なんだ。
しだいに、彼氏の片方の手がお姉さんの胸に伸びていった。
さすがに今日はブラジャーをつけているだろう。ゆっくり少し慣れた手つきだ。
お姉さんは体をくねらせた、されるがままの状態だ。
だんだんと強くもみ始める彼氏にお姉さんの体も激しくうねり始める。
もうすでに吐息だけでなく、小さくても声が漏れているはずだ。
彼氏の唇が首筋を通り抜け、もう一度お姉さんの唇に戻っていった。
そのとき、服の上からまさぐっていた手が、服の中へと進入していった。
きっとブラジャーの隙間から指を突っ込んでいるのだろう。
お姉さんは少し恥ずかしそうに彼氏にしがみついた。
唇を離した彼氏は少し微笑んだように思えた。愛しく思っているのだろうか。
それともお姉さんの敏感な体をこれから独り占めにする姿を想像したのだろうか。

部屋の照明を消し、彼氏が何かを言ったようだ。お姉さんは恥ずかしそうに首を振る。
その繰り返しを何度かした後、ゆっくりとお姉さんは服のボタンをはずし始めた。
「ははーん。脱がさないから自分で脱げって言ったんだな。
恥ずかしがるお姉さんを楽しんでる。なんていやらしい男なんだ。」
ボタンが開くにつれて現れたのは、純粋そうな薄いピンクの下着だった。

服を脱いだ後、恥ずかしそうにクネクネと体をうねらせ
上目遣いで彼氏を見上げるお姉さんは、なんともかわいらしかった。
部屋の照明は消えていても隣の僕の部屋の電気が煌々と灯っているのだ。
まるで月明かりのようにお姉さんの体を写しているに違いなかった。

すると彼氏は待ってました!と言わんばかりに、お姉さんの胸元へ飛びついた。
もうたまらなくなっていたのだろう。それはここから見ている僕にもよくわかった。
下着の上から唇を近づけ愛撫する。
床に座り込むお姉さんの上半身をくまなく愛撫している。
唇、首筋、鎖骨付近、胸元、肩、胸、お腹・・お姉さんはその彼氏の様子を見てみたり
気持ちよさそうに天井に顔を向けたりしていた。どうやらまだ脱がす気はないらしい。
ゆっくりとソファーにお姉さんを座らせ、少しだけ足を開かせた。
恥ずかしそうに、でも今回は抵抗もせずに少しだけお姉さんは素直に足を開いた。
彼氏の指は、かすかに触れる程度のタッチで太ももから、ふくらはぎ・・
つま先からうちもも・・ゆっくりじらすように触れていった。
お姉さんはたまらない・・といった表情でそれを見ていた。
時折体がクネっとうねったり、全身で大きな呼吸をしていた。

すると今度はお姉さんの秘部に向かってまっすぐに指をすべらせた。
今日のパンティーは清楚な薄いピンクであるにもかかわらず、スケスケ素材であったため
お姉さんの秘部を守っている大事なお○けがしっかりと透けて見えていた。
ということは、お姉さんが感じたときにあふれさせるものも、きっとすでにしっかりと
彼氏の目には映っているのであろう。しかし覗いている僕には見たくても見えなかった。
彼氏は迷うことなく、そのパンティーの上の辺りをつかみ無理やりお姉さんの秘部に
食い込ませ始めた。今までのソフトタッチさとは一変してとてもいやらしい光景だった。


前ページ/次ページ



meg










カバー

投稿官能小説(1)

トップページ







inserted by FC2 system