第8話

こんな官能的なものがほかにあるだろうか?高校生の僕にはココしか検討がつかない!

お姉さんは耐え切れなくなってしまったのか、その場にズズーっと座り込んでしまった。
しかしもちろん、右手のローターはしっかりと押し当てている。
お姉さんはあの場所が一番感じるんだろうな、と見ていて思った。
なんて気持ちよさそうなんだろう。
いますぐ飛びついて、お姉さんのあの敏感な場所に思いっきり顔をうずめたい気分だ。

お姉さんはひざを立てて、体育座りになっていた。
そうして太ももの間から、右手を突っ込んでいった。
だんだんと、両足が右手におされて開かれてきた。
初めてみる!女性の感じながら次々と求めていく姿。
そのうちお姉さんはM字に足をひらき、もうひどく濡れているであろうパンティの上から
ローターをグリグリと押さえつけていた。
首を持ち上げたり、ダラーと下げたり、横を向いたり、大事な場所を見つめたり
もって行き場のない快感を、体中で表現しているようだった。

すると今度はローターを下に置き、自分の中指をいやらしく舐めた。
その表情がなんとも魅力的に僕には見えた。
そうしてゆっくり、ゆっくりと、パンティーの隙間から自分の秘部へと指を進めていった。
その瞬間、お姉さんの腰がグッと持ち上がった。
両方の太ももで右手をギュっとはさみこみ、たまらない快感にひたっているようだった。
その後は、自分の中で指をグリグリとかき回しているのであろうと思われる
お姉さんの気持ちよさそうな体のうねりを僕は自分のものを必死に握り、
上下させながら見つめていた。

次の瞬間・・・
お姉さんの体の動きがピタっと止まった。時間にして数秒だったんだろうけど
僕にはとても神秘的で長く感じた。
そのまま崩れ落ちるようにお姉さん床に寝転んでいた。
あぁ、またお姉さんの絶頂を昇天する姿を見てしまった。
しかも、誰にも見られていないと思って、欲望のままに感じているお姉さんの
恥ずかしい姿を僕だけが見ていたのだ。
そんなことを考えながら、ふっと我に返ると、またも僕は自分で気づかない間に
発射してしまっていた。
けれど、それは気づかないから気持ちよくないのではなく、
ずっと絶頂を体感しているようなそんな快感の中の出来事である。
自分でいやらしいことを想像してするのとは遥かに違う、最高の自慰行為だった。
そう、まるでお姉さんと一緒にしているかのように。

あのオブジェは今日は用なしだったようだ。次に期待してしまう。
何より、僕の明日の朝練が不安になってきた・・・


今日の朝練は最悪だった。遅刻をした上に罰で部室の掃除までさせられた。
掃除中に部員たちでまわし読みをしているエロ本がたくさんでてきた。
今までなら僕もそれを見て興奮していた。しかし改めてパラパラとめくっていても
どうもリアル感が足りない。気持ちよさそうな表情をしていてもどこか嘘臭く見えるのだ。
このモデルたちだって、きっと実践となれば雑誌の中の数倍美しく輝くのだろう。
だからみんな愛し合い、求め合っていくのかぁ。僕は少し大人になった気分だった。
お姉さんも自分でするだけであんなに刺激的なんだ。
きっと愛する相手に抱かれるときは、もっともっと官能的な表情になるんだろうな。
ちょっとだけその相手を憎らしく思えてきた。僕だって、きっと満足させられるのに。

帰宅して夕食を食べ風呂から出ると、僕はそそくさと自分の部屋にこもり
今日もお姉さんの観察を始めていた。覗きというよりすでに観察なのである。
灯りはついているものの、姿はなかった。お風呂に灯りはついていなかった。
帰ってきている事は確かだった。それだけで僕の心は期待でいっぱいになる。
しばらくして、部屋に人影が見えた。あれ?お姉さんじゃないぞ?
お姉さんよりもずっと背が高く、明らかに男性の姿だった。
身長が180センチはあるだろうか。胸板も僕よりもごつくとても男らしい体だった。

いつもの何もない床にはガラス製らしきテーブルが置かれていた。
少しして、お姉さんが、飲み物でも運んできたようだ。
どうやらお姉さんの両親はでかけていないようだ。
「ふーん。親のいない間にってことか。清楚なお嬢さんのすることかなぁ?」
僕はお姉さんの本当の姿を日々知っていくことに、小さな優越感を感じていた。
それから二人はお姉さんの運んできた飲み物を飲みながら向き合って、
楽しく語らいあっていた。お姉さんの表情がとても柔らかく、心地よさそうだった。
僕はなんだかちょっとだけ、嫉妬のような気持ちを覚えていた。


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