第4話

次の瞬間、きれいに束ねられていた髪の毛に手をかけた。
バサッ・・・!
またまた豪快に髪の毛を解いた。んー。清楚なお嬢さんねぇ・・・なんて
笑いながら見ていると、だんだん窓際に向かって歩いてくる。
その姿はさっきまでの不自然さを全く思い出させないくらいに様になっていた。
無造作な髪の毛と、派手な下着。
清楚などとは全く逆な色気のようなものを感じてしまう。
久々にみたお姉さんの顔が、上品なものとは違う女の顔だったことが僕を興奮させた。
あっ・・ふと我に返った僕は慌ててカーテンの奥に隠れた。
あまりのギャップをみてしまったせいで、自分が覗いていることを忘れて
見入ってしまっていたのだ。
窓際に歩いてきたお姉さんに気づいていながらも、普通に見つめていた。

もしかして・・気づかれたかなぁ?
ドキドキする気持ちと、焦る気持ちとが入り混じり妙な汗が出てくる。
しばらくしてゆっくりと窓の外を見てみる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
よかった。全く気づいてないようだった。
窓の近くにステレオでもあるのだろうか?CDを持ったままなにやらリズムに乗っている。
ふぅ・・・とホッと一息ついたあと、再びお姉さん観察を続けた。

 
 
お姉さんの1つ1つのしぐさを目をそらさずに、穴が開いてしまうのでは!という位に
みつめた。たまらなかった。
まだ女性に触れたことのない僕は頭の中で、どんな感触なのか?など妄想が膨らむ一方で
それと同時に、僕の敏感な場所も膨らんでいた。
立ったり、座ったり・・それだけでも興奮してくるものだ。
まして覗いていて、相手が気づいてない無防備な状態だとあればなおさらだ。
前のように、自慰行為でも始まらないかと、欲はどんどん膨らみ続ける。
みてもみても、見慣れたりはしない。チラっと見える部分に興奮したり
乱暴に髪をかきむしっていても、興奮したりするのだ。

またも僕は自分のものを握っていた。
お姉さんは知らないんだ。お姉さんの知らないところで僕がこんなことをしているのを。
お姉さんを見ながら、大きくなって手を上下に動かし、興奮している姿を知らないんだ。
知らないんだ。知らないんだ。
そう思えば思うほどに自分をどんどん高めた。
気づけば、「はぁ。はぁ。」と僕の息遣いは荒くなっていた。
こんないやらしい僕の姿を見たら、お姉さんはどうするのだろう?
「キャー!」と叫んで逃げ出すのか、
それとも電話の相手と同じように僕を満たしてくれるのか・・妄想は広がり続ける。

そんなことを考えていると、お姉さんは肌寒さを感じたのかタンスの中を
ゴソゴソとしているようだった。
そのままでいてくれよーと思う反面、そんな誰も知らない派手な下着をつけた
お姉さんを知っているのは僕だけで、またそれを隠していつもの清楚なお姉さんに
戻るのかと思うと、もどかしさと興奮と・・入り混じり僕の手はスピードを上げた。

「あっっっ・・・」またも僕はお姉さんを見つめながら絶頂に達してしまった。
白くいやらしい液体が体外に飛び出してもなお、僕の手はゆっくり動いていた。
体がビクンビクンとうねった・・
あぁ・・・お姉さん・・・

お姉さんはいかにもおとなしいです的カラーの服を取り出し、ゆっくりと着始めた。
大胆な下着がどんどんと隠れていくのもまた、見ていてドキドキしてしまう。
服を着たら、髪型を整えた。さっきほどきちんとはしていないが、やはりこれが
お隣の清楚なお嬢さんの姿だなーと改めて思った。


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