第4話

 部屋に入ると健志は、いきなり小夜子を抱いた。
 「小夜ちゃん、愛してるよ」
 背中に手を回し、小夜子にキスをした。
 健志の手が、小夜子の胸をまさぐると、
 「待って、シャワー浴びてくる」(小夜子)
 健志の下腹部は、既に変化していた。
 2人は、シャワーを終えると、すぐ抱き合った。
 「健志さん、もっと愛して..」
 「小夜ちゃん、大好きだ!」
 健志は、小夜子の陰部に顔を埋めた。
 「あぁ~、、」
 既に、小夜子のクリトリスは勃起し、硬直していた。
 「あぁ~、、そこ、気持ちいい~」
 膣からは、大量の愛液が溢れ出ている。
 健志は、ジュバジュバと音を立てて愛撫をした。
 「あ、あ、あ、、」
 -小夜子の身体は俺のものだ-
 健志は、愛液と唾液でグチョグチョになった小夜子の陰部に、いきり立ったペニス
を一気に挿入した。
 「あぁー、、」
 腰を突き上げるたびに、小夜子の乳房は上下に揺れる。
 「あ、あ、あ、あ、あっ、」
 陰部からのいやらしい音と、乳房と、小夜子の喘ぎ声が、リズミカルになる。
 健志のペニスは極限まで巨大化し、小夜子の身体の奥を突いていた。
 「うぅ、うぅ、、」
 既に、健志の精子は、発射の合図を待っている。
 「小夜ちゃん、逝くよ!」
 「いいよ!私も逝きそう!!」
 「何処に出す!中でいい!?」
 「ダメダメ! 外に出して!」
 「ええっ! あ、あ、あ、、」
 健志は、発射寸前にペニスを抜き、小夜子に目掛けて一気に放出した。
 「うぅ、うぅ、うぅ、、」
 健志は、陰部から首筋まで、小夜子の身体に、精子を撒き散らした。
 -こんな大量に出たのは初めてだ-
 健志は、自分の精液の量に驚いた。
 -こんな可愛い子に-
 健志は、精液が身体中に飛び散っている小夜子を、じっと見ていた。
 「ごめん」(健志)
 「えっ? どうして?」(小夜子)
 「身体、汚れちゃったね」(健志)
 小夜子は、次の瞬間、吹き出しそうになった。
 そして、笑いながら言った。
 「健志さんって、優しいのね」
 「.....」
 「私、そんな健志さんが大好き!」
 小夜子は、健志が撒き散らした精液を、ティッシュで丁寧に拭いながら言った。

 健志と小夜子が、ホテルを出て駅に向かおうとした時の出来事だった。
 2人の前に1人の男が立っていた。
 健志と小夜子はその場に立ちすくんだ。
 「健志、お前が小夜ちゃんの..」
 俊介だった。
 「.....」
 小夜子は、下を向いたまま動かなかった。
「今日“舞”に行った。小夜ちゃんがディナーショーに行った事をママから聞いた。
小夜ちゃんが誰と行ってるのか知りたくて..」(俊介)
 「それで、尾行したの? 俊介さんって最低! 見損なったわ!」(小夜子)
 小夜子の目には涙が溢れていた。
 「私、健志さんを愛しているわ!」(小夜子)
 健志は何も言えなかった。
 「小夜ちゃん、健志には家庭があるんだぞ!」(俊介)
 「俊介さんには、関係ないわ! もう私の前に現れないで!」(小夜子)
 小夜子の目から、涙がこぼれた。
 -私の前に現れないで!-
 この小夜子が言った言葉に、俊介の息遣いは荒くなり、顔面は蒼白になった。
 「俊介、すまない。お前を傷つけたくなかったから黙ってた」(健志)
 俊介は、その場から立ち去った。

 健志と小夜子は、ゆっくり歩きながら、駅に向かった。
 「実は、一週間位前に、俊介から聞いたんだ」(健志)
 「.....」
 「俊介、小夜ちゃんの事、好きだったらしいね」(健志)
 「.....」
 小夜子は、うつむいたままだった。
 「俊介を傷付けたのは、僕のせいだ」(健志)
 「そんな事ないわ!健志さんは悪くない!」
 「.....」
 「俊介さんとは、何度か食事に行ったわ! でも、食事に行っただけなのに、結婚
してくれって言うから、断ったの! 当然でしょ!」
 「.....」
 「それに..私は健志さんを愛してるし..」
 「小夜ちゃん、俊介は会社をクビになったんだ」(健志)
 「えっ、本当?」(小夜子)
 「あぁ..」(健志)
 「.....」
 「俊介は、精神的にまいってる。許してやってくれないか?」(健志)
 「.....」

 駅に着いた。
 「また、お会いしたいわ」(小夜子)
 「僕もだ。近いうちに電話する」(健志)
 「待ってます」(小夜子)

 その後、俊介から連絡はなかった...

 10日程経ったある日、健志は一人で会社に残り、残業をしていた。
 時計を見ると、10時を回っていた。
 -ひと休みするか-
 コーヒーを入れ、タバコに火を点ける。
 -俊介は何をしてるのだろう-
 健志は、俊介の事を考えた。
 コーヒーを飲み終えると、携帯が鳴った。
 -こんな時間に誰だろう-
 健志は、悪い予感がした。
 携帯を取ると、友人の雅夫だった。
 「しばらく。どうしたんだこんな時間に..」(健志)
 「お前知ってるか? 俊介が死んだ事..」(雅夫)
 「.....」
 健志は、目の前が真っ白になった。
 「今日、〇〇町の山中で遺体で見つかったらしい」(雅夫)
 「.....」
 健志は、言葉が出なかった。
 「もしもし、聞いてるのか?」(雅夫)
 「あ、あぁ..」(健志)
 健志は、返事を返すのが、精一杯だった。
 「どうして、山に?」(健志)
 「自殺らしい。車内に排気ガスを取り込んで..」(雅夫)
 「.....」
 「さっき、警察が来ていろいろ聞かれた。あいつ、身内が少ないだろう?」(雅夫
 健志は、この事が、夢であってほしかった。
 「お前、心当たりは無かったのか?」(雅夫)
 「.....」
 「何か、悩みでもあったんだろうな。じゃあ、また電話する」(雅夫)
 雅夫は電話を切った。
 -小夜子に報告しよう-
 「もしもし、僕だ」(健志)
 「あら、どうしたの?こんな時間に..」(小夜子)
 小夜子は店にいた。




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