後編(6) しかもパンツの内側は、もっとえげつない仕掛けになっている。 張り出しているのは二本。アナル用もあるのだ。 そしてよく見ると、クリ○リスの辺りには小さなこぶがあり、表面には細かい歯ブラシのような毛が生えている。 これでは犯される者より、履く方が地獄であろう。 少女は怯えた瞳でそれを見たが、これ以上罰が悪化することを恐れてパンツを手に取る。 「そ…それでは…有り難く…はかせて、いただきます…」 震えながら、アナルに刺さったバイブを引き抜く。そしてゆっくりとそのパンツを履いていく。 「あぅう…」 秘所と肛門に同時に襲ってくるもの。 それがもはや快感でしかなくなるような調教の日々。 ゆっくり持ち上げながら、少女はその快楽と屈辱に悲鳴にも似た甘い吐息を漏らす。 ゆっくり上げても、いつか終わりが訪れる。 ここから上げれば、二つの孔よりも敏感にされた突起が、地獄を味わうことになるのである。 少女は躊躇っていた。 いくら調教されたとはいえ、やはり次にくる快感や痛みには身構えてしまう。 ましてや未経験のものならばなおのこと。 しかし、悩んでもいられなかった。 妖子の機嫌を損ねでもしたら、今度こそ地獄のような折檻が待っているのだから。 覚悟を決めて、少女がそれを持ち上げる。 「ひぃいっ!」 持ち上げきった瞬間、クリ○リスが繊毛のようなそれに刷り上げられ、全身の身の毛がよだった。 妖子は、先程まで少女がいれていた玩具を暇そうに弄っている。 「は…履きましたっ…」 「それじゃあ、ちょっとこの人後ろからやっちゃってください」 そういうと、妖子は部屋の隅にある紐を引っ張る。 すると、百合子がぶら下がっている鎖が少しだけ下がり、百合子はマリオネットのようにぐったりとつられたままだ。 「はい…」 「いやぁ…も、死ぬぅ…っ」 調教を受けた後、強制的に何度も絶頂を迎えさせられ、休む間もなくそこに挿入される。 顔をほとんど上げられなかったが、視線の端に映ったそれのなんと大きいことか。 今あんなもので突かれたら、本当に狂ってしまうかもしれない。 嫌々とするように力なく首を横に振る百合子に構わず、少女が百合子の腰を支える。 そしておもむろに、股間にそびえ立つ一物を、百合子の洪水のように濡れたそこに宛がう。 「ヒィッ…やめてっ…ホントに、ひ、きゃあぁあぁァアッ!」 絶叫を上げる百合子。少女が、一気に百合子のそこを貫いたのである。 「ひ…あが…ぐ、ぅ…」 「動かします」 「あ、ちょっと待った」 今の行為だけで、少女は限界間近まで上り詰めているのだが、きっとこの後は彼女を犯せといわれると思っていた。 だが妖子は突然後ろに来て、少女の付けているその玩具の後ろをいじりだす。 まさか。 「ひ! きゃあぁあっ!」 「アグゥウッ!ダメッ…ヒギィイッー!」 百合子と少女の悲鳴があがる。 内側から外側に突き出した…つまり少女と百合子を繋いでいるバイブが、振動と回転を同時に始めたのである。 快感地獄の百合子にはまさに予想以上の快感だったのか、獣のように絶叫している。 少女の方も堪らない。 辛さに腰をくねらせる度、クリ○リスがあの毛羽立った突起に刺激されたり、アナルの方がズレたりとまさに悪循環の快感が巡るのだ。 「さ、そのまま動く」 「あひぃっ! そん、なぁっ…きゃん! だめぇっ…!」 あまりの快感に、少女が嫌々と首を振る。 「じゃあ、お前のご主人様の前でお仕置きショーにしときやす?」 「ひぃっ! それだけはっ…それだけはぁっ!」 百合子の体につかまりながら、少女が大きな悲鳴をあげる。 百合子の方などは、悲鳴が引っ切り無しにあがっているのだが、ほとんど喘ぎ声というより雄叫びである。 「だったらほら。動く」 少女の尻をピシャリと叩くと、二人は同じように悲鳴をあげた。 少女の腰が、淫媚な動きを始める。引っ切り無しに二人の口から喘ぎが漏れる。 その様子を、妖子は口元に笑みを浮かべて見ていた。 彼女の後ろに、人影が近づいてくる。 がたいのいい、髭を蓄えた壮年の男だ。 肉付きのいい体にガウンをきている為か、彼の身分がそう低くないことが自ずとわかってくる。 「いいねぇ…素晴らしい」 「おや橋本様。もうお迎えに?」 妖子の言葉に、橋本と呼ばれた男がニヤニヤ笑う。 「うちの可愛いペットの顔が見たくなったんだが…いや、面白いショーだ。彼女もどこかの奴隷かペットかね?」 この言葉から推測するに、少女の主はこの男なのだろう。 顎に蓄えた髭を触りながら、橋本が何度も頷く。 「いえ。彼女は誰の奴隷でもありやせん。ちょいと別口に調教されたようですが…快感に弱すぎる。ご所望で?」 妖子の楽しげな問いに、橋本の鼻息が荒くなる。 「欲しい。金は払うよ。いくらだ?」 「…橋本様のお気持ち分いただきやしょう」 金額は任せるというふうに告げると、橋本は並びの良い歯を見せながら笑う。 「相変わらずだな君は。商売が上手い。…予定の倍でどうだ?」 「有り難くちょうだいしやしょ。時期終わります。そしたら本人に言わないと」 妖子のいうとおり、行為は佳境に入っていた。 少女が激しく腰を揺らし、百合子も一緒に腰を振る。 動き難い体制にも関わらず、唇を貪りあおうと二人は絡み合う。女同士の淫らなプレイ内容に、橋本は大興奮していた。 前頁/次頁 妖子 |
小説表紙 投稿官能小説(3) トップページ |