第2話

「まぁ…似たようなもんなんすけど。まずは豆の支度をしやしょうね」

 妖子が指を鳴らすと、三人は持っていた蝋燭に火を付ける。

「ヒィッ!」
「い、いやーっ!」

 蝋燭責めがどれほど恐ろしいか、彼女達は嫌というほどわかっている。
 身をくねり、何とか避けようとするが、火は近づいて来た。
 しかし蝋は垂らされる事なく、その火は搾り出されてパンパンになった乳首に寄せられたのである。

「ギィイッッ!? 熱いっ、あついぃっ!!」
「や、やめてぇっ! あづっ、あづいよぉっ!?」
「嫌ァアアーッ!!」

 火傷させるほど下手な者はおらず、魔御等は楽しげにあぶっている。

「これって、どうなればいいわけ?」
「炒るくらいだから、赤くなるくらいかな?」

 鬼人に聞かれ、そう魔御は答える。

「豆まきの豆は、大豆を炒った物だからね。この子達の大事な三つのお豆は、文字通り炒り豆にされちゃうわけ」
「妖子の発想、相変わらずオッサンだな」
「口を慎め鬼人」

 両乳首をあぶりながら言う調教師達の言葉など聞こえていないのか、少女達は喉をのけ反らせて悲鳴をあげる。

 乳首の表面が赤く、日焼けのような低温火傷の状態になったところで、やっと炎が離れる。
 少女達ががっくり首をおる中で、少女達の右足がゆっくりあがり、開脚ポーズになっていく。
 そこで彼女達は、先程の魔御の不吉な言葉を聞いてか聞かずか、恐ろしい想像を働かせていた。

 勿論今度の予想は大当りである。

「いやぁあっ! 嫌、嫌っ! そんなひどいことしないでぇ!」
「お願いしますっ、お願いだからそこだけはぁっ!」
「も…許してぇ…」

 涙と鼻水と唾液でベトベトになった顔は恐怖一色に塗られ、歯をガチガチ震わせている。
 だが無情にも、炎は少女達の股間でプルプルと震えるクリ○リスに、ゆっくり近づいていく。

 調教のため、常に勃起した状態で曝されているそこは、炎を宛てられ真っ赤に腫れ上がった。
 少女達の獣のような絶叫が、ホールに響いた。

*---

 全ての突起…否、豆が炒り上がったところで、調教師三人は一旦下がる。
 これで終わりだろうか。いや、まだ豆まきをしていない。

「さて、豆まき…といきたいとこなんすけど…。生憎お嬢さん方の豆は取れませんからねぇ」

 まさか切り取られるのではと、一瞬恐ろしい想像が少女達の脳に過ぎる。

「だから…弾きましょう」
「はじ、く…?」

 妖子の言葉に応えるように、三人の調教師が長めの乗馬鞭を手に戻って来た。

「ヒッ…ひぃい…ッ」

 少女達は歯をガチガチと震わせ、その鞭の痛みを思い出す。
 尻や腿を打たれただけで激痛を伴うそれで、今まであぶられていた乳首やクリ○リスを打たれたら…恐怖が少女達を襲った。


前頁/次頁



















小説表紙

投稿官能小説(3)

トップページ




inserted by FC2 system