第3話

「じゃ、いきやしょうね」

 妖子の言葉に、三人が鞭を構えた。

「鬼は~外、福は~内」

 それを合図のように、三人の鞭が少女達の敏感な突起を襲った。

「ギャンッ! ウギャッ!? アギィイッ!!」
「ひっ!? がっ、あ゛あ゛ーッ!!」
「きひぃいっ!! あぐっ、くぅうっ!」

 無差別ながらも、必ずどこかの突起に宛てられる洗礼。
 鞭は、妖子の掛け声がやむまで続けられ、どの少女も全てあわせれば三十回以上は打たれていた。
 既に泡を噴いて気を失いかけている者もいる。

「おやおや…元気のないこと。じゃあ豆を提供してくれたお嬢さん方に、ゲームを楽しんでもらいましょう。」

 三人は再びさがり、代わりに妖子が側にやってくる。

「ルールは簡単。今から恵方巻を食べていただくんすけど、最後まで一言も声をあげないこと。もし声をあげたり喋ったら罰を与えます」

 恵方巻きを無言で食べる……というのは確かに節分の行事だ。
 だがまさかそんなことでこのプレイが終わるというのか。当然少女達は困惑した。
 だがそれくらいなら、今の自分達にだってできる。彼女達はそのゲームを受けることにした。

 承諾の意を見た妖子は、ニッコリと微笑む。

「じゃあ、始めやしょうねぇ」

 指を鳴らすと、調教師の三人が器具を持って戻って来た。液体の入った巨大なドラム缶、浣腸用の巨大な注射器。

「さっきの罰ゲームの内容は浣腸。液体にはグリセリンと、特製の白酒の媚薬入りを用意しやした。」

 浣腸なら調教の中で何度も経験している。だがなれることはなく、大量浣腸ともあればその苦痛は比ではないだろう。
 怯える少女達の脚の側から、不意に機械音が鳴り出した。先程から片足をあげたままの体制の彼女達の股間に目掛けて、何かがあがってくる。

「っ!?」
「恵方巻きは本来のり巻きなんすけどね、折角だから下の口で、そいつを味わっていただきやしょう。」

 せりあがってきたのは確かに恵方巻きくらいの太さだが、表面には大量の突起物や短い毛のような物が生えた醜悪なバイブだった。

「途中で声を上げたら、罰ゲームの後もう一度、一から入れ直し。中に完全に入ってから10分堪えてもらいます。」
「そ、そんなっ…」
「こんなの無理っ…!」
「こんなの恵方巻きじゃないよぉっ!!」

 少女達の悲鳴は虚しく、調教師達が上がって来た極太のバイブを手にとる。

「食べ終わるまで排泄も我慢していただきましょ。さて…」

 妖子の指が鳴らされ、少女達の顔から血の気が引いていく。

「誰が最初に食べ終われますかねぇ…」

*---

 その日1番最初に『恵方巻き』を食べ終わった者でも2時間を要し、最後まで残った少女には罰として三人分の大量浣腸と『豆』への鞭打ちが加えられたという…。






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