後編(3)
「…まぁいいだろう。数珠を作るときのこよりをだせ」
こよりといっても、ただの紙ではない。水に濡れても火が付いても中々切れないスグレモノだ。
柔らかく、伸縮性もあるのに丈夫なそれを、真麟は数珠用に持っている。急いでポケットからだしてきたそれを受け取り、天照がニヤリと笑う。
「ヤサカ。お前は縛られるのが好きだったな」
「あ…ハイ…」
頬を赤らめ俯く真麟。真麟は、緊縛プレイを好む。特にこの爆乳を麻紐で縛って吊した時は、それだけであそこをビショビショにしていたくらいだ。
「お前の1番いいところを縛ってやる。胸を突き出せ」
「あ…アァ…」
背中を反らせ胸を突き出す真麟。その胸を鷲づかみ、天照はその先端にこよりをかける。
すでに先ほどの愛撫で硬くしこったそこを根本から括られ、真麟が甲高い悲鳴をあげる。
「こんなものか」
両方の乳首が、こよりで結んで繋がれる。谷間の辺りに繋がる一本があり、それを指で弾くとブルンッと胸が揺れた。
「フニャアァアッ!?」
「どうだ。気持ち良いか」
天照の問いに、真麟は必死に頷く。赤い乳首が苦しそうに尖り、引っ掻いたら破裂しそうなくらい膨れている。
…これはやるべきだろ。そう思い、その先端を引っ掻く。
「ヒギィイッ!?」
軽く引っ掻いただけなのに真麟は絶叫し、その度胸がブルンブルンと音を立てそうなくらい揺れる。
そして揺れると乳首がちぎれそうになるらしく、痛みに体を必死に落ち着かせようとする。
「さて…」
「ふぁ…ぉ…終わり、れすか…?」
もう挿入してもらえると思ったのか、真麟は脚を開いて股間を見せてくる。
年上なのだからけしてロリではないのだが、体型にパイパンマンコじゃあちょっと罪悪感が…ん?
「…まだ一箇所残っているな」
大事な場所を縛っていないじゃないか。天照はニヤッと笑い、真麟にそう声をかける。
真麟は不思議そうに首を傾げたが、ふとそれに気付いたのかさっと青ざめた。もっとも興奮気味のせいで真っ赤だけど。言葉のあやだな。
「て…天照様…まさかっ…」
「ここは一人ではつらいな…ヤサカ。自分で摘んで縛りやすくしろ」
クリ○リスは女の急所。そんな所を縛られたら乳首の比ではない。
だが逆らう訳にはいかない。
こんな状態でお預けをくらうなんてごめんなのだ。
真麟は意を決したように自分のクリ○リスを摘みあげる。体が小刻みに震え、快感を待つ期待よりも恐怖の方が強いのも解る。
だがやめてやる気はない。天照は、その大きな肉芽の根本を縛り上げる。
「いっ…キヒィイィィッ!?」
天照は、乳首よりもきつめにそこを縛り、余ったこよりを胸の間を繋いだこよりに繋いでしまう。
「ほら、できた」
「あ…あぁ…ッ」
胸の辺りをT字に繋がったそのこよりが、若干Y字になっていく。だがそれは三つの突起が引っ張りあっているということなのだ。
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