第4話

「ちがう! そんな筈はありません! これは、ふああん!」

言葉は途中快感によって遮られた。 その原因は先の触手が勢いよく、秘所より抜け出たのである。
“ずるるっ”と膣壁を刺激しながら抜け出ていく。
そのため軽い絶頂が立て続けに姫を襲う。
触手が抜け出た後の淫口は、激しい拡張の為いやらしく開かれたままに“ぐぷぷっ”と、獣液をこぼしながら、“ヒクヒク”と引きついている。
その様子はとてもいやらしくまるで、涎を垂らして触手を待ち望んでいるようである。

「ちがう… 私はそんな…」

自分の体がいやらしく変えていかれる様を見せ付けられて、姫は小さく同じ事を繰り加し呟く。
ガラガラと何か大切なものが、心の中で崩れていくような絶望感が胸を締め付ける。
そしてそれを更に後おいさせるように、先ほどの触手が姫の眼前に現れた。
それは自らの獣液と姫の愛液、そして処女血に塗れている。
放心しそうな姫の感覚は、それの恐怖を忘れさせ、ただじっとそれを見詰めている。その様を見て魔術師がこう言った。

「姫様を女にしてくれた物ですぞ。 その労を姫様の口で、労ってはくださいませんか?」

直接子宮に獣液を注ぎ込まれ、その強烈な催淫作用によって、感覚が麻痺してきた姫はその言葉を聞き、思い出したかの様に舌を触手にはわせる。
“ぴちゃぴちゃ”と、はじめは恐る恐るはわせていた舌が、だんだんと大胆になっていく、
さすがにその太さは、姫の口には入りきらないが、丹念に“じゅるじゅる”となめ上げられていく。
そうして悪魔の催淫獣液は、姫から理性を剥ぎ取っていくのであった。

「くふうんっ! あんっ いっいい!」

その奉仕の最中に別の触手が、姫の秘所に潜り込む、“じゅぶ、じゅぶっ”といやらしい音を立てながら秘所を責め立てる。
またクリトリスは“グリグリ”とこすり上げられ、胸も乳首も“グニグニ”といやらしく形を変えられ揉み上げられている。

「ああっ いい! んんんん~ん!」

立て続けにやってくる絶頂に、姫はただ翻弄されるままであった。
やがて十数本の触手に秘所を貫かれ、数え切れぬほど獣液を子宮に注がれて、数十回絶頂に追いやられた姫はもう、どんなぼろ雑きんよりもくたびれきっていた。
その可憐だった秘所は、真っ赤に腫れ上がり陰唇は少しはみ出しながら、愛液と獣液に塗れている。
そこのクリトリスは、はちきれんばかりに真っ赤に勃起し包皮を突き抜けそそり立っている。
幾度もねじ上げられた胸は、所々痛々しく触手の痣が浮かんでいる。
だが乳首はその快感のす凄まじさを現すかのように、フルフルと震えそびえている。
そんな体にまた新たな慮辱が始まろうとしている。 絡めた触手が姫の体位をうつ伏せにし、そして尻を突き出すような形に固定する。そして二本の触手が双尻をぐいと割り開いた。
姫の最後の処女地であるアヌスをも犯そうというのである。
アヌスが無残に晒しだされ、ヌメヌメした舌様な触手が、アヌスを嬲る“グヌグヌ”ほぐすように刺激する。
その新たな感覚に、忘れていた理性が姫の中で目覚めた。

「ひっ! いや! そこは違う! あああっやめて いや、いやー!」

自分のもっとも触られたくないところを、刺激され姫は激しく抵抗する。

「まだ素直にならないのですか? まだもてなしが足りないようですね では。」

いきなり“ずぶうっ”と2本も触手が秘所に突き立った。
“グニグニ”と交互にのた打ち、互いに子宮まで突き上げようと、激しく突き上げる。

「ぐむううう! さけちゃうー いやあ許してー」

この激痛で、再び姫は理性を取りし、そして涙ながらに哀願する。

「やめてぇ~ 話します。 秘密を教えます だからもう許して…」

消え入りそうな声で哀願する間も、触手の陵辱は止まらない。

「困りましたな、宴はまだ途中ですぞ。 それにこ奴等もまだ満足してませんからな。 もうしばらくお楽しみ下さい。 なに小一時間もすれば終わりましょう。」

魔術師は妖艶な笑みを浮かべて、こう言い放った。 そしてこう付け加えた。

「もし、秘所がもう一つ在れば直ぐに終わりましょうが? ああ! 姫様にはもう一ついやらしいアヌスが御座いますな。もし姫様がアヌスをお望みなら直ぐに終わりましょう。」

残酷な選択肢を、姫に自ら選択させようというのである。

「なっ! そんな、そんな事できません ぐひぃい!」

否定の言葉が上がるとすぐに、2本の触手が秘所を激しく嬲る。

「あぐっ うおおん ぐふううっ 解りましたから、もうゆるしてー!」

その陵辱を一時止め、魔術師は姫に問いただす。

「何が解りましたのかな、 はっきりとおっしゃって下さらないと、解らないのですが?」

あくまでも白を切り、言葉でも姫を嬲り尽くす。

「そんな 解っているのでしょう。 もう苛めないで! お願い…」

とうとう姫は泣き出してしまった。

「ではこのままで良いのですね。では、続けましょう。」

冷たく言い放ち、陵辱の再開をほのめかす。

「まって! 言います! お願いやめて“ください”…」

屈服の意志を、姫は魔術師に示した。

「そうですか、ではこう言って頂きましょうか。 ぼそぼそ…」

魔術師は姫の耳元で囁く、それを聞いて姫の顔色が変った。



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