<第27話:鴨葱>

TCATを降りた恵は、機内で見る制服姿そのままで、パンプスの音を響かせながらキャリーケースを引いて駐車場に向かった。
要件や行く場所、相手を考えて、メイクも服装も全て整え直した。
駐車場には黒い高級車が止まっている。恵が近寄ると、初老の男性が後部座席へ案内し、TCATを後に走り出した。

高級車は、日本橋にある高層ビルの地下駐車場に入った。男性は、20階にある、ガラス張りで外光のよく入る明るくて広い応接室へ恵を案内した。

「山田が参りますまで、こちらで暫くお待ちください。」

男性は声の感じからして秘書の佐藤であろう。
恵を応接室に残し佐藤は、社長室で待つ太郎の許へ行った。

「社長。ご案内しました。」

「有難う。では始めようか。」

太郎はスプレー缶を手に持つと、応接室の入り口まで歩いて行き、ノックもせず入った。
後を付いていった佐藤は、応接室の入り口で止まったまま動かない。

応接室のソファーに恵が座って窓の外を眺めている。太郎が入ってきたことには気付いていない。
髪は夜会巻のままだが、襟足は綺麗に整え直し、メイクも綺麗に直されている。
空港や機内と異なり、外光をよく取り込んだ明るい室内なので、近づいて見ると、化粧の濃さが分かる。目的が目的なので、しっかりと直したのだろう。
ソファーの座面から斜めに下された、黒のストッキングに包まれた脚が、外光に照らされて光沢ある黒い美脚を作り出している。

太郎は恵の近くまで歩み寄ると、持ってきたスプレーを顔に吹きかけ、外を眺めるまま一切動かない恵を残して、再び部屋を出て行った。

少しした後、太郎と佐藤が部屋に入ってきた。佐藤が動いているということは、時間が動き出したということである。
恵はソファーに座ったまま眠っている。二人はそんな恵の前まで歩み寄り、頭から足先まで舐めるように見た。

「よく効くスプレーだな。これでこの女は数時間、目を覚ます事が無いって訳だ。」

「社長。この女性ホントに綺麗ですね。」

「あぁ、綺麗だろ。何せ今こうやって楽しむ為に、色々と画策したんだから。
 良いもんだったぜ。偉そうに制服着て笑顔振りまいてたCAが、パンスト破かれて見る見る余裕無くなってく姿晒すトコは。
 挙句の果てに、制服着たまま、下から愛液垂らして、パンプス脱がされたままトイレに駆け込んで、厚化粧崩しながら号泣だからな。
 普段お高くとまってる美人CAが、機内で必死に仕事モード保とうと頑張ってるの尻目に、次々貶めてキャバ嬢以下の安い小娘にするんだから、最高の気分だぜ。」

「で、その続きという訳ですか。」

「そうそう。お膳立ても済んだから、今度はコイツを堂々と食べてやるんだ。
 この綺麗な顔。綺麗な胸。綺麗な脚。アソコの触り心地も上場。こんな上玉CAを自由に出来ると思うと今から涎が出るぜ。」

太郎は両手で恵の頭を両側から支え、下を向いて眠っている恵の顔を自分の方に向き直させた。明るい部屋なので、瞼にくっきりと引かれたアイラインが黒々と浮き上がっている。

「あれから頑張ってメイク直したんだな。ここは機内と違って明るいから、CAの厚化粧が目立つぜ。
 ご苦労なこった。どうせまた俺に崩されるのに。このマスカラなんか、何回滲んだんだか。」

太郎はそう言いながら、恵の右瞼に口を近づけると、舌を使って横に2度、3度と舐め回した。
強く引かれたアイラインが太郎の唾液で薄く滲み、マスカラが目の周りに黒い染みを作った。

「ほら。美人CAが目元を強調するために入れたアイライン。何回か舐めっただけで、直ぐ滲んでダメになっちゃうんだぜ。」

太郎に言われて、佐藤が物珍しそうに恵の目元を眺める。
そうこうするうちに、ソファーから揃えて斜めに下ろされる恵の脚に、太郎の両手が伸びた。
最初は膝周りを撫で、太腿を伝って内腿へ、そのままスカートの中へと這うように太郎の手が進んでいった。
スカートの裾が、太郎の腕の動きにつられて捲れ上がっていき、太郎が恵の股間を撫でているのが外からでも見える。

「ストッキング替えたんだな。当たり前か、機内で最後の1枚をビショビショにしちゃったんだもん、あのままここに来る訳にもいかないか。」

「社長。最後の1枚をビショビショって何ですか?」

「佐藤さん。このパンスト脚触ってみな。」

佐藤は太郎に促されて、恵の脚を撫で始めた。上は太郎が撫でまわしてるままなので、両膝に手を伸ばして触ると脛からふくらはぎへと回していく。
外光に反射して黒い光沢を出している薄い皮膜は、恵の脚に張り付きながらも、繊維の硬さと独特のザラザラ感を撫でる佐藤の手に与える。

「薄いものが脚に張り付いてる感じがするでしょ。見事なくらい。
 でも、場所によっちゃ皺も出来やすいし、引っ張ったり爪立てたりしたら、薄いだけに簡単に破けるんだよ。
 で、この娘は予備用に2着ストッキング持って機内に乗り込んでたから、最初に履いてたのと予備1枚を破いてやったの。破られる度に物凄い情けない顔してオロオロしてたよ。
 更に、最後の1枚はしっかりと履かせたまま、媚薬とバイブを使って徹底的に悪戯してやったの。」

そこまで言うと、太郎は両手で恵のスカートの裾を掴むと、赤いベルトに押し込むように捲り上げた。
更にワンピースをベルトごとずりあげたので、恵の腹部を締めるストッキングのゴムが顔を出した。
顔を出したゴムは、すかさず太郎の手によって握られ、引っ張られたので、恵の腹部とストッキングの間に大きな空間が出来た。

「俺の機内販売の対応中に時間止めてやって、こうやってスカート捲り上げてゴム引っ張って出来た空間に、手を突っ込んでバイブを差し込んでやったの。
 この制服、ワンピースだから捲り上げるだけで簡単に中まで手を突っ込めちゃうんだ。悪戯し易いようにって考えて作ったんじゃと思うくらいにね。
 バイブが入った後の反応は良かったぜ。最初は客に気取られないように頑張って取り繕ってたんだけど、所詮27歳の小娘が何時までも耐えられる訳ないじゃん。
 何とか早く用件済ませようと必死なの見ながら、度々時間止めて客の面前で失敗の連チャン状態にしてやったの。
 顔や首から汗噴き出して。息も荒く震えてきて。脚なんかもガクガク震えてきてね。最悪の失態は犯すまいと悲壮な姿晒しながら頑張ってたけどね。
 どんなにキャリア積んでたって所詮は女って訳だから、股間なんかビショビショになってきて、そのうちストッキングまで染み出してきちゃってね。
 喘ぎ声抑えきれなくなって、流石にヤバい、決壊するって感じたみたい。ごめんなさいとだけ言って、血相変えて一目散にトイレに駆け込んでいったよ。
 トイレの中なら誰にも見られないと思ったんだろうな。口紅でテカってる口開けて、マスカラ滲ませて厚化粧崩しながら号泣してたからな。
 最初は偉そうなすまし顔で接客してるCAが、客の面前で失態犯し続けて、制服姿のまま喘ぎ声出して、最後は顔崩して号泣なんて、こんな最高の気分はなかったね。」

「それでビショビショで交換ということですか。」

「そういうこと。ここに来るからと汚れた下着交換して、崩れたメイクも完全に塗り直して、これから乗務する制服CAそのものって感じに仕上げなおしたんだな。
 ここに来たら最後、作られた完全体の制服CAを、機内以上に徹底的に崩そうとこっちが考えてるなんて想像もしてないだろうに。
 まさしく、ノコノコとネギしょって撃たれに来たCAってヤツだ。それじゃ、始めようか。」



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画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」CAアンリ様からお借りしています
(原寸より縮小しています)






























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