<第25話:密室?>

良かった。丁度トイレが開いていた。

太郎を逃げるように去っっていった恵は、これ幸いとトイレに駆け込みカギを閉めた。
入るや否や、直ぐスカートの中に両手を突っ込み、ストッキングとパンティを膝まで下ろし、陰部に手を入れて、中に差し込まれた異物を引き抜いた。
恵が手に持った機械は、未だに震え続けている。バイブであった。恐らくリモコン式の。

こんな物が私の中に。何で。誰がどうやってこんなもの入れたの?何で私がこんな目に合うの?私が何かやったの?

トイレという密室に入り周囲の視線を気にする必要の無くなった恵は、自分を抑える精神的支柱を完全に失って、ボロボロと涙を流して泣き出した。
嗚咽を抑えることも出来ず、キリっと決めたアイメイクも崩しながら、頬を伝った涙は床に滴り落ちている。
そんな、号泣している恵に追い打ちをかけるように、手に持ったのバイブが突然消え、代わりに手紙が挟み込まれた。

(前略)親愛なるCA様
客の相手しながらバイブでアソコ弄られて愛液垂らした気分はどうだい?
喘ぎ声を必死に噛み殺しつつも、息遣いが荒くなって身体やパンスト脚を震わせながら必死に耐える姿なんて、最高に萌えポイントだったね。
どんなに必死に耐えたところで、恵ちゃんも所詮は女だ。身体の反応も、アソコから流れ出すモノも抑えられないんだから、どう仕様もないよね。お客さんもCAがスカートの中から発する生臭さに気付いたろうな。
制服着て接客する憧れのプロフェッショナル、美人CAも俺の前では、何も出来ずに好き放題される小娘の1つだってことが、自分でも分かったでしょ。
いまの姿が、後輩指導するくらいのキャリアを誇る恵ちゃんの実力ってヤツだよ。制服の鎧、全然役に立ってないもんね。
トイレに逃げ込んで鍵を締めれば誰にも見られずに済むとでも思った?甘いよ。僕に狙われたら恵ちゃんがどんなに頑張ったところで、何処にも逃げ場は無いからね。
恵ちゃんがトイレなら大丈夫と思ってパンストやパンティ自分で下ろしてバイブ抜き取ったのも、厚化粧崩しまくって号泣してるのも全部見えてるからね。機内のCAに逃げるトコは無いよ。全て僕が監視してるんだから。
さて、今回のゲームは客の前で泣くかどうかというのが勝負の条件だったから、恵ちゃんの勝ちってコトになるね。
まぁ、僕的には、上から下まで完璧な制服姿のまま、客の前で次々と失態犯して、挙句の果てに中に突っ込まれたバイブの力に抗いきれずに、全て投げ出してトイレに駆け込む姿見れたからOKだけどね。
パンストは約束通り破かなかったでしょ。だから未だ履けるよ。最も恵ちゃんの体内から放出した液に濡れて冷たく匂うようになったのを我慢しながら、客に気付かれまいかとビクビクしながらになるけどね(笑)
さて、今回のゲームは終了。1勝1敗のタイだね。良い勝負だったね。
それはそうと、さっさと客のトコに戻らないと、どうなるか分からないよ。何せ機内販売の途中で、突然喘ぎ声出して、持ち物も靴も放り投げてトイレまで逃げて来たんだから。
今更身なりを気に出来る訳でも無し、その汚れた姿でとっとと客のトコに戻って続きやりな。最高にそそられる姿だよ。キャリア5年目CA恵ちゃん。

鍵は閉まったままなのに、いつの間にかトイレに入り込んで私のコトを見ている。逃げ場なんて何処にも無いって。

恵は、膝まで下ろしたパンストそのままにして、恐怖のあまりガクガクと膝を震わせた。
しかし、相手が誰なのか、いつ何をされるのかも分からない恐怖の方が強い恵は、「さっさと客のトコに戻れ」という指示の方がより恐ろしかった。
今更身なりを気に出来る訳では無いのではなく、その乱れた姿のまま客のところに戻れ、戻らないとどうなるか。そう脅迫されているとしか思えなかった。

恵は、下ろしたパンティとパンストを履き直し、乱れた前髪を強引に後ろ髪に引き込んで、どうにか取り繕った。
と言っても、スカートの中はグッショリ濡れて冷たく、顔は泣いた後そのまま、髪型もヘアピンを何本も抜かれて毛羽立ったまま、靴も無いのでパンスト脚のまま床を直に踏んでいる。
制服こそ来てるとは言え、明らかに上から下まで乱れた情けない姿そのままで、太郎の席まで俯きながら歩いて行った。

「先ほどは大変失礼致しました。」

「えっと、落としたお金は拾っといたんで、確認してもらえます?
 あと、靴とスカーフ、名札、ヘアピン、メモ用紙、あとペンか。これで全部かなぁ?一応拾っておいたんですけど。」

「みっともない姿を見せて、大変申し訳ありません。以後、このようなことは無い様気を付けます。」

恵は太郎から落としたものを受け取ると、涙で崩れた顔を下げて深々と礼をした。
そして、パンプスだけを急いで履いて、残りはポケットに入れると、精算に入った。

「領収書、1件はこの名刺の会社名、もう1件は氏名の方でお願いします。」

スカーフも名札も無い。スカートの中は見えないながらもパンストもパンティもビショビショで、スカートに鼻を近づければ愛液の匂いが漂う。
髪の毛は夜会巻こそどうにか残っているが、襟足や前髪は乱れ、顔のメイクも崩れたまま。まともに太郎の目を見ることも出来ない。
そんな姿で目を腫らしたまま機内販売の対応をする恵を、太郎は楽しむように、ゆっくりゆっくりと精算をした。
世界中どこを見ても、ここまで崩れ堕ちて自身喪失したCAなぞは、見る事あるまい。偉そうに空港を歩いていた美人CAを、遂にここまで潰してやったという優越感に浸りながら。

そんな太郎や他の客の視線を気にしながら、どうにか対応を終えた恵は、合間を見て姿を取り繕い、成田に到着した。
恵にとっては、今までに経験の無い、長い長い悪夢のフライトであった。そもそも27年の人生で、ここまで恥ずかしい思いはしたこと無いという一晩であった。



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画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」CAアンリ様からお借りしています
(原寸より縮小しています)






























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