<第24話:籠の中の>

「ケースから硬貨が飛び出しましたよ。」

恵は太郎の言葉にハっとした。
胸元を開かれてボタンを留めようと焦ったあまり、ケースのファスナーが開いていた事を忘れていた。

「あ、申し訳ありません。前を失礼しますね。」

そう言いながら、恵はコインを拾うために窓側席に向かおうと太郎の前で大きく足を踏み出した。が、その姿勢でまたしても時間を止められた。

俺の前を通り過ぎるためには足を大きく踏み出さなきゃいけないもん、こうなるよな。
CAのスカートは丈長めとは言え、これだけ大きく足踏み出せば、裾が随分と広がって上がるってもんだ。自分で俺の目の前でパンスト脚披露して、触りたい放題じゃん。

太郎は、両手を目の前に大きく開いて差し出された黒い美脚に向かって手を出すと、踏み出した脚の膝、通路に残した脚の膝裏に手を当て、そこから太腿、裏腿とパンスト上を這うようにスカートの中へ進ませていった。

このパンスト脚、今日は何回撫でてるかなぁ。スカートの中も手を入れたい放題だもんね。
股間到達。軽く揉むだけで中から汁が染み出してくんじゃってぐらい、もうビショビショって感じじゃん。パンスト越しでも手に愛液がこびり付くもん。
流石のCA様もバイブでアソコで震わされると、単なる女として液ながすんだな。これならパンスト通り抜けて大放出するまで長くはかからなそうだぞ。
そうだ、もうちょっとスパイス追加して美味しそうにしてやるか。

太郎は、右手をスカートの中から出すと、恵の眉を愛液の付いた指でなぞり、そのまま耳の上から後ろに流して巻き込んでいる前髪を掴み、手前に引っ張った。
綺麗に流して固めていた前髪は、いとも簡単に引き出され、恵の目元を隠すように顔の前で垂れ下がって乱れた。機内で見せることのない前髪の乱れである。

この前髪の乱れ、如何にもアソコの疼きを必死に耐える27歳の小娘って感じが出てきたじゃん。
そういえば、こうやって近くで見ると、随分と顔や首筋に汗が滲んできてるじゃん。これだけ汗が出てくると、そのうち流れる汗でメイク崩れ始めるかもな。この厚化粧、どう崩れるか見物だ。
まぁ、キャリア5年目CAともあろうお方が何とも無様な姿だこと。でも、まだまだ序の口。私は何もできない27歳の小娘ですって自覚できるようにしてあげるからね。恵ちゃん。

恵は窓側席に入り、散乱したコインを拾おうとしゃがんだ。

え、目に髪の毛?前髪が乱れたってコト?何でそんな急に。こんなトコじゃ直せないよ。
しかもアソコの震えも止まらないままだし。というか少し強くなってきてるし。グショグショに濡れてきてる。お客様に匂いが漂ってなければ良いけど。
とにかく早く終わりにして戻らないと。とてもじゃないけど、このままじゃ長くは持たない。もう冷たいのが内腿に流れ始めてるし。急がなきゃ。

間違っても喘ぎ声なっど出さないよう、必死に歯を食いしばりながらコインを拾う恵であったが、全く進まない。股間を襲う振動は徐々に強く、大きく、早くなってきている。
余りの辛さに左手でスカートの裾を強く握り、スラっとした黒い美脚もガクガク震えるのを抑えきれない。
既にアソコから出る愛液はパンティやパンストを濡らすだけでは飽き足らず、太腿をなぞるように流れ始め、床に垂れないかと冷や冷やしてるくらい。決壊も時間の問題である。
愛液は未だ本人しか分からないレベルだが、前髪を乱し、荒い息遣いでしゃがみながら脚や背中を震わしている後姿なぞは、制服を着て身綺麗にしてるだけに尚更哀れに見える。

どうにかコインを拾い終わった恵は、早くこの場を抜け出そうと窓側席からしゃがんまま太郎の方に向き直った。

「大変失礼致しました。また前を失礼し…」

苦しい顔をしながら太郎に向かう恵であったが、言い終わる前に止まってしまった。

ば~か。大変失礼しました?失礼するのは未だこれからだよ。
残念だけど恵ちゃんはココから出られないよ。俺が作った檻の中で未だ情けない姿し続けてもらうんだから。籠の中のCAってヤツだ。

太郎は、恵がどうにか拾ったケースの中のコインを掴むと、再び床に投げ、改めて時間を動かした。

「また前を失礼し、、え、何で!?」

足許にコインの落ちる音を聞いた恵は、目を大きく見開いて下を見た。拾った筈のコインが下に散らばっている。
慌てて落としたコインを拾おうと床に手を伸ばした先に、今度は恵が首に巻いていたブルーのスカーフが落ちた。
続けざまに胸に着けていた名札、胸ポケットに入れていたペン、メモ、更には襟足を留めていたヘアピン。次から次へと恵の身体から床に落ちて行った。

「う、うぅぅ、あぁ、ん、あぁぁぁ。」

恵は突然喘ぎ声を抑えきれなくなった。股間を襲う振動が、より激しく、大きくなってきたのだ。内腿を流れ落ちる液も増えてきている。
遂にアイメイクの効いた目が虚ろになりつつ大きく見開き、口も半開き。両腕をクロスして半袖ワンピースの袖を強く握りしめ、その場に蹲ってしまった。体が小刻みに震えている。

「だ、ダメ。もう。ごめんなさい!」

突然声を上げた恵は、床に落ちたものも現金ケースも全て残して、太郎の前を跨いでトイレに走っていった。
太郎の前を通過した時には、両足のパンプスを失っていたが、そんな事に気付く余裕など全くなかった。
ただただ、アソコが洪水する前にトイレへ逃げ込まねば。それだけが彼女の頭の中を支配していた。

太郎の隣席の床には、恵が落としたあらゆるもの、そしてパンプスまでもが全て転がっていた。



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画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」CAアンリ様からお借りしています
(原寸より縮小しています)






























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