<第16話:観念したキャリアウーマン>


史郎はその場でしゃがみ、目の前で両手・両膝をカーペットにつき、俯いて泣いている真樹の後ろ髪を右手で掴み、強引に顔を上げさせた。
今日この場でプレゼンに臨むため、アイラインを強めに入れてキリっとした仕上げにしていた目からは涙が溢れ出し、頬を伝ってダラダラと流れ落ちている。

「おやおや、三ツ瀬さん。折角の勝負メイク、無残に崩れちゃいましたね。キャリアウーマンが誇る美しい顔も、化粧崩れを起こすと大変だ。凄く面白いことになってますよ(笑)」

無理矢理顔を上げさせられた真樹は、プライドも何も無く、マスカラを黒く滲ませた涙をボロボロと流しながらヒクヒクと泣くばかり。涙をいっぱいに溜めた目で、史郎を見つめていた。

「ひ、酷い。何で?何で止めてくれなかったの?」

下僕になると言った瞬間、膣内の刺激は止むどころかむしろ強まり、下が決壊するまで止まらなかったことを恨みに思っている真樹。
プライドを捨ててまで史郎の軍門に下ることを認めたのに、あまりに酷い仕打ちだと。そんな気持ちが彼女を泣きながらも抗議させていた。

「何で?止めましたよ。止まってるでしょ?今。僕が止めようとした時に、三ツ瀬さんが勝手に下から垂れ流したんじゃないですか。
 スーパーキャリアウーマン。仕事は滅茶苦茶出来る凄い人だけど、こっちの方は弱いんですね。もうちょっと持つと思ったんだけど、想像以上にあっさり崩壊したから、僕の方が驚きましたよ。」

絶対に違う。あの時、中の刺激は狙いすましたようにポイントを強く突き、私が耐え切れずに垂れ流すのを待っていた。そして、狙い通り垂れ流したのを見て止めた。
私は仕事のために勝負モードでこの場に臨んだのに、コイツはそんな私が崩れ落ちるのを見て楽しんでる。しかも、私はコイツに何をどうされたのか未だに分からない。

真樹は悔しさで一杯だったが、ここまで好き放題に弄ばれた後とあっては、文句を言う勇気も無かった。そんな真樹の心情を読み切っているかのように、史郎が言葉を継いだ。

「三ツ瀬さんが勝負モードのまま無様に崩れる姿を見せてくれたから、僕の方が興奮してきちゃいましたよ。どうしてくれます?元気になった僕の大切なムスコ。折角だから三ツ瀬さんに世話してもらおうかなぁ。」

言いながら、史郎が意味あり気に指をさす。その先、真樹の目の前には、彼の陰部を隠すズボンがピラミッド状に盛り上がっている。何故か?それは真樹にも直ぐ分かった。

「えっ!?せ、世話って。。。」

真樹は、とぼけた顔をしながら涙声で尋ねた。本当は史郎が何を言わんとしているかくらいは分かっていたが、そんなもの受け入れられる訳が無い。

「何をとぼけたこと言ってるんですか。キャリアウーマンが自慢のスーツ姿で手も足も出せずに情けなく這いつくばってるんだ。密室で一人こうなったら、やることは下の世話しかないじゃないですか。
 三ツ瀬さんの勝負メイク、目は崩れちゃったけど、いつもより鮮やかに彩られた赤い唇が残ってるじゃないですか。その魅力的な口で僕のムスコを世話して下さいよ。」

「えっ!?く、口で!?」

言いながら早々とズボンを脱ぎだす史郎を目の当たりにして真樹は絶句した。密室と言っても、ここには二人の他に隆と太郎がいる。そう思って、驚きながらも視線を横にずらす。
が、いる筈の場所に誰もいない。気づかぬ間に会議室は史郎と真樹の二人だけになっていた。真樹が恐怖に震えつつ視線を元に戻した時、史郎は既に下半身を露出し、彼女の目前に大きく膨れ上がった一物を見せていた。

「佐藤さんと山田さんはとっくに出ていきましたよ。僕に気を使ってね。嬉しいなぁ。スーパーキャリアウーマン三ツ瀬真樹が、大切な時だけに見せる勝負モードで僕のペニスを銜えてくれるんだもん。」

「えっ!?そ、そんな。。。く、銜えるだなんて。。。」

カーペットにへたりこんだまま恐怖に震える真樹が後ずさりをしようとした。が、史郎がすかさず彼女の髪の毛を掴んで、逃げられないように留める。

「なに逃げようとしてるんですか?僕の下僕になるというのは嘘だったんですか?まぁ、良いですよ。嫌なら嫌で。今日のところは見逃してあげても。
 ただ、明日は会社で面白いことが起こるでしょうねぇ。スーパーキャリアウーマンとまで呼ばれる三ツ瀬さんが、秘書課のフロアで今日みたいに喘いで下から垂れ流しちゃうの。みんな驚くだろうなぁ。
 今日ここで僕の言う通りにするなら、明日は無事だと思いますけど。さて、どうします?勝負モード全開でカッコ良くスーツ姿をキメてるキャリアウーマンさん?」

「わ、分かりました。。。い、今、ここで、、、や、やります。。。」

観念した。会社で、他の同僚がいる所の惨状なんて起こされたら、人間として壊れてしまう。それを避けるためには、今ここで従うしかない。
仕事の真っ最中に水島史郎ごときの言いなりになって、フェラをするなんて言うのは、屈辱以外の何物でも無いが、対抗する手立てが無いのだから仕方がない。

遂に、赤く彩られた真樹の口が開かれ、そして目の前で突き立っている太い肉棒をパクリと銜えた。



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画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」MIKOTO様からお借りしています



















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