<第13話:豹変>

「ん、あ、あぁ、あぁぁん。」

黒革のニーハイブーツに包まれた両脚を掴み上げられてV字に開かれ、絶望に暮れながら股間を弄られている彩の口から思わず吐息が漏れた。太郎と純也にもその声が聞こえた。
そしてその瞬間、純也が股間から手を放し、左手でニーハイブーツを掴んだまま彩に肉薄し、スプレーでバリっと固めて斜めに下された彩の前髪を右手で掴み、吐息が感じられるほどに顔を接近させた。

「何?今の声?」

「え!?」

驚いた彩が涙を湛えた目を大きく開き、間抜けな返事をしながら純也を見返した。

「だから今の声だよ。もしかして、股間弄られてたら思わず出ちゃったってヤツ?」

「う、うぅぅぅ。」

彩は言葉に詰まった。図星である。しかし、そんなことは認めたくない。こんな高校生にちょっと弄られたくらいで。

「図星か!こりゃ面白いや。おい山田。聞いたか今の声。こんな派手なコス着てケツ出してる癖に、ちょっとパンストの上から股間を弄られただけで声出ちゃったってよ。
 人気RQとか言っても大したことないな。水沢彩なんて所詮こんなモンらしいぞ。コイツは面白くなってきたぞ。」

太郎は純也の豹変ぶりに驚いた。太郎の誘いに躊躇していた、さっきまでの真面目な先輩ではない。太郎など足許にも及ばないような獣の顔になった。
彩も同じことを感じたらしい。純也に迫られている彩が、怯えた目をして太郎を見ている。助けて欲しい。涙で真っ赤になった目がそう訴えている。
太郎は迷った。彩の喘ぎ声が先輩のスイッチを入れてしまった。これはマズいかもしれない。このままだと先輩が行くところまで行ってしまうかも。そろそろ終わりにした方が。。。

「ね、面白いでしょ。先輩。人気RQ水沢彩と言ったって、襲ってみればただのオンナなんだから。俺たちみたいな一介の高校生でも簡単に泣かせちゃえるんだよ。
 俺、気に入っちゃいましたよ。頑張って派手なコス着て恰好つけてる年上のお姉さんを、弄り回してただのオンナにする遊び。先輩のお陰です。」

「お、おぉ。」

「ほら。厚底のニーハイブーツで脚を長く見せてたけど、襲われちゃうと、こんな靴じゃ走って逃げることも出来ないんですもん。RQなんて哀れなもんですね。」

言いながら、太郎は掴んでいた彩の左脚、黒いニーハイブーツに包まれている左脚を、地面についてる尻が浮き上がるほどに持ち上げながら前後左右に振り回した。
そんな乱暴に扱われている彩が、赤く彩られた口を半開きにし、真っ赤な目で太郎を見上げている。絶望の目。黒いアイシャドウがバリっと目元を引き締めてる分、見下ろす太郎からは一層惨めな姿に映る。
一瞬躊躇した太郎であったが、最初に見せていたカッコいいRQ水沢彩が、獣と化した純也によってどこまで崩されていくか、その興味が勝ってしまった。

その通りとばかりに太郎を見て頷いた純也が、彩の右脚を自分の膝で押さえつけ、黄色い衣装の上から両手で胸を揉み始めた。

「え!?い、いやっ!ちょ、ちょっと!」

彩が思わず悲鳴のような声を上げた。純也が衣装の上から揉むだけでは物足りないと言わんばかりに、胸の下からコスチュームを掴み、強引にずり上げ始めた。

「ほらほら。頑張って締め付けてるから、大切な肌に痕が付いちゃってるじゃん。派手な衣装もこうやって必死に中を隠さないといけないから大変だね。どうせちょっと掴んでずらすだけで簡単に剥がれちゃうのにね。」

笑いながらズルズルと衣装をずらしていく純也。彩の衣装は純也に握られて皺になりながら見る見る乳房の上、肩の方へずり上げられていき、あっという間に乳首を純也の目前に晒してしまった。
間近で彩の乳首を見た純也は、興奮の度合いを益々高め、両手で乳房を揉み、口で乳首を咥え、舌先で嘗め回し、好き放題に弄っていった。

「や、やめ。。。あ、あぁぁ。。。」

彩の口から喘ぎ声が漏れる。よりにもよってこんなところで高校生にとは思うが、身体の反応には逆らえない。

「どうした?水沢彩。また良い声出し始めたじゃん。まだ乳首舐めてるだけだぜ。俺たちみたいな高校生でも、こうも易々とRQにそんな声出させることが出来るって分かったら、益々止められなくなってきたよ。」

左手で彩の髪の毛を掴み、触れ合うほどに顔を近づけながら話し掛ける純也。そんな間に純也の右手が彩の股間に回り、スカートの中に入り込み、そしてパンストのゴムを掴んだ。

「えっ!?や、いやっ。ちょ、ちょっと。何!?」

焦った彩が声を出しながら両手で押さえにかかるも、身体のバランスが悪いわ、二人に押さえ込まれてるわで、思うように動けない。
そんな動きを尻目に、純也の右手はウェストを締めるパンストのゴムを潜り抜け、スルスルと中に入り込み、更にはパンティの中にまで滑り込んでいった。
立ったまま左脚のニーハイブーツを掴み上げ、捲れたスカートと中の股間を見下ろしている太郎には、そんな純也の右手の動きが、ベージュの生地を透かして丸見えだった。

中は弄らないと約束した太郎であったが、この時すでに約束なぞどうでも良くなり、純也が彩をどうするか、興味はその1点に絞られていた。



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