<第17話:侵入>

上半身の衣服がはだけ、乳房を露出したまま立ち尽くして太郎に迫られる祐佳は、遂にウェストで留めているミニスカートの中へ、太郎の侵入を許してしまった。

「いやっ!だ、ダメ!そっちはっ!」

両脚を窄め、慌てて太郎の手を抑えようとする祐佳だったが、既に彼女の手は太郎を抑え込むだけの力を籠められる状態になく、ただ添えるだけになってしまった。
そんな祐佳の姿を嘲笑うかのように、太郎の手は易々とスカートの裾を広げて手を押し込み、窄めた内腿の間を通り抜け、守ろうと必死になっているパンティの上から股間を撫でた。

「何がダメだよ。こんなミニスカート履いて突っ立ってるんだもん、中に手を入れて触って下さいって言ってるようなもんじゃん。
 だから、ほ~ら。望み通り開けっ広げられてる祐佳ちゃんの股間を撫でてあげますよぉ~。一生懸命脚閉じたって無駄だからね。」

「いやっ。あ、そ、そんな。。。」

立ち尽くす祐佳に身体が密着するほどに接近し、左手を頭の後ろに回して恥じらう顔をじっと見ながら、太郎の右手はスカートの中でパンティ越しに股間を前後に撫で続ける。
白くて薄い布を間に挟んでいるとは言え、太郎の手には中に隠された割れ目の柔らかな感触と温もりが伝わってくる。
太郎は少しずつ、少しずつ、撫でる指先の強さと速さを上げていった。

「あ、あぁぁ。ああぁん。んんん。。。」

撫でているうちに、祐佳の口から吐息が漏れ始め、更に赤らめた顔を俯けてしまった。
それにつれて股間を撫でる太郎の手には、少しずつ湿った感触がパンティの生地を通して伝わってきた。

「あ~ら。及川祐佳さん、またまた良い声出し始めて、パンティの生地も湿っぽくなってきたけど。これってもしかしてぇ~。」

時は来たれりという感じで太郎の指先がパンティの上を横に滑り、内腿に触れた。その瞬間、

「やっ!だ、ダメ!そこはっ!」

何をされるか悟った祐佳は、反射的に両腿を内側に窄める力を強めつつ、両手で太郎を押しのけようとした。
しかし、太郎の方が早い。祐佳の手に力が入る前に頭の後ろに回している左手で髪の毛をガッシリと掴み、密着した身体を離れようのないようにしてしまった。

そうこうしている時と、太郎の指が中に入り込んだときは同時であった。
パンティの隙間から指を滑り込ませた太郎は、指先を股間の割れ目に沿わせて撫でていった。
奥に、手前に。何度も何度も表面から。そんな太郎の指先には陰毛のザラつきと、素肌とは違う生暖かい液体の感触が伝わってきた。

「ねぇ祐佳ちゃん。俺の指に何か生暖かくて、ちょっと粘っこいものが纏わりついてくるんだけど、、、これって何だろう?頭の良い先輩の意見を聞いてみたいな。」

股間を撫でながら、ニヤニヤと祐佳を見下ろす太郎。
恥じらい、涙で崩れた顔を堪能したい太郎は、祐佳が俯かないように、左手で掴んだ髪の毛を軽く引き上げ続けている。

「いや。そ、そんな。あ、あぁぁ。」

何かを言い返そうとする祐佳であったが、まるで言葉にならず、喘ぎ声だけが漏れ続ける。

「そうか。既に単なるメスに成り下がっちゃった祐佳ちゃんじゃ、そうやって鳴き声出すくらいしかできないか。ご自慢のオツムも回転止まっちゃった?
 そこまで堕ちたなら、もう奥まで突っ込んでいっても何も言えないね。素敵な及川祐佳先輩だから、きっと奥の方も素敵なんだろうな。」

言うが早いか、太郎の指先がスっと奥に滑り込み始めた。

「え!?だ、ダメ!あ、あぁぁ。あぁぁぁ!」

一瞬拒絶しようとした祐佳であったが、殆ど抵抗らしい抵抗もなく、すんなりと指を割れ目の奥まで差し入れられてしまった。

「ダメって、全然そういう反応じゃないし。ほら、こうやって上下に指を動かしてると、先輩のアソコからどんどん、どんどん汁が出てくるよ。僕の指だけじゃなくて掌にまで生暖かいものが流れてくるもん。
 成績ナンバーワンの及川祐佳ちゃんも、こうなっちゃうとホント哀れなメス猫ちゃんだね。もう俺の前で先輩面できないなぁ。可愛い可愛い祐佳ちゃん。もっともっと素敵な鳴き声を聞かせておくれ。」

太郎に言われるまでもなく、今の祐佳は既に先輩としての威厳など微塵も残っていない。後輩に弄ばれて泣くだけの哀れな先輩に成り下がっている。
上を剥がれて乳房を露出し、スカートの中に手を突っ込まれ、アソコを弄ばれ続けて愛液を漏らし。
ミニスカートから伸びるルーズソックスに包まれた細い脚も、股間の刺激に耐えられず、内側に窄めながらガクガクと震わせている。

今ここで起こっている光景は、先輩と後輩のやり取りではない。獲物に襲い掛かる男と、襲われて泣き叫ぶ女の関係である。

「こんだけ濡れてきたってコトはぁ~♪」

太郎は歌うように祐佳に向かって話すなり、突然その場にしゃがみ込んだ。



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