<第16話:成績ナンバーワンでも>

ブラカップを強引に動かさないで欲しいという祐佳の訴えを受け入れ、じゃぁとばかりに背中に手を回した太郎。
その動きを見て反射的に両手でブラカップを押さえた祐佳。

太郎は手際よく、祐佳の背中を留めているブラジャーのホックを外していった。背中に止まっていたブラジャーのバンドが祐佳の脇の下に垂れ下がる。
両手で胸を押さえたまま、涙目で訴えかけるように太郎を見つめる祐佳であったが、身を硬くしたままそれ以上の抵抗は示さない。

「邪魔なんだよ。」

小さく一言、祐佳に向かって言葉を投げつけた太郎は、祐佳の手と手の間、両の乳房を包むブラカップの繋ぎ目を右手で掴むと、祐佳の胸からブラジャーを引き抜いた。
まともな抵抗も示さないまま、祐佳は両掌からブラジャーを引き抜かれ、乳房を掌だけで隠す状態になった。

「ほら、凄く刺激的な恰好になったね。ちょっと立ってみてよ。オッパイ丸出しで下半身だけスカートとルーズソックスで決めてる先輩の立ち姿。それだけでもそそられそうだから。」

抵抗することすら出来なくなった祐佳は、言われるまま大人しくその場に立ち上がった。

足許は片足だけ残された黒いローファー。膝下は白いルーズソックスが包み込み、太腿の上半分からウェストまでは青いミニスカートが巻いている。
ここまでは、靴が片方脱げただけ、まだまともな恰好である。
しかし、ウェストを締めるミニスカートの上は、捲れた黒いインナーが腹の上までを漸く覆うだけ、白いワンピースは背中越しにヒラヒラとしていて、前を隠すには至っていない。
そして、乳房を隠す筈のブラジャーは完全に取り払われ、両手で乳房を隠すように押さえて、泣きながら立ち尽くす。

元々は冬服の装いで、ブレザーもベストも着て、正しく女子高生姿で魅せていた祐佳だったが、太郎に1枚、また1枚と剥がれ、遂に上半身は隠すものを殆ど失ってしまったと言っても過言ではない。

「お、お願い。もう終わりにして。こ、これ以上は耐えられないよ。。。」

泣きながら懇願する祐佳であったが、太郎にはそんな願いを聞く気は更々無い。

「何言ってるんだよ。オッパイ丸出しにしておいて、今更終われる訳ないじゃん。人前でこんな格好させられなかっただけでも有り難いと思えよ。ねぇ、可愛い及川先輩。」

抵抗する気力を失った相手とは言え、何とも馬鹿にした言い方である。
祐佳の方も、校内を颯爽と歩き、後輩の太郎を強引に使って駅まで送らせた先輩としての威厳は全く残っていない。男子生徒にいいように弄ばれる可哀想な女子生徒。そんな関係になってしまっている。

「ほ~ら祐佳ちゃん。俺にその大切なオッパイ拝ませてくれよ。」

完全に上から目線で迫っていく太郎は、胸を隠す祐佳の手などは早々に払いのけて、易々と乳房を両手で包み込んで揉み始めた。

「あ、あぁ。。。」

太郎に乳房を強く揉まれ、指先で乳首を弄ばれた祐佳は、思わず声を発してしまい、またそんな自分に嫌悪感を覚えて、慌てて口を閉じた。

「へぇ。及川祐佳でもそんな声出すんだ。こいつは面白くなってきたぞ。」

「え、ちょっ。いやっ。」

一瞬とは言え、祐佳の喘ぎ声を聞き逃さず興奮し始めた太郎は、制止しようとする祐佳の両手を逆に掴みとり、乳首に食いついた。
太郎の口が祐佳のオッパイの先を揉み、舌先で乳首を上下左右に嘗め回し、そして口に銜えて引っ張り。とにかく好き放題に弄んでいった。

「いや。あぁぁ。あっ、あぁぁん。」

クチュクチュと唾液を着けながら乳首を弄ばれ続けた祐佳は、自らの意思に反して発する喘ぎ声を抑えきれなくなってきた。

「へぇ。成績ナンバーワンの及川祐佳もやっぱフツーに女なんだ。こうやってオッパイ揉んだだけで、そんな色っぽい声だすんだもんね。」

「い、いや。そ、そんな。。。」

顔を上げて祐佳を見ながら茶化す太郎。
恥ずかしさのあまり何かを言い返そうとする祐佳であったが、言葉が継げないくらいに狼狽し、顔を赤らめている。

「そんな、何だよ?どんなに澄ましてたって、制服剥がれて弄られりゃ及川祐佳もただのメスだってこと、俺が証明してやるよ。」

今まで憧れ続けてきた祐佳が、トレードマークの制服を剥がれて、自分に弄られるうちに、泣いて狼狽しきって何も出来なくなる姿を目の当たりにした太郎は、ますます図に乗ってきた。

「え、いやっ!そこはっ!」

太郎の動きに焦った祐佳は、慌てて両手を下げて太郎の手を抑え込もうとした。
しかし、今の祐佳に太郎を制するだけの気概は残っていない。
ミニスカートの中に手を突っ込み始めた太郎の手に、自分の手を添える、たったそれだけの行動しか出来なかった。

太郎の手が、ブルーのミニスカートの裾から、易々と中に入り込んでいった。



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