<第14話:念願叶う日>

時間が止まって誰も動かない裏通り、祐佳は地面に尻をついたまま、太郎を見上げている。
ルーズソックスに包まれた左脚は太郎に掴み上げられ、股が開いて捲れ上がったスカートから白いパンティを覗かせたまま、震えている。

「ど、どうして?どうしてこんなことするの?」

涙声になりながら、祐佳はやっとの思いで言葉を発した。

「どうして?決まってるじゃん。高校で一番可愛くて頭の良い先輩と二人っきりになったんだ。こんな願ってもないチャンス、時間を止められる俺としてはこの瞬間を逃せないわけよ。
 入部した時からの夢だったんだ。このちょ~可愛い先輩がカッコ良く魅せる制服姿、そして美脚を取り巻く純白のルーズソックスをとっ捕まえて犯して、ヒーヒー言わせて泣かしてやりたいってね。今日その念願が叶うって訳。」

「そ、そんな。ひ、酷い。。。」

目の前にいるのは素直な後輩君、ではない。今までと全く違う太郎の態度を見た祐佳は、兎に角この場を逃れようと掴まれた左脚を振り解くべく必死に動かし始めた。

「止めて!お願い!放して!」

必死に振り解こうとする祐佳。しかし太郎の力の方が圧倒的に強い。白い布に包まれた左脚が虚しく動くだけで、太郎の手から抜け出ることはなかった。

「きゃぁっ!」

太郎は両腕でがっちりと祐佳の左脚を太腿まで掴み込み、手前に引っ張った。
祐佳はたまらず尻をついたまま地面を引きずられ、身体ごと太郎の方へ引き寄せられた。ミニスカートも益々捲れ上がっていく。
太郎は祐佳を引き寄せるなり、掴んでいた左脚を放し、そのまま手を伸ばして今度は祐佳の髪の毛を鷲掴みにした。

「痛い!ちょっ!引っ張らないで!」

突然髪の毛を引っ張られた祐佳は、たまらず悲鳴を上げた。

「あ、痛かった?先輩が暴れるからいけないんだぜ。早く元の世界に戻りたかったら大人しく言うこと聞けって言ったじゃん。
 先輩がちょ~頭良くて、ちょ~美人でも、俺が作り出したこの世界の中じゃ何も出来ないんだ。痛い思いしたくなかったら素直にするんだな。
 それに、今こうやって二人の世界に引き込んでるって事は、皆が見てる前で先輩の制服をさっきみたいに剥ぎ取っちゃって中を披露するってのも出来るんだぜ。
 そん時、頭の良い先輩はどんな反応するのかなぁ?まぁ、今でもこんなんだから、その場で蹲って泣くくらいしか出来ないんじゃない?
 それが嫌だったら、俺だけの前で恥ずかしい思いしてるだけの方がマシだと思うけど。まぁ、俺は皆の前で醜態晒して泣き出す先輩も見てみたいから、どっちでも良いけどね。」

太郎は、髪の毛を掴んだまま顔を近づけて祐佳に話し掛けた。
祐佳も流石に観念したか、震えて地べたに座り込んだまま、下から太郎を見つめていた。

「やっと分かったみたいだね。俺は嬉しいよ。白昼堂々と憧れの及川祐佳先輩を好きに出来るんだから。」

髪の毛から手を放した太郎は、両手で祐佳のブレザーのボタンを外し始めた。
祐佳の時間は止まっていない。意識のある祐佳に対して堂々とである。

ブレザーの次は、ベスト。こちらも上から1つずつ順番に。間もなくベストのボタンも全て外れ、白いブラウスのボタンが見えるようになった。
太郎は、ボタンを外したブレザー、そしてベストを祐佳から脱がしていく。

この間、祐佳は地べたに尻を付け、顔を横に背けたまま動かない。目から涙が流れ落ち、口を固く結んで泣いているのが太郎からもよく見えていた。

白いブラウスにブルーのミニスカート、足許にはルーズソックス。右足には黒ローファーを履いているが、左足は脱がされたままなので、ルーズソックスのまま地面を踏んでいる。
そんな姿で悔しそうに黙って泣く祐佳を見下ろす太郎は、学校で見せたことのない光景を自分が作り出し、意のままに進んでいることに優越感を感じていた。

白いブラウスの中に透けて見える黒いインナー。そしてその中に隠されている白いブラジャー。
一度中を見たとは言え、さっきとは違う。何せ恐怖に怯え、涙を流す祐佳に対して堂々と、1枚ずつゆっくりと剥いでいく楽しみを味わえるのだから。

太郎はブラウス越しに、肩から胸にかけてインナーの肩紐に沿って指をなぞらせ、そして指先で胸の膨らみを突き、更に手を広げて膨らみを包み込むように揉んだ。

「あ、あぁ。」

固く結ばれていた祐佳の口から思わず溜息が出た。

「良いねぇ、この感触。ブラジャーがしっかりと包んでるから、硬さと弾力が同居してるよ。」

思わず声を上げたことを恥じ、改めて口を固く閉ざしてそっぽを向く祐佳。
そんな祐佳を見つめながら、太郎は胸を揉みつつ話を続ける。

「この白いブラウスから透けて見える黒いインナー。夏の間中、いつかこの中に手を入れて触ってみたいと思ってたんだ。
 今日はやっと念願叶ってご対面出来るってヤツだ。二人きりの時間サービスしてくれてありがとね。素敵な及川祐佳先輩。」

言いながら、太郎はブラウスのボタンに手を掛けた。



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